インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

星の商人

2010-06-27 20:04:40 | 実用書
 雨が降っていたが、帰省して、ジャンベを叩きながら南アフリカ開催のワールドカップの再放送を観たりしながら、くつろいでいた(1ケースもあったスーパードライのうち、一本だけ飲んだ)。

 さて、今週の読書であるが(やはり薄いのであるが)、

星の商人 -「成功の秘法」を手に入れるためのレッスン-
犬飼 ターボ
サンマーク出版

アイテムの詳細


 を転げて読んでいた。設定とか無理があるかもしれないが、真理を突いた面白い物語であった。レキという若者が、大商人から魔法の紙?を頂くのだが、そこには成功するために必要なエッセンスが飛び出てくるのであった。

 まずは「他の成功は己の成功」。そこでレキは他の商人の成功を助けようとしゃしゃり出るわけで、しかし相手にされなかったり、疑われたりする(当たり前)。

 そこで、「成功者にふさわしき者を選べ」と文字が浮かび出てきて、レキは成功しそうなつぼ売り商人アルに付いて行くのであった。

 ただ誰かの成功を手伝うにも、相手が望んでいる成功が何なのか分からないと手伝いようがない。その時、「その者の成功を知れ」という言葉が浮かんできた。いわゆる、大義名分である。

 さらに、より多くの人間が成功するように働きかけることで、レキは商人だけではなく投資家にもなれ、より豊かになれる。他人を豊かにすることが自分の豊かさに繋がるという、「仕組みで分かち合う」わけである。

 確かに、成功しそうな人間についていくのが一番理に適っている。信長について行った秀吉はもちろん、本田宗一郎とか松下幸之助とか(滅多にいないが)、これはと思うような人間を見つけ出し、成功を助けるなら、自分の未来も自然と切り開かれるに違いない。

 ただ、成功者の方でも、「成功しそうな仲間」が欲しいわけで、成功者にならんとするものはそれなりの眼力があるので、基準に達していないと仲間に入れてもらえないだろう。

 こんなことをカチャカチャ叩いている自分であるから、鋭いところもあるのだが(独創的であると思っているが)、やや抜けているところも少なくないため(ポカがある)、それを見た成功者は「?」と疑っているに違いない。

 「成功者にふさわしき者」であるためには、自分のミスぐらい気づく冷静さ、余裕とか落ち着きがもっと必要なのだろう。

 と、

 一時的には冷静になれても、長期的にはやはりインディオの本質に戻るのだろう(果たして成功者にふさわしき者なのか?)。

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