マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

子どもを取り巻く大人が力を合わせ実現したいですね、失敗を包み込み糧にする遊び空間や学習環境

2018年06月23日 | 子育て全般

こんにちは!

 

大阪の地震、ひとまず、おさまってよかったです。

被害にあわれた方々が、少しでも早く快適な生活へと戻れますこと願っています。

 

日本チームのサッカー、コロンビアに勝ちましたね。

アジアチームが南米チームに勝つのは史上初めてのこと。快挙でした。

セネガル、ポーランドと続きます。楽しみです

 

 

今日は、

日本へ持っていくスーツケース大小と段ボール箱合わせて20個近く以外(これで全部)、

全て倉庫に運び、家の中を空っぽにする日です。

 

ということで、早朝から、筋肉仕事続きなんですが、

今朝届いた「あるメールマガジンの内容」にとっても共感し、

みなさんにもお伝えしたいので、

少しだけですが、書かせてください。

 

こちらの『多様な教育を推進するためのネットワーク』という団体の

メールマガジン『おるたネット』にある、

「失敗しないために生きるのではなく」という 古山明男氏によるものです。

 

少しだけ引用させていただきます。

“私たちの文化は、失敗を排除しようとします。そのため、学ぶことがすごく下
手になりました。子どもは、失敗しては工夫するうちに、物事の性質を掴むので
す。失敗を許容する土壌文化がないと、模範解答の真似をするだけになります。

 そもそも、まだ遊び盛りの子どもたちに、ハードルを設定しては「跳べた跳べ
ない」と評価している教育そのものに、子どもの成長に対する無理解があるのだ
と思います。子どもは自律的な活動意欲を持っています。それを抑えて、子ども
たちに知識やスキルを強制しているうちに、子どもたちは自分が何をしたいのか
がわからなくなってしまうのです。”

 

 

私自身、日本から移住し、

こちら米国の学校環境に身を置くようになり、

子どもを送る側としても、教える側としても、

とても楽だと感じることのひとつが、

この、「失敗に目くじらを立てない雰囲気」です。

 

特に、こちらの詩にあるように、

「彼にとって

触れることは強打

音は騒音

不運は悲劇

喜びはエクスタシー

友達は愛する人

愛する人は神

失敗は死」

by Pearl Buck

 

「失敗は死」と感じてしまうような「強烈な感情」を持つ敏感系の子にとって、

また、好奇心旺盛で、とにかく何でも試してみたくなるADHD傾向の子にとっても、

こうした環境に身を置けることって、とても、大きいと思うのです。

どんな人が「感情の強烈さ」を持つ?その特徴と対処法

 

小さな時ほど、

一つ一つの失敗を、皆で笑い合ったり、

失敗も探索の一環としていけるような

「遊び空間」に触れさせてあげたいです。

 

そして、年齢が低いほど、

学習環境も、こうした「遊びの延長」であるほど、

その後の伸びしろも、大きくなるのではないでしょうか。

 

こうした環境で育つ子は、

テストの点などは、低く出ることも多いのだと思います。

それは、年齢が下であるほど、そうですよね。

それでも、年齢を重ねるにつれての伸びは果てしない、

そう実感しています。

関連記事:

子供が伸びる秘訣は「失敗」への対応にあった

ある式典から子育てについて広がる思い1 「この子は育っていく」という視点を持ち続ける

子どもが前のめりで探究を始める場とは?&「不登校」というレッテルが必要ない教育システム

朝日デジタルの記事に思う、多様な学習スタイルを選べる教育システムでは「不登校」なんて存在しない

『It Mama』寄稿:米国では常識!? 文字を「きれいに正確に書く」ことよりも大切なこと&中身と型

「日本の教育は完璧主義のネガティブ面を引き出しやすい」というコメントに共感します、日本と米国の違い

 

 

 

先日、全米3位世界9位とランク付けされているシカゴ大学が、

「来年から、入学審査への統一テスト(SATとACT)の提出の義務づけをやめる」と発表しています。

「統一テストではかられるものは、とても限られているから」とのこと。

http://thehill.com/opinion/education/393590-u-chicago-dumps-sat-testing-requirement-risking-admissions-fairness?amp)より。)

 

「統一テストなくしてどう公平に審査するのか」などの危惧もあるわけですが、

世界へと人材を送り出す教育現場最前線でも、

「テストの点数」に表れるものの限界がはっきりと認識されている、

そうともい言えるのだと思います。

革新的なアイデアを出し続けるMITのメディアラボ所長である日本人、

伊藤穰一氏も大学の学位は持っていません。

 

世界は、画一的なものさしには表れないものを、

切に、求めている、必要としている。

そう、ひしひしと実感していますよ。

 

どうしたら、身近な教育現場で、

具体的な形を実現していけるのか、

考え、試し、できることをできる範囲で続けていきたいですね。

 

 

 

 

さて、以前紹介した、

長男と非営利団体&営利団体と活動してきた凸凹プログラマー君。

お先真っ暗と何度か寝込みましたよ。長男の高校卒業後の進路も決まりつつある中、18年間を振り返り思うこと

大学にことごとく落ちましたが、

なんと、年収700万のプログラミングの職をゲットし、働き始めました。

米国のトップ大学が、卒業生の平均収入を発表することがあるのですが、

それらの額も、高卒段階で、こえてますよね。

働きながら、州内の大学にパートタイムで通い、「他の文化の言語もいくつか勉強するんだ」とのこと。

将来が、とても楽しみです。

 

 

テント担いで山に入っていた長男と彼女ちゃん、

戻ってきて、三女と次男と屋内キャンプ、4人ですやすや。

日本では英語の本が手に入りにくいとのことで、

古本屋へ。

「箱に囲まれてるでしょうから、少しでも気分転換に」

と、彼女ちゃんのお母さんから。

 

さて、荷造り荷運びに戻ります。

ホテル暮らしの始まりですよ。

 

みなさん、温もり溢れる日々を!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。