インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

罪を告白できるか?

2008-09-06 21:11:02 | 考えるインディオ
 NHKニュースを見ていたら、トップニュースで露鵬のインタビューがあった。二度の検査で大麻が検出された。それにもかかわらず、

 絶対に吸ってません

 …と断言している。相撲人生が懸かっているから、吸ったとは言えぬ。

 一方で、三笠フーズの社長は、事故米を食用として使っていたことを認めた。後者の方が社会的影響が大きいし、逃れられぬ証拠があるから仕方がないとしても、テレビカメラに向かって正直に告白したのは、何か心を打った。

 今の世の中、嘘をつくのは日常茶飯事だ。テレビでは正直に発言するシーンを見るのが珍しいぐらいだ。いつもインタビューして「関係ない」「やってない」とか否定する。大勢に向かって罪を認めるというのは、なかなか出来ることではない。死ぬ覚悟が必要だ(社会的に死ぬ)。潔いの反対は、見苦しい。逃げようとする。でも、それが人間の本能かもしれない。


  …

  を飲んで、で旅をしていた

  検問に引っかかった(停まりなさい)

  酒は飲んでません! 絶対に!(ネコに誓って)

  よろしい。では念のためにアルコール・チェックを(息を吐いて)

  え…  (逃げたらもっとに…)

  何だ、この数値は! たっぷり飲んでいるじゃないか

  いえ、これは…、ブランデーチョコレートの食べ過ぎで

  酒気帯び運転は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金ね(2007年より厳しくなり、昔の酒酔い運転レベルに引き上げられた)

   …正直に言った所で事実は変わらんわい(やったら終わりだ)  

 小説『蛇のスカート』  もうすぐ終了

  


 小説『桜の木に集う鳥たち』  とうの昔に終了