Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

Family

2009-12-19 00:01:52 | 日記
自分自身が所帯を持つようになって一番変わったことは

「個人」という「単体」ではなく

「家族」という「集合体」での活動であるということ。



元々「集団」での行動が嫌いなわけではないが

今までを振り返ると、学校、部活、職場、友人の輪、バンドなどの「集団」の中に属すると

なぜかしら突然に「孤独」を感じたるすることも多々あった。


そんなこともあって「家族」という「集合体」を構える事自体に自然と不安を感じていた

せいか、結婚も子供の誕生も世間一般と比べると年齢的に遅いものになってしまった。


ただ今の「家族」という「集合体」では、今までの集団の中でのような「孤独」を感じる事がない。

もちろん単体の「個人」としての自由は明らかに少なくなってしまったが

自分の「自由」を分け与えられるだけの何かがそこには存在するのだ。




Kenny Rankinの「Family」


二人の愛娘を両脇に抱えた、モノクロのフォトグラフがなんとも微笑ましく印象的な一枚。


1曲のオリジナル曲を除いては彼のお得意のカバーで埋め尽くされている。


Carole Kingの「Up On The Roof」
Beatlesの「White My Guitar Gently Weeps」「Dear Prudence」
Buffalo Springfieldの「Four Days Gone」
Bert Janschの「Needle Of Death」
Otis Reddingの「Sittin' On The Dock Of The Bay」

見事な選曲の妙と、すでに確立されていた原曲に

卓越した職人芸とも言えるアレンジで新しい息吹を吹き込んでいる。



アルバム唯一のオリジナルナンバーが「family theme」

子供のたちのVoiceも聞こえる素敵なナンバーだが、

この一曲をアルバムに収録した彼の気持ちが良く分かる。




仕事という「孤独」な戦場で気を張っている世の中の父親たちも

帰るべき場所はここ「Family」にあるのだろう。
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