自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々
「この人と結婚して良かった」
と思ったのは
食べ終わって
ご飯が一粒も残っていない
茶碗を見た時だった。
都会育ちで
男兄弟ばかりで
米は貴重品だったのだろうが
なんだかいい人に思えた。
生活の中で
互いの印象は互いに変わり
消え失せてしまったものも
新しく生まれたもののあるけれど
この習慣は
変わらず続いている。
そして年を取るほどに
ご飯がますます好きになってきた。
今は5分づきの米に
もちきびを少し加えて炊いている。
稲〈イネ科〉
copyright Maoko Nakamura
いやいや、当時、私はご飯粒を残していて
夫の食べ方にびっくりした次第で。
でも、なぜだか、その時、いい人に思えました。
何かあった時(?)は、
このことを思い出すようにしています(笑)。
そうですよね、
確かにささいなことの方が
心になじむような気がします。
じわっと実感できるというか…。
きっと人類(ちょっと大げさですが…)は、
そんな幸せを幸せとして
暮らしてきたのかもしれませんね。
いい人なんだなと、わかります。
maokoさんもいい人なんですねえ。
ほのぼのとした詩でした・・・
大切な事を教えていただきました。