Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

普遍

2013-01-27 01:54:07 | 60s
今年に入り眼鏡を新調した。

どれにしようかといろいろと悩みに悩んだが

結局ヴィンテージフレームの魅力にハマってしまい

1960年代製のStyle Right Optical社のcorsicanなるモデルを購入。


ただ非常に気に入って、気分よくかけている割には

誰からも新調したことを指摘されない。

あまりに完成されたデザインゆえに

数十年の時を経た現代でも普通に溶け込んでしまうからであろう。


The Flying Burrito Brothersの「The Gilded Palace Of Sin(邦題:黄金の城)」(1969)

01. Christine's Tune
02. Sin City
03. Do Right Woman
04. Dark End Of The Street
05. My Uncle
06. Wheels
07. Juanita
08. Hot Burrito #1
09. Hot Burrito #2
10. Do You Know How It Feels
11. Hippie Boy


The Byrds脱退後のGram Parsonsが、Chris Hillmanらと共に結成した

The Flying Burrito Brothersのファーストアルバム。


左右に振られた二声がいなたくも美しいハーモニーを奏でる「Juanita」

泣きのメロディをGram Parsons一人で歌い上げる「Hot Burrito #1」

Dan Penn作のR&Bの名曲「Do Right Woman」「Dark End Of The Street」の秀逸なカヴァー。


カントリーロックの記念碑的作品として紹介されることの多い本作だが

カントリーとR&Bの親密な交わりまで十分に知り得ることが出来る

非常に意義深い作品でもある。



今から40年以上前に築き上げられた

「黄金の城」と「ヴィンテージフレーム」

それらは確かにヴィンテージものではあるが

いつの時代であっても「普遍」の輝きを失うことがない。
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あたりまえ

2013-01-21 00:41:45 | 日記
早いもので5回目を迎えた息子の誕生日。


最近の彼のお気に入りは「あたりまえ体操」

二人並んでパソコンでYouTubeを見て同じように笑う。

これって極々「あたりまえ」の父と子の姿なのかも知れないが

仕事柄一般的なゴールデンタイムに家に居られない僕としては

非常に新鮮である。


Neil Youngの「Zuma」(1975)

1. Don't Cry No Tears
2. Danger Bird
3. Pardon My Heart
4. Lookin' For A Love
5. Barstool Blues
6. Stupid Girl
7. Drive Back
8. Cortez The Killer
9. Through My Sails


フランク・サンペドロを新しいギタリストに迎えた

新生クレージーホースと共に作り上げた1975年作品。


ジャケットのイラストはニールが書いたものと長年思い込んでいたが

実際はジェイムス・ジョン・マジオなるアーティストが手がけたらしい。


恒例の誕生日プレゼントに送る今年の一曲は

「Don't Cry No Tears」

2分30秒ほどの荒削りなギターサウンドは

言うまでもなく「あたりまえ」の様に心踊らされる。


ちっぽけな親父の背中を見て育ってくれとは言わないので

いつまでも、同じ目線で同じものを見て笑い合える。

いつまでも、同じ耳で同じ歌を聴いて共感し合える。


そんな「あたりまえ」の関係で居られたら本当にいいなと思う。
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ラフ

2013-01-09 10:59:16 | 日記
あっという間に年末年始の休みも終了で

いつの間にか新年に突入して一週間超。


年頭に一年のテーマを考えるのであるが

今年頭に浮かんで来たテーマは「ラフ」


何事もきっちりやろうとし過ぎた昨年。

それはそれで良い事もあったのだけれど逆に首を絞める事も多々あったような気が…



Pete Townshend and Ronnie Laneの「Rough Mix」(1977)

01. My Baby Gives It Away
02. Nowhere to Run
03. Rough Mix
04. Annie
05. Keep Me Turning
06. Catmelody
07. Misunderstood
08. April Fool
09. Street in the City
10. Heart to Hang Onto
11. Till the Rivers All Run Dry


Ronnieの契約上の帳尻合わせで作られた作品らしいが

当のPeteとRonnieの二人だけでなく

Eric Clapton、Charlie Watts、Ian Stewartなどゲスト陣の華やかさも手伝った充実の一枚。


Peteの「My Baby Gives It Away」

Ronnieの「Nowhere to Run」

名刺代わりとも言えるそれぞれの魅力の詰まった一曲目から始まり

続く白熱のインストバトルとも言うべき「Rough Mix 」へと繋がる。


以降は想像通りに好対照な二人のサウンドが交互に繰り広げられる。

Peteの「Keep Me Turning」「Misunderstood 」「Street in the City」

Ronnieの「Annie」「Catmelody」「April Fool」

きっかけからしても「ラフ」に集められたはずの楽曲なのに

4~9曲目を通して聴くと、これ以上にない統一感を感じるのは

個々のポテンシャルの高さと信頼関係によるものであろう。



昨年から棚上げ状態のたくさんの問題。

一人で背負い込んでもどうにもならないので

仲間たちと共に「ラフ」な思考で乗り越えて行こう。

それなりに僕らも個々のポテンシャルはあることだし。
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