今、ここで(Now ,here) by 中村真生子

自分探詩(じぶんさがし)& 山陰柴犬かれんとの日々

わんことDNA

2015-06-18 10:00:58 | 「かれん」
犬は
タイリクオオカミが家畜化したのが
その始まりとされ
共に暮らし始めて
1万5000年から2万年の
歴史を持つという。

その後
特徴のある犬を掛け合わせることで
さまざまな犬が作り出され
今では350~400種いるという。
ただし、そのほとんどは
200年以内に作られたものである。

DNAを調べ
「オオカミ系」
「牧畜犬系」
「猟犬系」
「使役犬系」に分けた時
最も「オオカミ系」のDNAを
持っているのが柴犬であった。
その率は9割を軽く超えている。
残りの分は猟犬、牧畜犬、使役犬の順。

そして
柴犬はDNA的に縄文犬であるが
山陰柴犬は
珍島犬などに近いDNAを持つため
弥生時代に渡ってきた
弥生犬とされている。

ところで
調べられた85種の中で
秋田犬を抑えて
2番目に「オオカミ系」のDNAを持っていたが
チャウ・チャウであった。
あの毛がふわふわで目が小さい。

ちなみに
DNA的な特徴は犬種の特徴であり
個体差はあるよう。

参考:『ナショナル・ジオグラフィック日本版』2012年2月号


公園で遊ぶ山陰柴犬「かれん」
山陰柴犬は、山陰の優れた犬を残そうと、
鳥取県の因幡犬と島根県の石見犬を掛け合わせ、戦後に作られた犬。
因幡犬の特徴が多く出ている。