日課

毎日、洗濯を干す準備を始めると、アンは和室に行ってガラス戸の前に座って、私を待っています。
ガラス戸を開けて洗濯物を干す時、アンだけがお庭に出ます。
それがアンの日課です。
お庭に出るのを見計らって、スタンバイしているのです。

　　　　　　　　　　

アトムはガラス戸が開く音で和室に来ますが、お庭には出ません。
マリーは籐の椅子に座ったまま、アンとアトムの様子をただ眺めているだけです。

雨降りの日は、洗濯物を和室に干すので、ガラス戸は開けないのですが、アンはいつも通りにスタンバイして待っています。

　　　　　　　　　　

洗濯が終わると、3人のブラッシングを簡単に済ませて、ご褒美のガムをあげます。
アンが飛び跳ねて喜んでいる間はお座りが揃わないので、3人が揃ってお座りするまでには、ちょっと時間が掛かります。
やっと揃ってお座りができたので、ガムをあげます。
3人はガムを咥えて、それぞれの場所に移動します。

次はお掃除、お散歩、お買い物と続く、私の日課です。
毎日同じ事を繰り返して暮らしていますが、『毎日同じ』なんて事はありません。

　　　　　　　　　　

この所夜になると、アンは娘に遊んでもらっています。
絨毯に寝そべっているアンに、「ア～ン～！」って大きな声で娘が呼び掛けます。
アンは寝そべったまま、愛想で尻尾を適当に振って答えています。
でも何度も呼ばれると、アンにスイッチが入ってしまって、すごい勢いで走り回って喜びます。
娘に捕まえられたり、抱っこされたりして、とっても嬉しそうです。
マリーとアトムは知らん顔して寝そべっているのに、アンだけはとってもハイテンションです。

　　　　　　　　　　

アンはマリーやアトムとは運動量が違う様で、とても活動的です。
朝は、私と疲れるまで何度もボール投げをして遊んでいるし、夜は、娘を相手に走り回っています。

マリーはちょっと肥満気味だし、アトムはまだアレルギー持ちだし、アンが1番健康で元気で持久力があるって事なのかも知れません。