インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

現代文明の世界観

2008-09-28 19:40:11 | 考えるインディオ
 自作ファイルをぱらぱら捲って懐かしんでいると、おかしな紙が出てきた。確か、4年以上前作った、ゲームか何かのアイデアだ(写真。とうとうデジカメを買った。解像度を高くできない。gooには制約があるようだ)。

 現代文明と違い、インディオ文明の世界観は、大自然をリアルに反映していた。学問やら科学技術やらがないので、穀物の生産、人口の増減、生活様式は自然に忠実であった。太陽、大地、月、闇、雨などを神と崇め、盛大に祀っていた。文明といえば、何らかの神々と繋がっており、商品も神を象っていた。

 人間が無力だから、社会集団は神々の意向によって左右される。疫病、地震や水害、飢饉などは全て神の意思によるもの。人間にはどうすることも出来ない。ただ夜空を見つめ、星星を観察したり、呪術師に予知してもらうぐらいか。

 今はどうか。現代人とて、科学技術があるとはいえ、無力なままである。便利になったが、怪我や病気、老化、事故や災害などの不運からは逃れられない。先進国では飢饉はなくなったが(?)、経済不況がある。失業して貯金がなくなれば、これほど恐ろしいことはない。沈没する船に乗っているようなものである。

 現代人は、マネー(神?)の意向によって左右される。マネーは利益の上がるところに移動する。個人から個人へ、企業から企業へ、国家から国家へ。

 マネーという得体の知れない神が、実体経済を育てる。育てるのは、農業のような大自然と触れ合う産業よりも、工業という金と金で出来上がったような産業。金が回らなければ、産業など簡単に解体してしまう。ハイテク商品に満ち溢れた現代文明が、解体していくのである。

 会社同士の関係も、人間同士の関係も、金で築き上げられている。金があれば、円滑に運営される社会。なくなれば自然と争いが起きる。政府は罵倒され、社長はホームレスに追い込まれる。夫婦は離婚し、家族関係は壊れる。

 我々現代人は皆、マネーのの作用で、苦しんでいる。「金があったら」、「金をもっと増やそう」、「金のために頑張ろう」と、金によって練り上げられた世界観の中でリアルに生きる(しかない)。現代人は、神よりもカネを意識せざるを得ない。マネーこそが、生活を与え、希望を与える神なのだ。

 インディオ文明では神々に生身の生贄を捧げたが、現代文明では犠牲はマネーに捧げられる。身を粉にして長時間労働すれば、マネーの恩恵を得られる。

 睡眠時間を削り、食費を節約し、仕事を掛け持ちすれば、時給は安くても金は貯まる。代償として病気になるかも…。ただお金の神に貢献したと考えられなくもない。犠牲が大きければ大きいほど、貢献したというものなのか? 

 何を書いているのか分からなくなった。神はカネだから、インディオも稼ぐために身を削れということか? インディオ通信がそんな俗っぽいことを…。いや、綺麗ごとではすまないこの現実のシステム…。みんなカネが欲しいと思っている。しかし代償は少なく済ませたい…。ネットで儲けよう! 本を書いて印税生活だ! 

 こんな連中(インディオも含む)が増えたら、経済システムが崩壊してしまうか。

 …

 レオパレスからがかった

 リプラスが倒産しました(負債総額325億円)
 
 えっ、2ヶ月前契約したばかりなのに(審査して、2万ちょいとられた)

 どうなるのですか

 今までは賃借人→リプラス→レオパレスとなっていた仕組みがなくなり、ダイレクトで我が社が受け取る仕組みになりました

 レオパレスはな住民が沢山借りているから大変ですね(心の中)

 アメリカ発の金融恐慌の影響は、ついに日本にも押し寄せてきたか…

 不動産関連がバタバタ潰れている

 興味本位で、レオパレスを調べてみた(取引先の調査)

 レオパレス21 7月末に契約したときより、株価が半分に下がっている!

 リプラスの影響を受けて、負債が増えることは間違いないわい(株価ももっと下落するか)