金曜日
雨の中を散歩していると
かれんが黒いものをクンクン。
靴かなと思ってよくると
子猫だった。生きていた。
自分は飼えないにしても
保護という取り組みがあることを
教えてもらい家に連れて帰る。
体を吹いてとりあえずキャリーケースに入れ
えさを買いに行く。
夕方、保護活動をしている知人にお世話になり
住まいを整える。
目やにがひどく、
風邪をひいているのではということだった。
体はがりがりだけど
お腹が大きいのは栄養不足のためか。
翌日、病院に連れていくと
やっぱり風邪をひいていた。
ノミ取りや回虫の検査もしてもらう。
ノミはいたが、回虫は出なかった。
２か月の野良の雄とのこと。
初日は警戒心が強く、
ニャンとも鳴かず
餌も夜中にこっそり食べていたが、
次の日は目の前でパクパク。
3日目の今日はすっかりなじんで
ニャンニャン、ごろニャン。
そうなると…。
子犬もそうだが、
子猫の誘惑度もすごい。
人間もまたそうであるが、
自分だけで生きられないものの
助けてもらうための本能とのこと。
そして、そばにいるものは
催眠術にかかったように誘惑される。
ほたるちゃん
