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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市中央図書館講座「美術への誘い」

2021-12-07 20:15:40 | 講演・講義・フォーラム等

 歌川広重が、モネが、ルノワールが、… 美術に疎い私でもその名を耳にしたことがある画家たちの作品がスライドで映し出され、その解説を聴いた。物足りなく思った受講者もいたかもしれないが、私にはちょうど良い美術入門講座だった。

 本日(12月7日)午後、札幌市中央図書館で「美術への誘い」という講座が開設され参加した。もともと芸術分野に疎く、とりわけ美術への関心がないということを言ってはばからない私が何を血迷ったのか標記講座を受講してみようと思った。というのも今年はさまざまな講座が軒並み中止となる中で、講座自体に飢えていたからかもしれない。

 講座は北海道美術館協力会アルテピアという団体のボランティアの方々が講師を務めるものだった。たいして内容も確認せずに参加した私は「あれっ?」と思った。私は専門家からのお話を聴けるものと思っていたのだが、まったく私の早とちりというわけだった。

 講座の構成は、(1)アルテピアの紹介、(2)歌川広重、(3)印象派の画家たち(4)一度は見たい世界の名画、という構成だった。

 アルテピアの紹介については、アルテピアへの入会の案内だった。年会費は1万円とのこと、特典は道内の主な美術館の観賞料が無料になるとのことだった。

 「歌川広重」は葛飾北斎と並び称せられる浮世絵画家の巨匠である。北斎の天才的な技法も素晴らしいと思うが、私はどちらかというと広重の「東海道五十三次」の方がリアリティの中に情緒性を感じる広重の方が好ましく感じていたので、スライドで広重の画を見ながらの解説を心地良く伺った。広重の画はモネやゴッホに大きな影響を与えたことでも知られる人だが、両者の画を並べて見せてくれたのも楽しかった。

   

※ 広重「東海道五十三次」の最初の画となる「日本橋」

   

※ 「東海道五十三次」の中でも私の最もお気に入りがこの「庄野」です。

   

※ 北斎「富嶽三十六景」の中でも最も有名な「神奈川沖浪裏」です。

 「印象派の画家たち」では、印象派に属する画家はたくさんいるようだが、その中から印象派を代表するモネとルノワールの作品が紹介された。両者の共通点と違いが紹介されたが、美術に関心が薄い私はどの画を見てもボーっとしか見ておらず、彼らの画の良さを感得することはできなかった。

   

※ モネの代表作の一つ「印象―日の出」です。

        

※ こちらはルノワールの代表作の一つ「春の花束」です。

 「一度は見たい世界の名画」は、合計17点の絵画について紹介があった。その中でも世界の三大名画の一つとされるレンブラントの「夜警」、ダヴィンチの「モナリザ」の紹介はあったが、もう一つが何なのかについて言及されなかったのは何故か?その他にムンク、フェルメール、ゴッホ、北斎などの代表作について紹介があった。

   

※ 世界の三大名画の一つとされるレンブラントの「夜警」です。

        

※ こちらも三大名画の一つ、言わずと知れたダヴィンチの「モナリザ」です。

 解説が専門家の方ではなく、ボランティアの方々だったこともありけっして深みのある解説ではなかったが、前述したように私にとっては聴きやすい講座だったが、美術の興味関心が深い人にとってはやや物足りなさを感じた講座だったかもしれない…。

 これを機にとは美術に関心を向けようとは思わないが、ゴッホの「ひまわり」の画は12点も存在するという。機会があればそれらを一度見比べてみたいと思った。もちろん本物ではなく、写真でだが…。

         

※ ご存じゴッホの「ひまわり」の一つの絵です。12の絵を追い求めてみますか?

 

※ 掲載した写真は全てウェブ上から拝借しました。受講中にスライドを撮ったのですが、鮮明ではないために掲載は止めることにしました。



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