ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「10%が問う日本 3」を拝読しました

2019年10月05日 | 日記
 2019年10月3日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「10%が問う日本 3」を拝読しました。

 10月1日に消費税が税率8パーセントから10パーセントに値上げされたことで、税収入が増えたので国の医療・介護対策は何とかなると漠然と感じた方がいるのかもしれません。

 このコラムの見出しは「重老齢社会 足りぬ備え」です。そしてサブ見出しは「医療・介護 現役世代に重荷」と掲げています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版は見出し「重老齢社会 足りぬ備え 「医療・介護 現役世代に重荷 10%が問う日本 3」と報じています。



 このコラムの記事の中ほどでは「特に医療・介護は難題だ」と指摘しています。65歳から74歳の“前期高齢者”と呼ばれる方が要介護認定を受ける比率は4パーセントと低いのですが、これが75歳以上になると32パーセントに跳ね上がります。

 これを社会が支えるにはお金がかかります。

 2025年には「団塊の世代」が75歳以上の“後期高齢者”になり、日本の人口の約2割が75歳以上になります。これもだいぶ前から分かっていたことです。

 このコラムでは、今年9月10日に中小企業の従業員約4000万人が加入する全国健康保険協会(通称、協会けんぽ)は運営委員会を開き、2020年度の保険料率を決める議論を始めました。2012年度に「負担の限界」として決めた健康保険料率10パーセントは、加入者の賃金増によって保険料収入が増えない場合には、2029年度には11パーセントに上げるという見通しを示しています。

 現在の赤字を補填する3.3兆円の準備金は数年後に取り崩しを始める見通しです。

 日本の社会保証制度は、現役の働く世代の保険料収入を引退世代に給付する仕送り型です。人口が増える前提で考えられたものです。

 その一方で、高齢者を含む全世代が社会保障財源として負担する消費税は、1989年に3パーセントとして導入され、今回の10パーセントに上がるまでに30年かかりました。

 この簡に、国民所得に対する割合は、社会保障負担は10.2パーセントから17.4パーセントまで上がりました。全体の税負担の割合は25パーセント前後で推移しています。

 この不思議な仕組みは、現役世代に偏重して負担しているという構図です。よくいわれている御神輿(おみこし)型から肩車型への移行です。

 これは深刻な問題です。「10%が問う日本 2」が指摘したように、高速道路財源などに回す余裕はないのです。現政権がいう「全世代型社会保証」という言葉の中身は何なのかを、よく考え、見守りたいものです。

 最近、厚生労働省は地方の公立・公的病院424病院の再編を提案しています。別の点で、重老齢社会対策が始まってるように感じます。

 今回の消費税の10パーセント税金増を何に使うのかをよく見守りたいものです。

 2019年10月3日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「10%が問う日本 2」については、弊ブログの2019年10月4日編をご覧ください。

長野県小県郡長和町和田にある大展望台三峰茶屋から四方八方の山々を眺めました

2019年10月05日 | 旅行
 長野県長和町和田にある大展望台三峰茶屋から四方八方の山々を眺めました。大展望台の標高は1750メートルです。

 この長和町和田にある大展望台三峰茶屋は、松本市や小県郡長和町、上田市、諏訪市などの山麓の山々に囲まれている山の中です。北側には美ヶ原高原が、南側には霧ヶ峰高原があります。大展望台三峰茶屋からの眺めは、日本は山国だと実感できるものです。

 山岳道路のビーナスラインを霧ケ峰高原の“霧の駅夏”から北に向い、八島湿原の入り口を過ぎて北に進むと、和田峠の農の駅を通過します。

 この和田峠を長和町方向に下ると、諏訪市と佐久市を結ぶ国道に出ます。

 和田峠をさらに北に向かってビーナスラインを大まかには北上すると、大展望台三峰茶屋という展望のいい尾根沿いにでます。



 この大展望台三峰茶屋は、長野県小県郡長和町和田唐沢にあります。

 ここから南側を眺めると車山(標高1925メートル)がよく見えます。車山の北側山麓の麓には八島湿原があります。



 北東方向には佐久平越しに浅間山(標高2568メートル)山系が見えています。浅間山には雲・霧がいくらかかっていて、ぼんやりと見えています。





 逆に、北側の少し西側には、美ヶ原高原の王ヶ頭(標高2034メートル)にあるテレビ塔群を望むことができます。独特の風景です。



 この美ヶ原高原の王ヶ頭は、松本市大字入山辺です。

 眺めている方向から考えると、北信濃の山々が見えています。雲がかかっています。



 さらに、北方向の眼下の山中には、小さな盆地のような山間(やまあい)の水田地帯が見えています。この小さな盆地はどこかは分かりません。



 この小さな盆地以外は、人家がない山あいです。

 大展望台三峰茶屋のすぐ近くの山麓もよく見えます。大展望台三峰茶屋の北西にある三峰山です。



 この大展望台三峰茶屋から目の前に見える山麓です。



 この大展望台三峰茶屋からビーナスラインをさらに北に向かい、かなり上りが厳しいくねくね道の斜面を上がると、美ヶ原高原に到着します。

(追記)松本市大字入山辺にある美ヶ原電波塔は長野県のほぼ中央に位置する高台であることから、長野県各地に各種の電波を送るために設けられた施設群だそうです。長野県は山国の部分が多いために、ここから電波を中継しています。