インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

知恵の時代

2009-11-27 17:18:28 | 実用書
 みんな御覧になっているのか、アクセス数がやけに多い(たぶん、週間記録更新)。責任を持って、良い記事を書かないといけないが、どっかから持ってくるか。本棚を眺め…

 藤本義一の『へそまがりの人生設計メモ』より


 …みんな景気が悪くて苦しいといっていますよね。ボーナスが減ったとかさ、就職が決まらないとか。

 でも給料がないわけじゃない。募集がゼロになったわけでもない。何を大騒ぎしているのか、ということですよ。本当の苦しみっていうのは、その程度じゃない。現に世界から見れば、現在も日本ほど恵まれている国は、むしろ珍しい。

 でも中には自分が惨めだと感じている人もいるでしょう。会社が倒産したり、さまざまな理由で辛い思いをしている人も、そりゃいますよ、いつの時代だってね。

 そんな人に僕はいいたい。キミは何か勘違いしとるんと違うか、と。少し状況が悪くなっただけなんですよ。生活の危機にさらされてるんでも、将来がないというわけでもない。また、自分のゲロをなめなければならん状態じゃないんです。なら、いくらでも問題を打開する方法はある。それが知恵です。

 たとえていえば、こういうことやな。もしスケジュール管理をするために手帳が必要だとしたら、どうするか。1000円で手帳を買う人がほとんどでしょう。

 僕なら手帳を買わない。その1000円を銀行に預けますな。預けたら銀行は通帳をくれるでしょう。その通帳を手帳にします。これなら手元の金は無事で利子がつき、手帳までが手に入る。アドレスに使ったっていい。

 大枚を叩いて電子手帳を買うのは、短絡的過ぎますな。それじゃ知恵を働かせたことにならんと違いますか。

 知恵を働かすということは、先入観で物事を判断しないということなんです。つまりね、知恵を働かせるということは、自分のライフスタイルを見つめ直す作業でもあるんですね…


 1994年3月に第1刷で、バブル崩壊後の出版だわい(今はもっと修羅場です)
 
 カネがあれば、すべてが楽だが、時代の要請がそうではない。カネを使えなければ、知恵を使うしかない。これまでの常識を見直すしかなくて、当たり前だと思っていたところで、実は違うことに気づく…。

 ケータイ電話は要りません(車も要りません)

 連絡取れません(仕事に行けません)

 では、パソコンが要りません(テレビも要りません)

 情報が取れません(『JIN-仁ー』が観れません)

 今さら生活スタイルを変えるのは、なかなか難しいですねぇ(パソコン時間を1日30分に減らすしかありません)
 

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