時々思い出す
親戚のおばあさんのこと。
家が近くだったので
よく遊びに行った。
いつも優しい
小さなおばあさんだった。
けれどそれは
悲しい想いを
たくさんした故か。
女手一つで娘を育て
畑と田んぼの他の
どこへも行かなかった。
けれど
ある日、思い立って
遠くに出かけた。
まだ見ぬ実の母に会うために。
帰ってくると
畑と田んぼの他の
どこへも行かなかった。
そうして
ますます小さくなって
天国へと旅立った。
自分の家で安らかに。
時々思い出す
親戚のおばあさんのこと。
優しい笑顔と優しい言葉。
生前は知ることのなかった
その胸のうち。
バラ〈バラ科〉
親戚のおばあさんのこと。
家が近くだったので
よく遊びに行った。
いつも優しい
小さなおばあさんだった。
けれどそれは
悲しい想いを
たくさんした故か。
女手一つで娘を育て
畑と田んぼの他の
どこへも行かなかった。
けれど
ある日、思い立って
遠くに出かけた。
まだ見ぬ実の母に会うために。
帰ってくると
畑と田んぼの他の
どこへも行かなかった。
そうして
ますます小さくなって
天国へと旅立った。
自分の家で安らかに。
時々思い出す
親戚のおばあさんのこと。
優しい笑顔と優しい言葉。
生前は知ることのなかった
その胸のうち。
バラ〈バラ科〉
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