インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

少子高齢化とインディオ文明

2008-01-14 18:57:25 | 考えるインディオ
 インディオ文明は、多産多死で、少子高齢化の逆である。民間療法などで薬草や治療が行われたであろうが、盲腸ぐらいで簡単に死んだであろう。本当に生命力の強い人間だけが老人になりえた。今ではほとんどの人が最低50,60は生きられる。

 インディオ文明は子供や若者が多いだけでなく、生き物をを尊重し、老人に敬意を払う相互扶助社会だったから、年をとっても生きやすい社会だったかもしれない。

 今は老人が生き難い社会だ。産んだ子供に助けてもらえれば、少しはましになるかもしれないが、その子供自体がアップアップして余裕がない。逆に親に助けてもらいたいぐらい、若者にとっても生き難い社会である。

 結婚して子供を育てる経済力がない。だから独身が多いのであるが、インディオ社会は貧しくとも子供は多い。やはり社会システムに問題があると思う。

 子供を育てるのは共同体であり、地域住民だろう。都会はそれが崩壊している。むしろ沖縄などの離島のほうが、インディオ社会に近くて暮らしやすい面もあると思う。

 しかし離島や過疎地でも、若者は出稼ぎにやって来ざるをえないシステムになっている。老人だけが、開き直って農業をしながらスローライフを楽しんでいる感じだ。

 開き直って若者がそれをやったら、良くは思われないだろう。
 特定集団で開き直れば、ヤマギシ会のようになるかも。

 地域社会全体が、インディオ化する以外、少子化の解決策はないかもしれない。

 

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