【札幌近郊低山紀行】とは、「低山」の定義を標高1,000m前後の山としてその山々を巡ろうというものである。数えたところ札幌近郊には30峰以上の登山に適した低山があるようである。そこを体力づくりも兼ねながらぼちぼちと挑戦することにした。
4年ぶりの神居尻山だった。「道民の森」として整備されている故か、階段登行の多い山である。階段登行はいつも辛く、私は苦手である。(誰もがそう?)それでもたくさんの高山植物が疲れた私を慰めてくれた。
6月7日(日)、北海道森林整備公社が主催する「神居尻山登山と高山植物観察会」があり、参加した。実はこの催しには2011年に一度参加したことがあり(その時の様子はこちらに⇒ 前編、 後編)、今回で2度目の参加だった。
「道民の森 神居尻地区」は当別町の山奥深くに位置し、私の自宅から車を駆って約1時間半のところにある。
朝9時30分の集合時間だったが、一般参加者は意外に少なく18名ほどだった。それに対して、指導員の方が6名いたため、3班編成で参加者6名に2名の指導員が付いてくれるという贅沢な登山であり、高山植物観察会だった。
天気は曇天のため、暑くもなく寒くもなく、上々のコンディションだった。
先頭に付いた指導員の方が大変熱心な方で、登山道のいたるところで止まって植物の説明をしてくれ、その上適時休憩時間も取ってくれるので、登山のペースはいたってゆったりしたものだった。
神居尻山の登山道はA、B、Cと三コースあるが、私たちは最短コースのCコースを上り、Bコースを下りてくるというルートだった。Aコースは大きく迂回するルートのため、現在はほとんど使われていないとのことだった。
Cコースの初めはそれほどきつくない登山道を、ところどころで指導者の植物の説明を聞きながら淡々と上る感じだった。
ところがBコースとの合流点、山頂前の一つのピークを目ざす上りは、オーバーに表現すると頭上に向かって階段が真っ直ぐ伸びているという感じで、直登そのものである。この階段上りがきつかった。私の前が高齢の婦人だったこともあり、それほどペースが上がらなかったことが幸いだった。
※ 第1のピークから眼下には青山貯水池の水が望めます。
合流点で休憩を取り、しばらくは尾根伝いを行くのだが、登山道の両端が鋭く切れ落ちていてスリル満点である。そしてすぐまた山頂を目ざして、再び階段登行の直登が始まった。参加者の中には最初の直登で恐れをなし、山頂登行を断念した人が数人いたようだが、私たちの班は全員が登頂した。
※ 第1のピークから尾根を渡り前方の山頂を目指します。
※ 直登に近い階段登行を繰り返して到達した神居尻山山頂です。
※ 山頂から周囲を見回すと、谷間にはまだ雪が残っていました。
神居尻山の様子などについては2011年のブログと重複するので割愛し、ここでは登山時に目に入った高山植物についてのレポを中心とします。
実は登山中は写真を撮るのがせいぜいで、花の名前をメモすることは集団行動上不可能だった。
そこで思案したのだが、下山後に写真を見ていただきながら、指導員に花の名を再び教えていただくことをお願いしたところ、快諾していただきたくさんの高山植物を紹介できることになった。中川某指導員に感謝々々である。
なお、私がすでに藻岩山などで見慣れていたニリンソウ、エンレイソウ、クルマバソウ、等については割愛した。この時期、神居尻山で特別目立ったのはマイヅルソウだった。登山道の両脇はマイヅルソウのオンパレードのようだったが、これも割愛した。
それでは、神居尻山の植物たちをご覧あれ!!
