なぜか私は
その髪の長い少女に憎しみを感じていた
少女はそれを知っているのに
私を罵倒し より怒らせる
少女の髪は
黒くてしかも太い
乱れた洗い髪だった
頭をふり少女はさらに
私を怒らせる言葉を吐き続ける
私は少女になぐりかかり
押し倒そうとした
逃げる少女を追いかけ
壁に少女を押し付けた
母が私を止めようとする
その声を聞きながら
私は少女を階段から突き落とした
固いコンクリートの床の上に
少女は頭を打ちつけたようだ
悲鳴が聞こえた
その声で我に返った
大丈夫だろうか 生きているだろうか
そして目覚めた
汗をびっしょりかいていた
でもなぜか
気分は爽快だった
眠る前の気分の悪さはなかった
あの少女は
私だったのかもしれない
気分が悪く身体がだるく
どうしようもないこの身の
分身だったのかもしれない
by 紫苑
その髪の長い少女に憎しみを感じていた
少女はそれを知っているのに
私を罵倒し より怒らせる
少女の髪は
黒くてしかも太い
乱れた洗い髪だった
頭をふり少女はさらに
私を怒らせる言葉を吐き続ける
私は少女になぐりかかり
押し倒そうとした
逃げる少女を追いかけ
壁に少女を押し付けた
母が私を止めようとする
その声を聞きながら
私は少女を階段から突き落とした
固いコンクリートの床の上に
少女は頭を打ちつけたようだ
悲鳴が聞こえた
その声で我に返った
大丈夫だろうか 生きているだろうか
そして目覚めた
汗をびっしょりかいていた
でもなぜか
気分は爽快だった
眠る前の気分の悪さはなかった
あの少女は
私だったのかもしれない
気分が悪く身体がだるく
どうしようもないこの身の
分身だったのかもしれない
by 紫苑