田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

春はもう少し先?円山公園の木々たち

2022-03-16 17:01:03 | 環境 & 自然 & 観察会

 円山公園の木々たちの春芽を探して来ようと思い立った。しかし、公園の雪融けは進んでいたものの、目にした木々の芽はまだまだ固く閉じていた。札幌の春はもう少し先のようだ…。

   

 観察会に参加するばかりでなく、少しは自分の目も養わなくてはと思い、先日入手した「円山公園 樹木まっぷ」を手に円山公園に行ってみた。

             

      

 円山公園に行ってみると、雪融けは進んでいたもののまだまだ公園全体は雪に覆われていた。そのため雪に阻まれ「まっぷ」に表示されている木々に近づけないところが多々あった。さらには円山公園内の木々は大木が多いため、枝先の木の芽(蕾)に近づくことができず、その様子を観察できない木々が多かったことも誤算だった。

 そうした誤算続きの中、木の種を特定でき、曲りなりに観察できた木の芽(春芽)を報告したい。

◇アカマツ

   

   

 北1条・宮の沢通から公園に入ると樹皮が赤みを帯びた松の木が目立つ。アカマツの林が連なっている。中には樹皮が剥がれていっそう赤みを帯びた木も目立った。以前の観察会でアカマツの場合は樹皮が剥がれても生育に影響はないと教えられた。

◇オオヤマザクラ

   

   

 園路の横に大木に育ったオオヤマザクラが屹立していた。別名エゾヤマザクラとも呼ばれ、北海道の山に多く生育している種である。大木ではあったが、枝先が垂れ下がっていたために春芽を確認することができた。春芽はまだまだ固い感じではあったが、確実に大きさを増しているような形状だった。

◇シダレザクラ

   

   

 公園の事務所が入るパークセンターの前に小ぶりのシダレザクラが植わっていた。こちらも小粒ながら確かに固い蕾を確認することができた。

◇オニグルミ

   

   

 大木が園路から少し中に入ったところに立っていた。大木のために枝などはとても届かないと思ったのだが、一本の枝だけ下方向に伸びていた。そこで雪の中を進んで木の傍に行き、オニグルミ独特の木の芽を写すことができた。

◇ライラック

   

   

 この木はそれほど高くはならない木のため、容易に春芽を撮ることができた。ライラックの芽は他の木の芽と比べると割合はっきりと芽が膨らんでいるように見えた。

◇プラタナス(モミジバスズカケノキ)

   

   

 私が木の樹皮で種を特定できる数少ない木の一種である。とても木の芽を見ることはできないほどの高木だったが、枝先に丸いものが付いているのが見えた。何だろうか?と思い帰宅して調べてみると、プラタナスの実だということが分かった。プラタナスの実とは初耳だったが、周りに落ちた実はないかと探したが見当たらなかった。

   

※ 公園内を流れる小川の辺につがいの鴨が佇んでいた。氷が溶けた水辺でつがいが仲良く(下)

   

 以上が本日観察することができた木の芽などである。公園内に生育する木々のほんの一部である。公園内の木々の大半は大木に育っているため、枝先の芽を見ることは難しいことが分かった。私の今の願いは樹種を特定できることである。そのためには何度も何度も円山公園に通って、木々の特徴を叩き込む以外はないのかな、と思っている。



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