Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

舵取り

2012-02-16 10:29:03 | 日記
例えば船の「舵取り」がおぼつかない頃は

海はとてつもなく大きく、寄せる波は邪魔者でしかない。

だが一旦「舵取り」に自信がついたならば

寄せる波を楽しみつつ、さらに沖へと船を進めるはず。


プレッシャーは誰にでもあるものだが

それに押しつぶされるか、はね除け楽しめるようになるかは

船を漕ぎだすまでの自分に関わっている。


The Steve Miller Bandの「Sailor」(1968)

1. Song For Our Ancestors
2. Dear Mary
3. My Friend
4. Living In The U.S.A.
5. Quicksilver Girl
6. Lucky Man
7. Gangster Of Love
8. You're So Fine
9. Overdrive
10. Dime-a-dance Romance


アルバムジャケットの自身に満ち溢れた佇まいが表しているように

ブルースとサイケを見事に融合させた「Sailor」達の余裕の航海が楽しめる

1968年リリースの2ndアルバム。


全編を通してスカしつつも要所を占める見事なSteve Millerの「舵取り」

「My Friend」「Living In The U.S.A.」「Gangster Of Love」「Overdrive」

この辺りの曲を聴いてもらえればその魅力が手に取るように分かるはず。

さらには本作を最後に新しい航海に出るBoz Scaggsの名唱も見逃せない。


楽しんで船を漕ぎだすためには

あと3週間、一分一秒でも自分を磨くべき。


一流の「Sailor」はいつも波を楽しんでいるのだから。

是非とも、その日を楽しんで迎えて欲しい。
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皮切り

2012-02-15 01:01:34 | 日記
今年のライブ鑑賞のスタートは

予定通りにDr.JohnのBillboard Liveから。


幸運にもかぶりつきの席で拝見出来た約10年ぶりのお姿。

幾つになってもFunky, Jazzy, Swingyなステージングは

御年71歳とは全く思えない。


Dr.Johnの「In A Sentimental Mood」(1989)

1. Makin' Whoopee!
2. Candy
3. Accentuate The Positive
4. My Buddy
5. In A Sentimental Mood
6. Black Night
7. Don't Let The Sun Catch You Cryin'
8. Love For Sale
9. More Than You Know



「City Lights」「Tango Palace」以来に

Tommy LiPumaをプロデューサーに迎えた1989年作品。

初のグラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・パフォーマンス賞に輝いた

記念すべき一枚でもある。


Rickie Lee Jonesとのデュエットが素晴らしい「Makin' Whoopee!」

歌は殆どなくてもスリリングでクールなピアノが堪能出来る「Love For Sale」


新旧のアルバムから選ばれた今回のステージの14曲のうち

特に印象に残ったのが上記の二曲である。


これを「皮切り」に今年もさほど多くは見られないかも知れないが

行ける限りのライブ鑑賞をしたいと思う。

一ヶ月後に控えしはLeon Russellのステージ。

こんな贅沢なライブばかりを拝めてホントに幸せとしか言いようがない。
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福は内

2012-02-04 00:17:12 | 日記
「鬼は外 福は内」

今年くらいこの言葉に熱がこもる年はない。


節分が過ぎて2月4日を迎えた。

ようやく長かった「厄=鬼」を外に追い払えた訳である。


ここ数日、喘息、インフル、水疱と

最後の攻勢に正直押しつぶされそうになったが

明朝からは気持ちすっきりと「福は内」の日々が送れる。


Dr.Johnの「Dr. John Plays Mac Rebennack」(1981)

01. Dorothy
02. Mac's Boogie
03. Memories of Professor Longhair
04. The Nearness of You
05. Delicado
06. Silent Night
07. Dance A La Negres
08. Wade in the Water
09. Honey Dripper
10. Big Mac
11. New Island Midnight
12. Saints
13. Pinetop


イカした濁声をほとんど温存し

ピアニストとしての力量を余す所無く見せてくれる1981年作品。


コロコロと転がるピアノは、まさしく「福」を運んでくる。

厄が通過した目出たい夜には

このくらい賑やかな「Silent Night」がよく似合う。


いよいよ来週末はDrのライブ。

今夜は久々に、ぐっすりと眠りたい。
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