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AD(H)D傾向の子にもハイリーセンシティブな子にも大切な「身体を動かす」こと

2016年09月21日 | ハイリーセンシティブチャイルド

次の記事でも紹介する、

ADHDの子供たちのセラピーに長い間携わってきた医師のNed Hallowell氏は、

こちらのクリップで、

AD(H)Dの子にとって、

スポーツへの従事は「マスト」だと強調しています。

 

「身体をしっかり動かす」ことを日常に取り入れるだけで、

AD(H)Dの問題となるような症状が、

改善してしまう場合もあるとのこと。

 

 

これはもう、

我が家でもかなり思い当たりますし、

ADHD傾向を持つ親戚も、

幼少期からスポーツがメインのような生活を送り、

成人してから学問の世界へ移り今は学者といった経歴を持っています。

またADHD傾向を持つ子というのは、

「ギフテッドプログラム」でもよく出合ってきましたが、

本格的な運動をしている子が多かったですね。

 

長男をみていても、

しっかり動いておくと、

より集中できるんです。

 

 

 

 

また、「ハイリー・センシティブ・パーソン」という特性を提唱した、

心理学者エレインNアーロン氏も、

その著者『The Highly Sensitive Child(邦訳:ひといちばい敏感な子)』の中で、

「比較的大胆で、社会的に認められるHSCを育てるヒント」として、

特に「チームスポーツ」をすすめています。

 

 

 

最近、

次男がサッカーを始めたのですが、

アーロン氏の言葉、確かに!と実感しています。

 

アーロン氏も書いているように、

「慣れるのに時間がかかる」かもしれません。

 

特にチームスポーツとなると、

相手を押しのけ、妨げ、ぶつかりあい、

必死でボールを奪い合うわけですから。

 

HSCとは、正反対に位置するような世界ですよね。

 

 

 

家庭の外では「大人しめ」の次男、

サッカーを始めた当初、こんな様子でした。

 

・他の子がボールを持っていると遠慮してボールに触ろうとしない。

・自分が持っているボールも奪われそうになると、すぐに引く。

・少しでも他の子に触れると、申し訳なさそうに立ち尽くす。

・転んだりボールがあたったりして痛そうにしゃがみこむ子の傍で、自分もショック状態。

 

ハイリーセンシティブさ、全開ですね。

 

 

 

それでも本当に、「慣れ」なのだなあと感じています。

 

次男は、元々身体を動かすのが大好きなのですが、

次第に、ボールを追うことに夢中になっていきます。

 

一ヶ月以上たち、今ではすっかり、サッカー少年。

どんな状況であろうと、

ボールに突進していくようになりました。

 

 

先週末の試合では、

ボールの取り合いをしていた子が体勢を崩し、

地面に倒れる際スパイク靴が次男の顎を蹴り、

次男ものけぞって地面に倒れ、

相手の子も転んで泣き始めたんですが、

次男、過集中状態なのか、

痛みもほとんど感じない様子ですぐに立ち上がります。

それでも、相手のことが気になるのは、

変わらないようで、

周りの大人に「だ、大丈夫?」と聞かれつつ、

泣きじゃくる子の傍で、口を結んで、ずっと立ち尽くしてました。

 

 

 

とにかく、

サッカーが楽しくてしょうがないようで、

毎日家でもボールを離しません。

(屋内では「ドリブルだけよし」としているのですが、

ついつい蹴り上げては窘められてます)

 

 

こうした変化の中で、

家庭外の日常生活でも、

積極性や自信や覇気などが、

より出てきたかなと感じています。

 

 

 

 

同性ということで長男と次男をみてみると、

長男は、幼少期から、あまりチームスポーツを楽しむ

ということがありませんでした。

どちらかというと、ボールを扱うのも不器用で、

ボールを取り合うという雰囲気にも、

なかなか慣れませんでした。

それでも中学生ぐらいから、

身体的なコーディネーションなども追いつてきたのか、

今ではすっかり、スポーツ大好きティーンになっています。

 

生まれ持った能力もあるでしょうが、

次男の方が、小さな頃から上の子たちにくっついて、

長男が同じ年齢の時分よりも、

圧倒的により身体を動かしてきたことが、

大きいのだろうなと感じています。

 

 

 

アーロン氏曰く、

「HSCの子がチームスポーツに慣れるのは簡単ではありません。

それでも継続し、適切なスキルを発達させるなら、

馴染むことができるでしょう」とのこと。

 

まずは、身体を動かすことから始め、

親や親しい子供たちと少しずつスキルをつけていき、

興味を持つようならば、スポーツチームに入ってみる、

というのも方法かもしれません。

 

 

 

ハイリーセンシティブな子に、

繊細さや優しさとともに、

たくましさを培っていきたいです。

スポーツというのは、確かに、

そのための助けのひとつになってくれる、

そう感じています。

 

 

どんな形であれ、

身体をしっかり動かすこと、

様々な特性を持つ子供たちの生活に、

取り入れていきたいですね!


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