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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

古の道を往く旅を振り返る 3

2016-04-08 21:15:26 | ロングトレイルフットパス
第一日(滝尻王子~近露王子)写真集 

 この旅ではたくさんの写真を撮り貯めた。せっかくの写真を紹介したい。写真と共に旅を振り返ることにした。 

 熊野古道トレッキング第一日目は「滝尻王子」から「近露王子」までの13キロだった。この日は「上多和茶屋跡」ところまでの前半9キロがずっと上りが続く道だった。しかし、振り返ってみると急登のところは比較的少なく、それなりにスムーズなトレッキングができた区間だった。

            

 熊野古道トレッキングの出発点には、熊野古道が世界遺産に登録されたことを記念する立派な標石が鎮座していた。

            

 スタートして間もなく、と言ってもいきなりの急登に驚いた私にはかなりの距離に思えたが、最初の見どころ「胎内くぐり」の岩があった。この狭い岩穴をくぐると生まれ変わったようになるとの言い伝えがあるそうだ。
 私が見ていたかぎり、誰もこの岩穴をくぐろうとする人がいなかった。しかし、私は挑戦することにした。穴の中は非常に狭く、膝をこすりながらなんとかくぐり終えることができた。はたして私は生まれ変われたのだろうか?(そんなことはないかな?)

            

 続いて、その傍に「乳岩」があった。この岩には、母乳の出が少なくて困っている母親がお詣りするとご利益があるという言い伝えがあるそうだ。
 
            

 熊野古道には、昨日紹介した王子以外にも、さまざまな史跡や地蔵が立っている。これもその一つ、「針地蔵尊」とあったが、詳しい由来は不明である。

            

            

 熊野古道はさまざまな表情を見せた。その中から二つの表情を紹介する。きれいに石が敷き詰められいるところ、木の株などが露出しているところ、と表情はさまざまたった。

            
 スタートして3.7キロ、ちょっとした集落に入ると「高原熊野神社」があった。この神社は熊野本宮大社から分神された中辺路最古の神社だそうだ。

            

 熊野古道には、写真のような道標がところどころに立てられていた。この道標は出発点の滝尻王子から500メートル毎に立てられているそうだ。写真の道標は「10」と表示されているから、スタートしてから4500メートル進んだということになるようだ。

            

 この日の最高点(標高は不明)の「上多和茶屋跡」の看板です。史跡や王子など見どころにはこうした説明板が設置されていた。

            

 この日のゴールが近くなったころに出会ったのが、子どもが牛と馬にまたがった小さな像「牛馬童子像」である。ガイドブックでは明治時代に作られたとある。

            

 いよいよこの日のゴールの近露の集落が眼下に見えてきました。

            

 近露の集落内にあった樹齢290年と言われる枝垂桜です。田辺市の文化財の指定も受けているという。桜の花はまだ三分咲きといったところでしょうか。

                    

 最後に、近露の集落のバス停のところにあった傘立て(?)に書かれていた俳句に目に止まった。「一歩づつ 神への道を 登りゆく」…、そんな気持ちにもさせてくれた四日間だった。    

                   


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