田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

甲子園を目ざして ‘11南北海道大会 第五日

2011-07-23 21:52:42 | スポーツ & スポーツ観戦
 南北海道大会五日目は準決勝二試合が行われた。手に汗握るという試合内容ではなかったが、北海、駒大苫小牧が決勝に駒を進めることになった。その原因を振り返るとともに、明日の決勝を占ってみたい。
 

 いつもより早く試合開始2時間前に円山球場に着いた。しかし球場前には長蛇の列ができていた。準決勝の好試合に期待する高校野球ファンの表れだろう。
 いつものスタンド最上段の屋根下の席は無理かな?と思われたのだが、なんとか屋根下席を確保することができた。
 しかし、強風が体温を奪い直射日光から遮られた屋根下席では肌寒いくらいで、私は半袖では耐え切れずレインウェアを着込んでの観戦となった。

        
        ※ 準決勝戦からはTV中継されるため球場内にTVカメラが目立った。

◇北海が投打に圧倒し、順当な勝利?
《準決勝第一試合》
北 海|101|100|13 |7
苫中央|000|000|00 |0 (大会規定により8回コールドゲーム)

 試合は私も予想したとおり投打に北海が圧倒した試合だった。
先発投手は両チームともこれまでの先発投手ではなく、北海は西村、苫中央は井筒を先発させた。
 苫中央の先発・井筒は私の目から見て、高校生としてはスピード、変化球のキレともに標準以上の力の持ち主と見えた。しかし北海打線はその井筒をじわじわと攻略した。ノーアウトでランナーを出すと確実な犠打とタイムリー、あるいは敵失を誘い着々と加点した。
 対して北海の先発西村はエースの玉熊より威力があるボールで苫中央打線を寄せ付けず散発の3安打に押さえ込んだ。
 井筒が4点目を献上した時点で苫中央ベンチは投手交代を図ったが、それが裏目に出て8回に一挙3点を奪われ8回コールドゲームで試合を終えてしまった。
 学校として大会史上初のベスト4に進出した苫中央だったが、力及ばずといった感じの一戦だった。

        
        ※ 内野席スタンドが満員となり今大会初めて外野席が開放された。

◇駒大苫小牧の強打が好投手大間を攻略
《準決勝第二試合》
札幌南|000|000|000|0
駒大苫|002|010|10x|4

 こちらの試合も札幌南の好投手・大間がもう少し駒大苫打線を苦しめるかと思われたが、3回の好機に4番山口、5番佐々木が連続タイムリーを放ち簡単に先制してしまった。
 その後もチャンスを確実にものにする駒大苫打線が1点ずつ着実に加点した。
 北海道栄、札幌第一といった強打線を封じてきた大間だったが、駒大苫打線には通じななかったということか。あるいは2試合を完投した大間に疲労が残っていたためその力を十分に発揮できなかったのかもしれない。
 一方、駒大苫はこれまで2試合に先発した鎌田ではなく小山を先発させてきた。小山は何度も無死から走者を出すものの、札幌南の拙い攻めに助けられたり、力強いボールで押さえ込んだりして札幌南打線を零封した。
 結局、駒大苫打線は大間から12安打を奪い、投げては小山が完封と完勝したゲームだった。

        
        ※ 札幌南対駒大苫戦後、健闘を称えあう両校ナインです。

◇決勝戦を占うと…
 さていよいよ明日は甲子園をかけての大一番である。
 どのような戦いが展開されるだろうか。私なりに占ってみたい。
 まず両チームともエースと目される投手を準決勝で温存した。
 北海は玉熊、駒大苫は鎌田である。おそらくこの二人が明日は先発してくるであろう。
 戦いは玉熊 VS 駒大苫打線 と 鎌田 VS 北海打線 ということになる。
 北海・玉熊は対函大有斗戦で5連打を含む10安打を浴びている。一方、駒大苫・鎌田も2試合に先発しながら完投は無しと今ひとつ安定していない。
 打線の力強さは駒大苫が若干上と見るが、北海打線もこの二試合はいずれも10安打以上を放ち好調を維持している。
 こう考えると両者にまったく力の差は感じられない。
 違いがあるとすれば両者の経験の差だろう。北海は3年生を中心としたチームで、しかも今春甲子園を経験している。
 対する駒大苫小はレギュラーの中に3年生がわずか2人と若いチームである。特に守備の要である捕手が正捕手の怪我のため1年生が務めている。要である捕手の経験が浅い点が気がかりな点である。(これまでの戦いでも若さが見えた点があった…)
 いずれにしても両者に力の差がないことから先制点が重要な鍵を握る試合になると思われる。
 さて、野球の女神はどちらのチームに微笑むのだろうか???

 私の円山通いも明日が最後である。

          
   ※ 私の目は節穴だろうか?球場にこのような幟が立っていることをはじめて知った。


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2 コメント

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2チームが残る (ちゃんこま   )
2011-07-24 06:49:43
 北海と駒大苫小牧の2チームが戦うという最後の結果ですね。駒大苫小牧の打撃力は相当なものがあるような気がしますね。また選手の層が厚い気がしますが・・・・。北海もまたベテランという感じがして、よく考えた作戦で戦いますから、決勝はどうなるでしょうね。いよいよ今度の試合で最後ですね。「一瞬の夏、一生の記憶」の幟は気にしていないと、それこそあまり目に入らないものですよ、球場に行けば試合のほうに目が行くので、みんなそうですって。 
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Re:2チームが残る (田舎おじさん)
2011-07-24 23:57:26
 コメントへの返信が決勝の結果が分かった後になってしまいました。
 見応えのある決勝戦となりました。
 今年は昨年のような情緒的(?)文章が浮かんでこず、なんたが冷たい分析的な戦評ばかりが中心となってしまいました。
 どうしてなんでしょうかねぇ?
 その辺りを分析してみようかな?
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