今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

もう一つのいのち

2014-01-16 22:16:57 | 「かれん」

いのちのなかの

いのちの息吹。

こんこんと

湧き上がる…。

いのちのなかの

いのちの煌めき。

きらきらと

ひかり輝く…。

いのちのなかの

いのちの温もり。

じんわりと

こころ温める…。

いのちのなかに

もう一つのいのち。

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アリッサム〈アブラナ科〉            山陰柴犬「かれん」

copyright Maoko Nakamura


冬の雨

2014-01-15 23:03:03 | 気持ち

今日降っている

冷たい雨が

明日は上がりますように。

今度降る雨が

たとえまだ冷たくても

春の証となりますように。

ほんの少しでも

何か違う冷たさを感じて…。

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万両〈ヤブコウジ科〉             見返りかれん

copyright Maoko Nakamura


「縁」

2014-01-14 10:57:45 | 気持ち

自らの

意志の積み重ねを

われわれは

「縁」と呼ぶ。

それが

心に感じ取れるくらいに

濃密になったとき。

あるいは

自らの

行いの積み重ねを

われわれは

「縁」と呼ぶ。

それが

体に感じ取れるくらい

親密になったとき。

それを

われわれは

「縁」と呼ぶ。

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グラマトフィラム/タイガーオーキッド〈ラン科〉

copyright Maoko Nakamura


「かれん」

2014-01-13 20:28:29 | 「かれん」

生まれくる

あまたのいのちの

その一つを引き受ける。

今ここにある

喜びと

遠くにある

別れの悲しみを胸に。

ともに

これから歩んでゆかんと。

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パンジー〈スミレ科〉               山陰柴犬(かれん)

copyright Maoko Nakamura


蜜蜂のこと

2014-01-12 10:02:28 | 自然・植物

枇杷の花が散り

梅の花が咲くまで…。

その12月から2月頃までは

働き者の蜜蜂たちが

1年のうちで唯一

出かけるのを休む時季。

今頃蜜蜂たちは

巣の中で体を寄せ合って

寒さをしのいでいるのだろう。

交替で集団の

内に入ったり外に出たりして

各々の体温が下がり過ぎないようにして。

やっぱりここでも

たゆまなく働きながら…。

梅の便りを心待ちに…。

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朝と夜

copyright Maoko Nakamura


ある夕暮れ

2014-01-11 18:26:54 | 自分

あまりにも早く

1日が過ぎていくのが

切なくて

残された時に抗うように

暗くなっても

灯りをつけないで

本の活字を追った

今よりずっと若かった頃の

夕暮れどき。

今よりずっと時間があった

夕暮れどき。

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これもまゆみ〈ニシキギ科〉?

copyright Maoko Nakamura


土笛

2014-01-10 13:27:42 | 遊び・歳時

弥生時代の土笛を作る。

粘土で丸を作り

半分にして中をくり抜き

4つと2つ穴をあける。

それを合わせて

上にも穴を一つ。

乾かすこと1か月。

出来上がった土笛。

前後の穴を抑え

上の穴から息を入れる。

演奏まではできぬが

音を出しては

弥生の頃に思いを馳せる

雪の日。

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ワイルドストロベリー〈バラ科〉                 土笛(むきばん史跡公園にて)

copyright Maoko Nakamura


冬最中

2014-01-09 16:10:13 | 自然・植物

横なぐりの風と

窓を叩く雪。

海も山も見えず

その上

結露でさらに

視界が遮られ…。

外では風と海がうなり

内ではストーブがうなり

すっぽりと

冬の中…。

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クレマチス(シルホサ ‘ジングルベル’)〈キンポウゲ科〉

copyright Maoko Nakamura


標(しるべ)

2014-01-06 10:46:07 | 

日常が返ってきた

6日の朝。

いつもの机の上に

今までなかったものが一つ。

正月に会った友が貸してくれた

「老いと死について」の本。

すべて

身内を失いし友が

何度も何度も

繰り返し読んだという本。

いつもの机の上に

今までなかったものが一つ。

先を歩む友からの

ありがたき標。

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昨日の大山(鳥取県)              みるくの里より

copyright Maoko Nakamura


清々しく…

2014-01-05 09:38:54 | 遊び・歳時

公園の掃除で始まった

今年最初の日曜日。

新年のご挨拶をし合い

近所の人たちとゴミを拾う。

夕べの嵐は

朝が来る前に過ぎ去り

空は青く

山の端は蒼く

海は碧く…。

掃除が終われば

寒いけれど清々しく…。

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シャコバサボテン〈サボテン科〉

copyright Maoko Nakamura


学び舎の桜

2014-01-04 10:26:36 | 遊び・歳時

店が開くのを待っている

駐車場の向こうに

三階建の

コンクリートの学び舎。

庭には

葉をすっかり落とした桜の木。

正月来たりなば

桜遠からじ。

薄紅色に染まる頃

子どもたちは

自らの階段をまた一つ上へ。

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ストック〈アブラナ科〉

copyright Maoko Nakamura


冬の海

2014-01-02 11:07:19 | 自然・植物

晴れたり、曇ったり、降ったり…。

冬のこんな日は

海の色も

刻々と変わっていく。

緑色、水色、灰色、藍色、

それらの混じりあった色…。

水平線は

アイラインを引いたように

くっきり濃く。

風が連れてくるのは

白いレースの波。

時折り

その上を鳥の群れ。

カモメ、カラス、トンビ、鵜など…。

冬のこんな日は

海の色も

刻々と変わっていく。

部屋にいても

退屈しないようにと…。

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ナスタチューム〈ノウゼンハレン科〉

copyright Maoko Nakamura