田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

西山製麺本社工場見学記

2018-07-26 16:38:10 | 札幌(圏)探訪

 札幌ラーメンを語るとき欠かすことができないのが「西山ラーメン」である。太くてコシのあるちぢれ麺は札幌ラーメンを象徴する。その「西山ラーメン」の製造元の本社工場を見学する機会を得た。

          

           ※ 西山製麺本社並びに工場(同じ建物)右の塔は小麦粉を貯蔵するタンクだそうです。

 7月23日(月)午前、北海道生涯学習協会の「賛助会員の集い」という集いが西山製麺本社工場を会場に開催された。

 賛助会員とは、北海道生涯学習協会が行う事業等に対して、その趣旨に賛同する意思を表明した人たちが入会した集まりである。賛助会員に対しては、毎年さまざまな形で「賛助会員の集い」が開催され、今年度は西山製麺本社工場の見学となったのである。

          

          ※ 案内された会議室には、創業者の第一代社長が屋台から始めた当時の屋台が再現され、展示されていました。

 「西山ラーメン」というと前述したように札幌ラーメンを代表する麺で、札幌市内の多くのラーメン店に麺を提供する他、一般家庭用や、学校給食用など広く流通しているが、最近は海外進出にも意欲的に取り組んでいるということだった。

 

 見学はさすがに食品を扱う企業である。私たち参加者は使い捨て用の白衣・マスク・キャップ・ビニール手袋を装着しての見学となった。ここまで完全防備の体制では写真撮影をすることは許されなかった。(残念!)

 製麺工程の全てを見学できたわけではないが、要所、要所を見せていただき、ガイド役の社員の説明を聞きながら工場内を回った。

                

               ※ 私たちは写真のように完全防備の上で工場内を見学しました。

 新たなる発見として、学校給食用のラーメンの袋詰め過程において、一袋、一袋を手に取って重量を確認し、秤で確認し過不足がある場合は袋をやぶり、再度袋詰めに回されるところを見た。西山製麺が細部にまでこだわって製麺していることをうかがわせてくれた場面だった。

 

 また、業務用や一般用、学校給食用等々、さらにはうどん・そばも製麺しているというように多種多様の麺(500種以上を製造しているそうだ)を製造していることからか、機械の導入も進んでいるが、意外に手作業の工程が多いことも新たなる発見だった。

 

 工場見学後、PRビデオの視聴や会社概要の説明を受けた。

 それによると、「西山ラーメン」の特徴は、①多加水熟成製法、②卵入りラーメン、③ちぢれ麺、という三大特徴を1995年に確立したということだ。

 今では年間3,000万食を製造し、国内はおろか国外にまで出荷しているそうだ。

 その国外だが、1975年に海外市場へ出荷以来、現在では27の国・地域へ出荷しているという。

 以前に西山社長のお話を伺ったこともあるが、西山製麺では海外に工場を作ることは考えていなく、全て本社で製造して製品を各国に出荷しているそうだ。

          

          ※ 本社内には、ラーメン店を模したキッチンが備え付けられ、創業支援の研修場ともなっていました。

 西山製麺では、別会社においてラーメンのたれ、メンマ、チャーシューなどのトッピング製品製造も手掛けているほか、ラーメン店創業の支援にも力を入れているなど、総合ラーメン業(そんな言葉があるかな?)を展開している。

 今や国民食と言ってもよいラーメンであるが、事業の多角展開によりますますの発展が期待できそうな西山製麺である。



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