田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コンサドーレ予想外の大勝利!

2017-10-14 22:19:23 | スポーツ & スポーツ観戦
 J1の第3位を快走する柏レイソルに対して、敗戦は必至かと思われた今日の戦いだった。ところが!なんとなんと!予想を大きく裏切って、3対0という大方が予想もしなかった大差でコンサが勝利した試合を聖地厚別で見届けた。

                  
             ※ 本日配布されたマッチデープログラムです。本日の試合は苫小牧にあるノーザンホースパーク
              の提供ということで、パークのマスコット(?)ポニー君が表紙を飾りました。


 当初から観戦を予定していた柏レイソル戦だったが、対戦日が近づくにつれ「どうしたものかなぁ~」という思いが強くなっていた。というのも、柏レイソルは今シーズン快調で現在第3位をキープしている強豪である。スポーツ観戦において、応援しているチームの敗戦を見届けての帰途ほど辛く、疲労感を感ずるものである。そのことが私を躊躇させていたのだが…。
 しかし、オープンドアの厚別での観戦に魅力を感じ、せめてドローで勝点1でも挙げてほしいとの願いで厚別に向かった。
 リード文で表現した“聖地厚別”とは、以前厚別競技場が主戦場だったコンサは、厚別においての戦績が素晴らしかったことから、サポーターから自然発生的に“聖地厚別”と称されていたことによるものである。

              
             ※ 青空の厚別競技場で両チームの試合前のアップの様子です。

             
             ※ 熱烈サポーター席では本日も「SAPPORO」の文字を描いて闘う選手たちを後押ししました。
             
 10月の屋外での試合である。しっかり着込んで観戦に向かったのだが、天気は快晴で、しかも日当たりの良いバックスタンドに陣取ったので、温かな中での観戦となった。
 スタンドはほぼ満員(といっても発表になった観衆は9,614人だったが…)、好調をキープする柏はサポーターも熱が入っていると見え、相当数が札幌まで応援に駆け付けていた。

             
             ※ 立ち上がり、マフラーをかざして選手の入場を歓迎するサポーターたちです。

             
             ※ 遠路柏からやってきた大応援団です。       

 試合は予想どおり、柏が圧倒的に押しまくる試合展開となり、コンサがいつ失点するかという立ち上がりだった。
 ところが、前半15分に荒野が丁寧にゴール前にセンタリングを上げると、長身190cmの新加入ジェイが競り勝って頭で落としたところに走り込んだキャプテン宮澤が蹴り込んで、鮮やかな先制点を挙げ、コンササポーターを狂喜させた。ボールを支配し続ける柏に対する典型的なカウンターだった。

            
            ※ 先制点を挙げた宮澤選手を祝福するコンサの選手たちです。

 その後も試合は柏が支配し続けるのだが、コンサは何度ものピンチもGKクソンユを中心にしてゴールを割らせなかった。
 すると31分、私から見たら宮澤が苦し紛れにゴール前に上げた(そんなこと、宮澤選手に聞こえたら怒られてしまいそうですが)センタリングにまたもジェイが相手キーパーに競り勝ち2点目をゲットした。
 信じられない思いだったが、TV観戦している道東のT氏から「凄い。2点目。このままいけるか?」というメールが入った。私は「2点先制というと、この間の試合(対新潟戦)を思い出すねぇ。そうならないように…」と返した。

            
            ※ ハーフタイムにノーザンホースパークのポニーくんが場内を一周しました。傑作はポニーくんが糞をしたときのために塵取りをもつた人が後に付いています。

 後半もまたジェイだった。後半開始6分、またまたゴール前で競り勝って3点目をゲットした。後半はコンサが風上ということもあり、試合としては前半ほど押されっぱなしという状態ではなく、欲目には一進一退という状況で時間が過ぎて、そのまま3対0と3位柏を相手に信じられない勝ちをもぎ取ってくれた!

             
             ※ 3点目をゲットしたジェイ選手を祝福する早坂選手と都倉選手です。

 この試合の殊勲は何といっても3点すべてに絡んだジェイである。3点すべてが彼の長身が生んだ得点だった。
 正直に言うと、私はジェイをあまり好きにはなれないのだ。というのも、まったく走れず、前線からの守備もほとんどできない選手だからだ。年齢が35歳というから仕方がないとも思えるのだが…。それでも今日のような活躍を見せられると、今後もコンサの点取り屋として期待したくなってしまう。
 残り5試合、ジェイが救世主となってくれることを願うばかりだ。

             
             ※ サッカーの試合中の写真はなかなか撮れません。観戦に集中していますから…。
              たまたま撮れた一枚は、途中出場の稲本選手とチャナテップ選手がボールを追っているシーンです。
             
 それにしてもサッカーの試合は分からない。試合後のスタッツを見ると、ボール支配率はコンサの43%に対して、柏は57%。シュートもコンサ6に対して、柏は倍の12である。これだけ見ると、柏が圧倒していたように映るが、結果は真逆であった。
 だから今日の試合は、たまたまコンサがチャンスを確実に決めきれたということで、試合として圧倒していたわけではない。ここがサッカーの難しさだ。よく言われるようにサッカーの場合は決定力がいかに大事かということも思い知らされた今日の試合だった。
 その点、ジェイの覚醒は今後の戦いにも光明をもたらしてくれた。

             
             ※ 試合終了の瞬間、会場内は大きな歓声と拍手に包まれました。

             
             ※ サポーターに挨拶するコンサの選手たちです。背番号が見えず残念です。

 さて、今日の予想外の勝ち点3はJ1残留争いを演じているコンサとしては非常に貴重な勝ち点を上積みして総勝ち点が31となった。
 残り試合が5試合である。よく言われることが試合数と勝ち点が同じであればJ1残留が濃厚という。ということは全34節なので、あと3点上積みすると34である。
 残り5試合は清水エスパルス以外は、全てコンサより上位のチームばかりである。(FC東京、鹿島、ガンバ大阪、鳥栖)苦しい試合が続くが、今日の勝利で可能性が広がったともいえる。J1残留を決めてほしいものである。


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