マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

「桜祭り」での不思議な出来事&本当に大切なことに近づくということ

2016年04月06日 | イメージ

グランマ夫妻と「全米桜祭り」をのぞいたときの出来事なんですが、

改めて思い出しても、ちょっとあり得なかったので、

ここに書き留めさせてください!

 

夫の異父弟君は今30代半ば。

数年前に離婚し、

ティーンの一人息子君がいるんですが、

離婚の際、

かなりの修羅場を通り、

グランマ&ステップグランパも心を痛め、

それはそれはつらい時を送りました。

 

「今はステキな女性と巡りあい、幸せそう」

と嬉しそうに報告する義母の笑顔に、ほっ。

 

そうだよなあ、いくつになっても、子供は子供で。

大人になっても、

その子が辛い時を通るなら、親も雲に覆われたような気持ちになり、

その子が幸せならば、親も晴れ渡った空を眺めているような気持ちになる。

 

夫の異父弟君は、世間的には、「スーパースター」のような存在。

元モデル(身長190センチ以上!)、スポーツでナショナルチーム選手、

アイビーリーグで博士号しかも学費から生活費まで全て大学持ち、今はアイビーリーグの大学教授。


それでも、親も年を取るほど、「本当に大切なこと」に近づくというか、

こうした皆が羨むような「成果」といったものより、

「その子が幸せか」ということこそが、唯一貴いものとして、迫ってくる。

義母の歩みを振り返り、そんなことをしみじみ思いながら、桜を見上げ。

 

 

2キロほど歩き、ちょっと休憩、とベンチに座ります。

真っ青な空と、日に照らされた淡いピンクとのコントラストをうっとり眺めていると、

真正面5メートル程離れた桜の木の下で、ポーズをとる女性。

背の高い男性が、カメラを向けています。

 

見渡す限りのピンクに囲まれ、

これは・・・、夢?

グランマ夫妻、夫、私、一瞬、時が止まります。

 

少し離れた目の前で、すらりとした男性と、

カメラのスクリーンをのぞきこみ、

「もう一度撮って」とほほ笑むその女性。

 

何と、異父弟君の、元妻さん・・・。

 

さっと立ち上がり、グランマの手を引いて歩き始めるステップグランパ。

元妻さんは、そのまま気づかず、

恋人と腕を組み、反対方向へ歩き始めます。

 

 

 

ワシントンDCから3時間ほどのところに住んでいる元妻さん。

毎年150万人近くが訪れる全米桜まつりで、

同じ日の同じ時刻に一周何キロもある入り江沿いで、

これほどの至近距離に出合う確率って、

どんなものなのだろう・・・。

 

桜マジック。

 

来し方を桜色に染め、

これからを桜色で祝福し。

 

お二人の、そして息子君の未来が、

ますます、幸せなものでありますように。


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