今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

忘年会2012

2012-12-16 11:51:47 | 気持ち

テーブルの上には

ご馳走と

それぞれの1年。

飲みながら

食べながら

過ぎ去りし日々を

振り返れば

仲間と過ごした時間の

そのかけがえのなさが

改めて

心に沁みてくる。

笑ながら

和みながら

互いの気持ちを

語り合えば

仲間と過ごす時間の

そのかけがえのなさが

改めて

胸を打つ。

テーブルの上には

空になった皿とグラスと

それぞれの未来。

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ミモザ〈マメ科〉

copyright Maoko Nakamura


呼吸

2012-12-15 10:41:40 | ヨガ・呼吸

吐いて

吸って…

呼吸をすることだけに

意識を集中させて

生きていることを

楽しみ

今、ここにいることを

味わう。

吐いて

吸って…。

呼吸することだけに

意識を集中させて

自分であることを

味わい

自分でないことを

楽しむ。

吐いて

吸って…。

今、ここで。

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ローズマリー〈シソ科〉

copyright Maoko Nakamura


忘れ物

2012-12-14 11:12:23 | 

忘れ物が届いた。

買ったばかりの

手袋片方。

高価なものではないけど

これから春まで

いつも一緒に出掛ける

大事な相棒。

さっそくはめて外に出た。

ポカポカしたのは

手ばかりではなく…。

忘れ物が届いた。

忘れがちな

大切なものと一緒に…。

大切なものを忘れるなと…。

ポカポカしたのは

手ばかりではなく…。

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ワイルドストロベリー〈バラ科〉

copyright Maoko Nakamura


春紡ぎ

2012-12-13 11:23:58 | 自然・植物

陽気に誘われて

久しぶりに庭に出る。

花はほとんどなくなったけれど

水仙もムスカリも瑞々しい葉を伸ばし

ヒヤシンスは蕾をもたげ

ミモザは小さな拳骨のような蕾を

余すところなくつけていた。

彼らの中に

もう春は生まれている。

これからやってくる

寒くてたまらない昏い日には

庭で少しずつ春を紡いでいる

彼らのことを思い出そう。

冬を少しも厭うことなく

春をこよなく愛している彼らのことを…。

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バラ〈バラ科〉

copyright Maoko Nakamura


昨日聴いた歌は…

2012-12-12 14:53:19 | 

昨日聴いた

あの美しい歌は

どこに消えていったのか。

懐かしい童謡や

遠い昔の歌。

空気を静かに振舞わせ

それぞれの耳に届いた

あの美しい歌は

どこに消えてしまったのか。

思い出せば心地よく

冬の最中に春を運んできた

あの美しい歌は

どこに消えてしまったのか。

夢の続きのように

あの時間を思い出せば

心地よい余韻が甦る。

昨日聴いた

あの美しい歌は

それぞれの胸の

深いところに消えたのだ。

体に沁みわたる水のように

それぞれの一部となったのだ。

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たんぽぽ〈キク科〉

copyright Maoko Nakamura


ハゼの木

2012-12-11 09:42:45 | 自然・植物

1日出かけていた翌朝

庭のハゼの木を見れば

もう葉が数枚…

棒のようになって

立っていた。

昨日の雪と風が

葉を飛ばせたのか。

けれど幹には

新しい芽の膨らみが…。

旅立った葉は

母なる大地に舞い降りて

再び母の一部となって

再びいのちを紡ぎだす。

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バラ〈バラ科〉

copyright Maoko Nakamura


冬のカモメ

2012-12-09 11:13:14 | 自然・植物

真っ青な空と海の間を

飛ぶカモメも美しいけれど

灰色の空と海の間を

飛ぶカモメに

より心ひかれるのは

なぜだろう。

粉雪舞う

ちょうど今日のような

空と海の間を

飛ぶカモメに…。

白と灰色の羽を

懸命に翻しながら

冬のほの昏い景色に

脈動を与えるカモメよ。

どうして

心ひかれずにいられようか。

真っ青な空と海の間を

飛ぶカモメも美しいけれど…。

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アリッサム〈アブラナ科〉

copyright Maoko Nakamura


冬の恋人

2012-12-08 21:22:08 | 遊び・歳時

外は雪。

いつの間にか

辺り一面真っ白に。

古い家ゆえ

寒さがしんしんと

忍び込んでくる。

お湯を沸かして

この冬初めての

湯たんぽを用意する。

布団に入れて

準備万端。

冬の恋人といえば

もはや

湯ゆたんぽ以外には

考えられない。

温かき恋人のいる幸せ!

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バラ〈バラ科〉

copyright Maoko Nakamura


小春日和

2012-12-07 14:56:08 | 自然・植物

久しぶりの

青い海と青い空…。

その間を

白とグレイの羽を翻し

カモメたちが飛んでゆく。

揺れるススキに

あくびが一つ。

やらなければいけないことは

たくさんあるけれど

しばし

海辺を歩くご老人と

小春日和の午後を楽しむ。

その姿を追いながら…。

久しぶりの

まばゆい光に

心弾ませながら…。

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蔦〈ブドウ科〉

copyright Maoko Nakamura


冬の海よ

2012-12-06 11:46:04 | 自然・植物

緑がかった灰色

青みがかった灰色

黒っぽい灰色…

雲や光の具合によって

色を変えていく冬の海。

今度は

水平線と波打ち際が青で

その間は緑色に…。

時折

白波が上がり

トンビやカモメが

ゆうゆうとその上を飛び回る。

そして再びに

緑がかった灰色に…。

ひたむきに生きている人の

心のように

刻一刻と

色を変える冬の海よ。

愛してやまない冬の海よ。

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アイビーゼラニウム〈フウロソウ科〉

copyright Maoko Nakamura


あなたからもらった言葉

2012-12-05 22:47:26 | 気持ち

初めて雪が降った日

あなたからもらった温かな言葉。

凍てつく日にも

言葉は心を温める。

うららかな陽だまりのように…。

木枯らし吹く暗い夜

あなたからもらった輝く言葉。

闇の夜にも

言葉は心を輝かす。

まばゆい朝日のように…。

心を温め

心を輝かす

あなたの言葉。

言葉はあなたそのものだから…。

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パンジー〈スミレ科〉

copyright Maoko Nakamura


今日から冬

2012-12-04 10:02:34 | 自然・植物

鈍色の雲が

山の端まで伸びている。

山では雪が降っているに違いない。

木枯らしに

木々やススキがあおられる。

「風よ、もっと吹け」と

トンビが空を舞う。

眠り始めた庭に

名残の菊が横たわる。

錦色の秋は

すっかり終わった。

今日から冬と暮らそう。

灰色の中の

幾つもの色を楽しみながら…。

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ヤツデ〈ウコギ科〉

copyright Maoko Nakamura


ガンバの大冒険 

2012-12-03 15:42:52 | 気持ち

劇団四季のミュージカルは

それはそれは素晴らしかった。

が、さらにそれを素晴らしくしていたのは

それが民間の会社の

社員一人一人の

月々100円の積み立てで行われ

当日の運営も

社員の方たちがされていたということ。

もちろん着ぐるみの

サンタさんとトナカイさんも!

毎月の一人の100円が造りだした

夢のような世界。

今年は全国22の地域で

行われるという。

会場で

夜、布団の中で

子どもたちはその日

どんな夢を見たのだろうか。

日産労連NPOセンター「ゆうらいふ21」 第37回クリスマスチャリティー公演

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マーガレット〈キク科〉

copyright Maoko Nakamura