《セイヨウトウガラシ》
《マシケレイジンソウ》
《ハクサンチドリ》
※ もっと鮮やかな花もあったのですが…。この花も山では目立ちました。
《タニウツギ》
《エゾノユズリハの実》
《オオカメノキ》
《ヒメゴヨウイチゴ》
《シラネアオイ》
※ 高山植物の女王(?)この花も山の上部ではたくさん見られました。
《キバナイカリソウ》
《チシマザサの花》
※ 目立ちませんが、濃い紫の花が印象的です。
《ミヤマオダマキ》
《チシマフウロウ》
《カラマツソウ》
《ミヤマアズマギク》
《ムラサキヤシオ》
《エゾハクサンイゲ》
《ミヤマカエデ》
以上、非常にたくさんの花たちを紹介しましたが、指導員からは紹介した倍以上の花を教えていただきましたが、全てを写真に収めることはできませんでした。それほど神居尻山の高山植物は豊富でした。
※ Bコースの下山口(登山口)です。
【神居尻山 登山データー】
標 高 947m
駐車場 治山の森駐車場に20台くらい駐車できる。
Bコース登山口は駐車場の直ぐ近く。Cコース登山口は駐車場から徒歩10分
行 程 Cコースス登山口→(2時間30分)→分岐点→(25分)→神居尻山山頂→(15分)→分岐点→(1時間40分)→Bコース登山口
※ 本文でお分かりのように、登山中に立ち止まって植物の説明をすることが多々あり、標準の登山時間よりはかなり時間がかかっています。
時 間 登山(約2時間55分)、下山(約1時間55分)
登山日 ‘15/06/07
《ウォーキング覚書》 6月 1日 ~ 6月10日までの記録
〔月 / 日〕 〔ウォーク歩数〕 〔 備 考 〕
6/01 11,107 北大往復
6/02 23,178 藻岩山登山(自宅から往復)
6/03 10,492 サッポロファクトリー往復
6/04 10,777 ホーマック往復
6/05 9,704 札幌中心街往復
6/06 8,695 翌日を控え休養日
6/07 19,386 神居尻山登山
6/08 15,093 かでる往復、北大往復
6/09 10,880 大通~ススキノ~自宅
6/10 10,755 桑園地区
◇10日間の総歩数 130,067歩 ◇10日間の一日平均歩数 13,007 歩
この10日間の平均も1万3千歩を確保することができた。
この10日間の特徴は何といっても2度の登山である。藻岩山登山は登山自体が比較的楽なこともあって、自宅から登山口までも歩いてみた。神居尻登山は意外に歩数が少ない印象である。
またこの10日間は自転車を使用しなかったのも特徴の一つだ。いつもは使っていた北大の講座に出かける際も歩数歩稼ぐためにウォーキングを選択した。講座を終えた後の夜間に歩くのはあまり気持ちの良いものではないのだが…。
4年ぶりの神居尻山だった。「道民の森」として整備されている故か、階段登行の多い山である。階段登行はいつも辛く、私は苦手である。(誰もがそう?)それでもたくさんの高山植物が疲れた私を慰めてくれた。
6月7日(日)、北海道森林整備公社が主催する「神居尻山登山と高山植物観察会」があり、参加した。実はこの催しには2011年に一度参加したことがあり(その時の様子はこちらに⇒ 前編、 後編)、今回で2度目の参加だった。
「道民の森 神居尻地区」は当別町の山奥深くに位置し、私の自宅から車を駆って約1時間半のところにある。
朝9時30分の集合時間だったが、一般参加者は意外に少なく18名ほどだった。それに対して、指導員の方が6名いたため、3班編成で参加者6名に2名の指導員が付いてくれるという贅沢な登山であり、高山植物観察会だった。
天気は曇天のため、暑くもなく寒くもなく、上々のコンディションだった。
先頭に付いた指導員の方が大変熱心な方で、登山道のいたるところで止まって植物の説明をしてくれ、その上適時休憩時間も取ってくれるので、登山のペースはいたってゆったりしたものだった。
神居尻山の登山道はA、B、Cと三コースあるが、私たちは最短コースのCコースを上り、Bコースを下りてくるというルートだった。Aコースは大きく迂回するルートのため、現在はほとんど使われていないとのことだった。
Cコースの初めはそれほどきつくない登山道を、ところどころで指導者の植物の説明を聞きながら淡々と上る感じだった。
