インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

つけが回る

2014-04-25 05:46:40 | 実用書
  昨日、雅太は休みだったので、オートバックスで車検をしてもらった。2年前は走行距離が5万前後ということもあって自分で政府の車検場に持って通過したのであるが、さすがに7万5千キロともなると、不安になり、命を運ぶ乗り物であるからして、点検してもらうことにした。軽自動車であるから数万で済むと高をくくっていたが、ウオーターポンプなど部品の取り替えやら工賃で大台を突破し、さらにETCも取り付けてもらい、13万円を超えてしまったわけである。

 途中、車をばらして痛んだ部品を見せてもらったので、文句はないのだが、前回は自賠責保険、重量税といった最低限の費用で4万前後だったので、結局、4年間のつけが回っただけだと雅太はすぐに諦めたわけである。

 もっともこれは人間の体やら、色んなことについてもいえるわけで、人生も40代に入ると考えさせられるものがあり、病院通いの高齢者になるとつけばかり払っているという構図になるのであろうか。中には壮年期に頑張って働いた挙げ句、体を壊してしまった人もいるだろう。使い捨てとして、会社は費用を払う必要もないのだが、車検のごとき莫大な支払いをさせられると、もっと良い手があったのではと考えさせられたりする。

 最近、雅太は朝勤務となっていて、夜勤のときは体調を崩しやすかったり、人間そのもののエネルギーが奪われたりしていたのを思い起こされる。雇われ人として、立場上仕方がないのであるが、人間は皆、無意識のうちに、太陽と共に目覚め、日没と共に寝入ることを望んでいるに違いない。仕事場でもぴりぴりした環境ではなく、ゆったりと人間らしく過ごしたいのである。

 とそこまで考えたところで、現実世界は修行の場であるから逆方向に進むのだろうか、と雅太は出勤の準備をするのであった。

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