インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

5月2日満月 …呪術の実践! 2

2007-05-02 13:00:22 | カスタネダ『呪術の実践』 !
何事でも没頭すれば、時間とエネルギーがかかる。
この本…。
実践する価値があるのか。
まあ、やってみよう。
オカルト本ではあるが、肉体を動かす分、健康には良いかもしれん。何か太極拳とか、ヨガに似ている。

「ドン・ファンは私にいった」のオンパレードで、何か自作自演の気がしてならん(胡散臭い本を面白くし、説得力を増すための工夫か?)。

 本の長い「まえがき」で全体のイメージが、ぼんやりと湧いてくる。
その最後で、古代メキシコ呪術師の「古代」とは、「一万年以上前」をさすという(もちろんドン・ファンが言った)。

さて、内容を見よう。目的はどこら辺にあるだろうか?
たぶん、ここらかな(?)。

 ドン・ファンいわく、
「人間は、宇宙を流れるエネルギーを、気流として、風のような振動として知覚できる。それは、人間固有の解釈系統を一時的に停止させることによって可能となるのだ」(部分的に省略)

「その解釈系統って、いったい何なの、ドン・ファン?」私は尋ねた。

「古代メキシコの呪術師たちは発見したんだ」と彼は答えた。

「人体のあらゆる部分が、何らかの形で、この振動性の流れを感覚入力データというべきものに変換する作業にかかわっているのだってことをな。変換された感覚入力データの総量が、使用されることによって、さらに解釈系統へと変換される。こうして人間は世界をあるがままに知覚することが出来るのだ。
 この解釈系統を停止させるのに、古代メキシコの呪術師たちは物凄い修練を積まなければならなかった」とドン・ファンは続けた。

「この停止を見ることと呼び、それを自分たちの知の礎としたのだ。宇宙を流れるエネルギーを見ることは、彼らにとって、分類上の体系を作るための不可欠の手段だった。一例をあげれば、この能力を持っていたがために、彼らは人間が知覚できる宇宙全体を、何千もの層からなるタマネギのようなものだと考えたのだ。人間が住んでいる日常世界は、その中の一つに過ぎないと信じていたんだよ。そしてその結果、こうも信じていた。つまり人間は他の層を知覚することが出来るばかりか、他の層も人間に最初から与えられている遺産の一部である、とな」
 以下、カスタネダの解説が続く…。

 「人間固有の解釈系統」というのは、「通常の知覚パラメーター(変数)」と言い換えて説明されている。

 ドン・ファン系統の呪術師たちの考えによれば、人間は誰しも通常の知覚パラメーターを打ち破りたいという強迫観念にとらわれているのだそうだ。

 ドン・ファン・マトゥスに言わせると、我々がそのパラメーターを打破できないでいるのは、文化や社会環境のせいなのだ。彼はこう主張した ―― 文化や社会環境が、我々に本来備わっているエネルギーを、確立された行動パターン遂行の方へ残らず回してしまうので、その結果、我々の通常知覚のパラメーターを打ち破ることが出来ないのだ、と。

 つまり、麻薬や興奮剤、宗教的儀式などは、これら通常の知覚パラメーター(人間固有の解釈系統)を打ち破るために頼るものらしい。だがそれでは幼稚すぎると…。

よって、通常の知覚パラメーターの打破→ エネルギーの移動→ マジカルパスの厳密な実践 となるのかな。 

 自分を破壊せよ! ってことか。 

 だが通常の回路を壊すと、イカレチマウゼ!
 
 アブネーゼ!
  


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