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親の「絶対ダメ!」を整理してみませんか。「境界」を伝える時に覚えておきたい2点。

2018年11月19日 | 子育て全般

こんにちは!

さて、今日は、

「これは絶対にダメ!」という親の思いを

整理してみませんか?

 

まずは、以下のリストの項目を、

「絶対ダメ」

「時と場合によってOK

「全くOK

のどれかで、チェックしてみてください。

 

親の「絶対ダメ」リスト

・食事をしながらテレビやビデオを観る

・炭酸ジュースを飲む

・宿題の前にゲームをする

・就寝時間を過ぎても起きている

・一日に一回以上甘いお菓子を食べる

・バカ、死ね、くそ、など相手の人格を貶める言葉を使う

・チームでの練習を欠席する

・既に同意した計画をキャンセルする

・誰かをグループから排除する

・玩具を共有するのを拒否する

・嘘をつく

・親と一緒に寝たがる

・兄弟姉妹を遊びから追い出す

・食事中野菜を食べない

・車の中でシートベルトをつけない

・年齢にふさわしくない映画を観る

・テレビゲームに余分の時間を費やす

・間食をする

・相手を叩く

・テーブル以外で食べる

・習い事をやめる

・学校から帰宅後すぐに宿題をしない

・最後の一人が食事を終えていないのに席を立つ

・プレゼントをもらったら礼状を送る

 

 

これらは、

正解があるものじゃないですね。

各家庭によって、違うものです。

 

子育てしている周りの方と話してみると、

自分の「絶対ダメ」や、相手の「絶対ダメ」に

「えっ?」と驚かれたり驚いたりということも、

あるかもしれません。

 

どうぞ他にも、

リストに足してみてくださいね。

 

 

 

さて、ここでみていきたいのは、

上のリストで「絶対ダメ」と答えた項目ほど、

子どもがしてしまったとき、

親も感情的になりやすいということです。

 

「食べ物はテーブルで食べるべき」と決めている親が、

テーブルから離れておせんべいを食べようとする子に、

「ちょっと、何やってんのよ!」と

思わず叱りつけてしまうというようにです。

 

怒りは、

「~べき」という前提があり、

その「~べきと現実」とのズレを目の当たりにするとき、

わき上がるものですから。

 

 

 

以下は、

親の「絶対ダメ!」リストと照らし合わせ、

覚えておきたいこと2点です。

 

1.「子どもへの共感と、親のブレなさ」は両立する

子どもの気持ちに共感し、リスペクトし、

穏やかに、それでもはっきりと、

「それはできない」と伝えることは可能です。

 

例えば、

「テーブル離れておせんべい」も、

「おせんべいはどこで食べるんだった?」

と穏やかに伝えることも可能ですね。

 

また、

相手を叩くことは「絶対ダメ」としている場合。

 

相手を叩く子の目線に下がり、

手をしっかりと握りながら、

「玩具とられて悔しいね。

でも叩くのは痛いからやめようね。

(その子の気持ちが落ち着くまで抱っこして背中トントンといったスキンシップ)

(落ち着いたら)今度は、何ていったらいいかなあ?」

と対応することができます。

 

親も子も、

強い感情が落ち着いて初めて、

「教え・学ぶ」ことができるんですね。

 

とはいっても、

これが難しい場合が多いですよねえ。

 

私も含め、多くの親御さんが、

「いうこと聞かせないと!」と強く感じるならば、

ガミガミと厳しく叱り飛ばし、

「共感することが大切」と思えば、

「悔しかったのよねえ」と、叩くこと自体も肯定することがある。

 

でも、繰り返すうちに、

より穏やかに、共感をもって、

それでもはっきりと、

こえてはいけない境界を伝えられるようになっていきます。

 

そして、

子どもも、そうした親の共感に寄り添われ、

自らの頭で考え、ルールを身に着けていけます。

 

 

 

 

2.子どもの状態・発達段階・性質を観る

例えば、「相手を叩く」ということについて。

 

状態:

特に年齢が低いほど、

お腹がすいている、疲れている、眠い、体調がよくない、

といった「状態」が、如実にその言動に影響します。

 

そんなときは、

まずは、お腹を満たし、ゆっくり休むこと。

 

 

発達段階:

「貸して」などの言葉が、

まだうまく出てこない、

また、強い感情を、

どう表現したらいいかよく分からない、

といった発達段階によって、手が出てしまうこともあります。

 

 

性質・特性:

乱暴なことにひかれやすかったり、

それほど「痛み」を強く感じない、

もしくは、感じすぎるために、攻撃的になっている子もいるものです。

 

発達段階、そして性質・特性が理由の場合、

より長い目で見て、忍耐をもって、

環境を見直し、何度も繰り返し伝え、

話し合っていく必要があります。

 

 

 

また、こうして、性質を理解する過程で、

一旦「絶対ダメ!」に分類したことも、

「時と場合によってOK」に移ることもあるかもしれません。

 

例えば、

味覚に敏感な子に、

全ての野菜を食べることを、

求めなくなるといったように。

 

親の伝えたいことと、

その子の成長に必要なことを照らし合わせ、

より適切な対応を工夫していきたいですね。

 

 

覚えておきたいこと:

・親としての「絶対ダメ!」を整理すること。

・「共感と、ブレなさ」は両立すること。

・「子どもの状態・発達・性質を理解することで、より適した対応が見出せる」ということ。

 

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