自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
豪雨が上がった夕まぐれ
雨が溜まった手水石に
ウソがやってきて水浴びをする。
バタバタと羽を広げて
水をまき散らし
フィーフィーという甲高い声を
暮れなずむ空に響かせながら…。
それからウソは
屋根の方へと舞い上がり
再び水浴びにやってきた。
同じ鳥だったのか
番いのもう一羽だったのか
やっぱりバタバタ、フィーフィーと…。
露天風呂の脇の
いつもは水のない手水石。
けれど大雨が降ると
ここが水浴びに場になるのを
知っているかのように…。
ブラキカム〈キク科〉
copyright Maoko Nakmaura
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