Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

たじたじ

2009-12-18 00:13:04 | 日記
先日深夜に帰宅して目に飛び込んで来たのが扉の「落書き」

慌てて妻に聞いたところ、一瞬の隙に行われた息子の犯行らしい。



僕の目に最初に飛び込んで来た表面の落書きよりも

裏面の落書きの方がさらに派手派手しく書かれてあった。



最近は感情の表現がとてもストレートで、押さえきれない気持ちが

落書きとして現れたのだろう。

なんとなく「微笑ましい気持ち」と「父親としての威厳」の葛藤の中

翌朝本人に落書きについて聞いてみた。


「これ書いたの誰?」と聞くと彼は「○○(自分の名前)!」

さらに続けざまに、裏面の力作の方を指差して「こっちも、こっちも!」とのこと。

彼の中では最高のアート作品なのだろう。

日頃の落書き帳の小さなキャンバスよりも

大きな真っ白な扉のキャンバスの方が書き心地がよかったのだろう。

彼の無邪気なアピールにすっかり「たじたじ」になってしまい

叱る気持ちはどこへやら。

未だに彼の力作は我が家のリビングにしっかりと描かれたままである。



Taj Mahalの「Satified'N Tickled Too」(1976年作品)



冒頭からくつろぎムード満天のミシシッピジョンハートのカバー「Satified'N Tickled Too」

思わず口笛も飛び出してしまうTaj流のお気楽レゲエナンバー

5曲目「Ain't Nobody's Business」ラグタイムとスウィングにトロピカルパウダーを振りかけた

極上の仕上がりである。途中聞かれるスキャットもその魅力を増幅させている。

続く「Misty Morning Ride」で時折聞こえるフルートと跳ね上がるリズムの攻防。

8曲目「Old Time Old Love」のゆったりとくりかえされるトロピカル賛歌が終わると

ラストナンバー「We Tune」で楽しい一時を惜しむかのようなパレードが行進を始める。

アルバム全編を通して、彼のSmokey Vocalとトロピカルなアレンジが

どんな精神状態の心もほっこりとさせてくれる。




いつまでたっても

「息子の感性」と「Taj Mahalの音楽」には

「たじたじ」な僕なのである。

コメント
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