インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

米価の夢

2010-10-23 04:59:14 | 考えるインディオ
  昨夜、長々とコメについて記述したせいか、夢にまで出できた。そこでは農家がやっていける?値段までが、くっきりと浮かび上がった。ズバリ30キロ9700円。(う~ん、かもしれないが、8000円ぐらいでないと悪いような…)

 消費者は日本の良質なコメを食べたい。しかし農業はボランティア活動ではない(どころか借金をして生産活動…)。日本人が作った、「日本産」としてどうしても譲れない価格が存在する(それが、10キロ3233円、流通保管営業経費が込んで4000円台か??)。

 昔はともかく、今は消費者の財布は細り、安い小麦粉へシフトする。日本のコメを避けるのは当然か。服(一年前の下着の記事)にしても、日本産はかなり性能がいいことが分かったが、高いから次を買う気になれない。

 日本人(人件費)が日本(賃借料、税金等)で作る限り無理だ。しかも1ドル80円の世界。絶対に輸入品の方が割がいい。

 ただ食料には農薬問題やら、安全保障の問題があり、日本のがいい(それをいうと、工業製品でも雇用の問題、産業の空洞化の問題から日本産を使用すべき、となるか)。それが今のデフレ不況では難しい、日本人なのに日本のコメ(まともなの)が食べられない所が全ての問題の根底だ。

 資本主義社会は人間関係を全てカネに変え、希薄なものにした。本来、モノとモノ(カネ)の交換は、極めて人間的なもので、相手の顔が見えるべきもの。とりわけ食品になると信頼関係が必要。商売のために、産地偽装やら偽表示などよくあることだから?農家の顔写真を入れたり、権威のお墨付きを頂いたりしている、それでもかえって

 疑いを解いたり、JAとかに流通諸経費をたっぷりかけるより、ネット情報とかで、すぐ近所に行って農家から買えば良いような気もするのだが…、大都会と農村地域はあまりにも離れすぎているか。今のシステムが一番合理的か。やりたい人は勝手にやっているだろうし、一番いいのは都会の人間が休日農業をやって自分の食料を作ることだろう。

 家庭菜園をしている人は、農業の大変さが分かるだろうし、「こんな面倒で割に合わないことをやるくらいなら、あの値段でも仕方がないかな」となるのかもしれない(実際そんな感じで買ってくれた!)。

 安い輸入品は、大手穀物メジャーがカネに換えたいために作らせるわけで(自分では食べなかったり)、やはり外国の農民達も悲鳴を上げている(昔読んだ、種子支配『GMO』)。それが日本の農民達も苦しませるわけで(消費者には救いになるが)、この円高で、製造業だけでなく、農業もボロボロになっているのが現状ではなかろうか。

 関税が高くできないなら、日本産の購買運動でもやるしかないであろう(しかしカネがないであろう)。
  

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