幹線道路から海へと
真っ直ぐ伸びる
道路の一角に空き地があって
夏の終わりになると
黄花コスモスが咲いていた。
一面をまばゆい黄金色に染めて。
通りかかった人は足を止めて眺め
あるいは少々摘んで持ち帰り
晩夏限定の町の花畑を楽しんだ。
ところがある日
ユンボがやってきて(トンボではなく)
瞬く間に今風のアパートができ
ベランダには洗濯物がなびいた。
黄花コスモスはもう咲かない。
けれどその下には
おびただしい数の種が眠り
いつか咲くことを夢見ているのだ。
こんな穏やかな名残りの夏に・・・。
園芸店に並んでいた
黄花コスモスを庭に植えた。
なんだかあの風景が懐かしく・・・。
そして
どこかで今まだ眠っている
あなたの夢がいつか花開きますようにと・・・。
黄花コスモス〈キク科〉
copyright Maoko Nakamura
強い花で毎年こぼれ種から咲いています。
我が家のは一重がおおいです。
アパ-トが建ってしまって、咲かないのは残念ですが、きっと、
いつの日かまた、咲きますよ!
みんな、散策しながら写真を撮ったりして笑顔でした。
でもあんな可愛い花を閉じ込めるのも人間なんですね。
秋を告げる黄色…。
見ているとなんだか元気になります。
私は今年初めて植えたのですが
来年はごぼれ種で咲いてくれるかな?
アパートの黄花コスモスも
いつか咲いてくれるかな?
隙間などにひょっこりと。
群生しているところが、いろいろあるのですね。
コスモスは群生しているのがいいですよね!
みなさんに愛されている相模原の黄花コスモス、
ぜひ残してほしいです。