マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

イメージ:捉える単位をより細かくすることで日常は鮮やかに蘇る

2016年04月22日 | イメージ

例えば人でも、

流動し続けるいくつもの粒子からなる存在のように捉えてみる。

すると、流れの中に、

かならず好きだったり、まぶしく輝く部分に出合う。

 

日常的な雑事でも、仕事でも、

自ら築いたのっぺりとしたベールをはがしてみれば、

心躍るパーツに溢れている。

 

中にうごめく粒子単位で、

とらえてみる。

 

ズームを引き離し、

名前をつけ、

まるで孤立した個体のように眺めるのなら、

動きは鈍り、やがて止まる。

動きのない世界で、

自ら作り上げ命名した像に向かって、感情を塗りたくり。

 

中にうごめく粒子を感じてみる。

 

すると、

この人はこうだとか、

この物事はこうだなんていう「イメージ」は、

ぽろぽろと崩れ、流れ始め、

もう心にとどまることもない。

 

目の前の日常が、

鮮やかに輝き始める。


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