インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

エネルギー体

2011-01-11 19:42:54 | カスタネダ『呪術の実践』 !
 大晦日から正月にかけ読んだ本。
マクモニーグルが語るリモート・ヴューイングの世界
植田 睦子
ハート出版

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 何かしらカスタネダの呪術師の世界を髣髴させた本で、古代メキシコの呪術師ならば、エネルギー体を利用して自由自在に遠くにあるものを透視できたのではないか。

 『無限の本質』より

 ドン・ファンによると、エネルギー体とはエネルギー場の集合体であり、宇宙を流れるエネルギーとして見たときには、肉体を構成するエネルギーの鏡像なのである。エネルギー体は肉体の輝く球体よりも小さく、緻密で重そうな外観をしている。

 肉体とエネルギー体は、何か不思議な凝集力によって一つのまとまりへと圧縮されたエネルギー場の二つの集合体なのだ、そのような一群のエネルギー場を一つにまとめている力は、古代メキシコの呪術師たちによれば、宇宙における最も不可思議な力である。

 肉体とエネルギー体は、人間としての我々の領域において唯一平衡を保っているエネルギー形態であり、これ以外の二元性(精神と肉体、魂と肉)は精神の連鎖に過ぎない。

 誰でも修練を積むことにより、エネルギー体を肉体に接近させることが可能になる。通常は、これら二つの間の隔たりは非常に大きい。いったんエネルギー体がある範囲内に入ると、(この範囲の大きさは個人個人で異なる)、修練によって誰でもエネルギー体を自分の肉体の寸分たがわぬ複製へと加工することが出来る。要するに三次元の確固たる存在へ加工できるのである。ここからもう一人の自分とか、分身とかといった呪術師の考え方が生まれた。これと同様に、誰でも同じ修練の過程を通して、三次元の確固たる肉体を、自分のエネルギー体の完璧な複製へと加工できる…


 というわけで、エネルギー体を鍛えるためにマジカルパスをしなければならない(上の文と全く同じ記述が『呪術の実践』にもあります)

 「もう一人の自分」ということになると、スピリチュアルな世界では「ハイアーセルフ」というわけで、ハイアーセルフの意識がどうなっているのか、知るすべもない。むしろ、ハイアーセルフに「意識」などあるのか(そもそも肉体すらないのに)ということになり、グダグダ考えている意識まみれの自分は一体何なのか…

 どうやら意識の炎を食べるような「捕食者」が存在するらしい。鶏は鶏舎で育てられているごとく、人間も人舎で飼育されているという。「捕食者は我々人間に唯一残されている意識の部分である内省につけ込み、意識の炎を作り出して、それを捕食者特有のやり方で冷酷に食い尽くしていく。彼らはこれら意識の炎を燃え上がらせるために無意味な問題を我々に与える。われわれの擬似意識のエネルギーの炎を餌として食べ続けるために、そうやって我々を活かし続けるのである…」

 まるで死神の教義である(どっかの小説にあったような…)

  小説にするなら、もってこいの題材ですね(妄想しながらその意識を餌として食べられて下さい)

 う~ん、これこそ、インディオのためにあるようなテーマである。

 書きながら闘ってみますか(この間のストラップの写真をどうぞ)

  
 

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