インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

ファンタジー小説を読もう!(インディオキャップの)

2008-09-01 02:17:38 | 映画や小説、テレビなど
 明日の計画を立てているが、投稿する小説の面倒も見なければならない(一銭にもならない)。このブログを書くこと自体、金にならぬが、「世の中、金だけではないさ」と、未だ書き続けている。本当は7月でインディオ通信は終了する予定であったのだが、9月まで続くこととなった。その引き金は、ファンタジー大賞にあるかもしれぬ。インディオは、この妄想大賞にエントリーしている。
  小説『蛇のスカート』に妄想大賞をあげます
  

 現実逃避をするための読み物として、不適格かもしれないが、まあ大人のファンタジーともなると、どうしても書くのが苦しくなる。

  ファンタジー小説は、ケータイ小説のごとき少女マンガではなく、正真正銘のマンガ経由で、書くことになるのかな? ハリーポッターという聖書が映像化されているから、映画経由かもしれない。

 魔法とか、精霊とかが定番であるが、アステカ帝国ならそれ自体が、呪術で成り立っていて、妖術師やら占いやら生贄やらで成り立っているので、少し脚色すれば自然とファンタジー小説になってしまうわい(ホラーの)

 ファンタジー小説は、ある世界観で成り立っているから、その世界観に入っていけるかが問題だ。世界観というのは、そこらじゅうに転がっていて、容易には変わらない。イスラムの洗礼を受けて育ったら、もうイスラム世界のシナリオで人生を全うするしかない(他は見えない)。キリスト教世界もそうだ。日本人は仏教や神道だが、そこまでヘビーではない。あるとしたら、エコノミックアニマル的な世界観だろうか。

 「高校・大学卒業→ 安定企業(年功序列で出世)→ 定年退職」

  という世界観?で、戦後経済は急成長したが、今となってはその世界観、シナリオは崩れてかけている。会社は潰れるわ、失業するわ、人材派遣が多い。それに定年退職して、目的を失った無気力な(金持ち)老人が増えている。自殺者が増えるわけだ。

 失業しても精神が安定しているような人物は、かえってである。

 生きる指標みたいなものが昔はあったが、今はない。現代世界は、自己責任な個人主義であるから、とにかく金を稼いで勝手に生きてくれ(税金は払え)ということだ。だが、「夢は家を持つこと(金持ちになること)」が叶えられた世代とは異なり、今はかなり厳しい。希望がないのである。われらが親父や祖父の時代なら、

 お金を貯める→ 自分の会社を作る→ 事業をやって儲ける→ 贅沢な暮らしを楽しむ、というシナリオも描けたろうが、

「会社を作る=借金で滅びる」となった今、お金を貯めても、投資ファンドに預けるぐらいしかない(投資に走る)。日本の会社は成長しないから、マネーは外国へ流れていく。日本にはマネーが流れてこない もはや日本人は(金持ちになるのに成功しても)事業ではなく、世界相手にマネーゲームをやるしかないのか。

  だから事業をやりたいとしても、日本ではちょっと

  出版社を作ろう … = 首を吊ろう(マネー神の生贄になろう)

  そう考えてみると、

  小説を作ろう …= 時間を無駄にしよう

   の方がましかもしれない。

  要するに、今の日本に希望がないから、ファンタジー小説を書く人間がこんなに多いわけなのか? 事業を立ち上げる代わりに、小説を書いているのかもしれない。でも人間の大きな部分と些細な部分は繋がっているものだ。小説を売るのに成功する人間は、事業をしても成功する可能性が高いようにも思えるが…。

 どっちにせよ、今の小説家は相当頭が良くないと勤まらんわい


  

 小説『桜の木に集う鳥たち』 頭がいい人間が書いた代物とは思えない

  


  blog『インディオ通信』  何か記事の掲載が変わった