ところがBコースとの合流点、山頂前の一つのピークを目ざす上りは、オーバーに表現すると頭上に向かって階段が真っ直ぐ伸びているという感じで、直登そのものである。この階段上りがきつかった。私の前が高齢の婦人だったこともあり、それほどペースが上がらなかったことが幸いだった。
※ 第1のピークから眼下には青山貯水池の水が望めます。
合流点で休憩を取り、しばらくは尾根伝いを行くのだが、登山道の両端が鋭く切れ落ちていてスリル満点である。そしてすぐまた山頂を目ざして、再び階段登行の直登が始まった。参加者の中には最初の直登で恐れをなし、山頂登行を断念した人が数人いたようだが、私たちの班は全員が登頂した。
※ 第1のピークから尾根を渡り前方の山頂を目指します。
※ 直登に近い階段登行を繰り返して到達した神居尻山山頂です。
※ 山頂から周囲を見回すと、谷間にはまだ雪が残っていました。
神居尻山の様子などについては2011年のブログと重複するので割愛し、ここでは登山時に目に入った高山植物についてのレポを中心とします。
実は登山中は写真を撮るのがせいぜいで、花の名前をメモすることは集団行動上不可能だった。
そこで思案したのだが、下山後に写真を見ていただきながら、指導員に花の名を再び教えていただくことをお願いしたところ、快諾していただきたくさんの高山植物を紹介できることになった。中川某指導員に感謝々々である。
なお、私がすでに藻岩山などで見慣れていたニリンソウ、エンレイソウ、クルマバソウ、等については割愛した。この時期、神居尻山で特別目立ったのはマイヅルソウだった。登山道の両脇はマイヅルソウのオンパレードのようだったが、これも割愛した。
それでは、神居尻山の植物たちをご覧あれ!!
《セイヨウトウガラシ》
《マシケレイジンソウ》
《ハクサンチドリ》
※ もっと鮮やかな花もあったのですが…。この花も山では目立ちました。
《タニウツギ》
《エゾノユズリハの実》
《オオカメノキ》
《ヒメゴヨウイチゴ》
《シラネアオイ》
※ 高山植物の女王(?)この花も山の上部ではたくさん見られました。
《キバナイカリソウ》
《チシマザサの花》
※ 目立ちませんが、濃い紫の花が印象的です。
《ミヤマオダマキ》
《チシマフウロウ》
《カラマツソウ》
《ミヤマアズマギク》
《ムラサキヤシオ》
《エゾハクサンイゲ》
《ミヤマカエデ》
以上、非常にたくさんの花たちを紹介しましたが、指導員からは紹介した倍以上の花を教えていただきましたが、全てを写真に収めることはできませんでした。それほど神居尻山の高山植物は豊富でした。
※ Bコースの下山口(登山口)です。
【神居尻山 登山データー】
標 高 947m
駐車場 治山の森駐車場に20台くらい駐車できる。
Bコース登山口は駐車場の直ぐ近く。Cコース登山口は駐車場から徒歩10分
行 程 Cコースス登山口→(2時間30分)→分岐点→(25分)→神居尻山山頂→(15分)→分岐点→(1時間40分)→Bコース登山口
※ 本文でお分かりのように、登山中に立ち止まって植物の説明をすることが多々あり、標準の登山時間よりはかなり時間がかかっています。
時 間 登山(約2時間55分)、下山(約1時間55分)
登山日 ‘15/06/07
《ウォーキング覚書》 6月 1日 ~ 6月10日までの記録
〔月 / 日〕 〔ウォーク歩数〕 〔 備 考 〕
6/01 11,107 北大往復
6/02 23,178 藻岩山登山(自宅から往復)
6/03 10,492 サッポロファクトリー往復
6/04 10,777 ホーマック往復
6/05 9,704 札幌中心街往復
6/06 8,695 翌日を控え休養日
6/07 19,386 神居尻山登山
6/08 15,093 かでる往復、北大往復
6/09 10,880 大通~ススキノ~自宅
6/10 10,755 桑園地区
◇10日間の総歩数 130,067歩 ◇10日間の一日平均歩数 13,007 歩
この10日間の平均も1万3千歩を確保することができた。
この10日間の特徴は何といっても2度の登山である。藻岩山登山は登山自体が比較的楽なこともあって、自宅から登山口までも歩いてみた。神居尻登山は意外に歩数が少ない印象である。
またこの10日間は自転車を使用しなかったのも特徴の一つだ。いつもは使っていた北大の講座に出かける際も歩数歩稼ぐためにウォーキングを選択した。講座を終えた後の夜間に歩くのはあまり気持ちの良いものではないのだが…。