自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
山の端を
照らしながら
生まれてきた
新しい日。
山の端から
生まれるゆえ
日の出は遅く
冬至に向かって
ますます
日の入りは早く
貴重な貴重な
日の光。
おや、大山の山頂に
白き筋。
今朝の日の出
立冬を過ぎ
一段と冷え込んだ今日。
庭にも
小さくてかわいい
冬の使者。
そんな今日は
かれんの誕生日。
おめでとう6歳。
2か月の時にうちに来たので
5年と10か月
一緒にいたことになる。
そして
幼少期を除いて
ほとんど毎日
一緒に歩いたことになる。
そんなことを想いながら
寒さの中を散歩する。
シクラメン〈サクラソウ科〉
夕方の散歩が終わると
もう一回、
行こうという。
すると、
海の方から赤い月。
そういえば、
12日は満月。
おかげで、
見ることができた
昨日の満月。
昨日の満月
昇り始め
夏の暑い日
冬の寒い日
風の強い日
犬の散歩は大変だ。
それでも
心地よい日もある。
空は晴れ
風はなく
暑くもなく
寒くもなく。
そんなときに
散歩できると
しみじみ幸せを感じる。
今日もそんな日。
実をつけた栴檀〈センダン科〉
朝の小雨の
贈り物。
しばしの間の
大きな虹。
どんな大きな
入れ物にも
収まらなけど
心には収まる
大きな虹。
今朝の虹
ないことで
あること。
あることで
ないこと。
視点で
違ってくる
見えてくる風景。
ないけどある
あるけどない。
ノイバラのローズヒップ〈バラ科〉
降りそそぐ
晩秋
あるいは
初冬の光。
宇宙と
人と
ひとつになる
とき。
今朝の大山と日野川
秋の日の
とろけるような
時(とき)と空(くう)
近くの公園で
ひだまり
ひだまり
ぽっかほか。
冬が来たけど
ひだまりは
夏のにおいが
ほんのりと。
咲くよ
咲くよ
ぱあっとね。
だって
ひだまり
ぽっかぽか。
源平小菊〈キク科〉