インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

小説家になる方法

2012-04-05 06:24:13 | 映画や小説、テレビなど
  このブログではオリジナル性を重視しているが、それでもカスタネダやら古代神話やら色々な所から持ってきた(ほぼそのまま)。ただ理性的な世界から離れているので(呪術的体験も並みである)、ブログ学校というか、編集者先生からの採点評価は高くないかもしれない。

 本当に「受け」をよくしよう(編集者からの得点・評価を高くしよう)と思うなら、「成功した答案」をマネて写すのが手っ取り早いかもしれない。作家というのは「書き方」そのものに個性があるので、なかなか分からないものだ(たぶん)。

 大学入試やら就職試験の小論文とかでも、制限時間内で高得点を上げる人というのは、その場でオリジナルに考えているのではなく、ただ黙々と、「インプットした論点を写す作業」をやっているわけである。

 出題側も、もともと学生・書き手のオリジナル能力を見ているわけではなく、「要領の良さ、論理的思考能力、知識…」などを(自分の器で)判断しているわけで、本来必要な文章の独創性というのは、それらがあって初めて加点される(抜きん出る)。

 今、手元に大塚英志という人の本が二冊あるが、彼は次の本で語っている(9年前に読んだ本。今頃になって…)

 
キャラクター小説の作り方
大塚英志
講談社


 このようにぼくたちの作るものは決して僕たちのオリジナルではありません。もちろんなかにはその点を勘違いしている作家もいますし、ゲーム方面の会社でもユリ・ゲラーから「ポケモン」のユンゲラーって、モデル俺でしょ、と訴えられても「いや、自分たちの考えたオリジナルだ」と言い張った無茶な会社もありましたよね。

 しかしぼくたちは全く何もないところからすべてを作り出すのではなく、先人の作った財産の上にあくまで物を書いているのです。それを忘れて軽々しくオリジナリティなどと口走ってはいけません。

 言ってしまえばぼくたちは大なり小なり誰かから「盗作」をしているのであって、むしろ創作にとって重要なのは、誤解を恐れず敢えて記せば「いかにパクるかという技術」です…


 まあ、こういうことは今更取り上げるまでもなく、暗黙の了解か。

 の場合は、自称オリジナル路線を突っ走り、未だに高評価を得られない典型的な作家(自称)か。

  そうそう、そういえば、

  未だに小説を書いているが、何かひねりが足らない感じがして、最近試している方法がある。

 ありゃ?! わずか10分で物語の筋が作れた(半ば無理やりか?!)

 下の本では、「生命」「信頼」とかの文字のあるカードをタロットな感じで?使って、創作のプロットを何個も作れます(誰でも小説が書けるということです)


物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン (朝日文庫)
大塚英志
朝日新聞社