Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

blue

2012-10-24 11:01:23 | 日記
「青(blue)」とは不思議な色で、爽やかさを表す時もあれば気持ちの落ち込みを表す時もある。


ここのところプライベートでは幸福なことに前者であるが

仕事面では残念ながら後者であることが多い。


たとえ後者の状態であっても、うまく色を配合して行けば

やがては明るめの青へと近づいて行くはずである。



John Boutteの「All About Everything」(2012)

01. These Blue Days
02. Take Me to the River
03. No, No (the River)
04. The Grass Is Greener
05. War Is All Over
06. All Around the World
07. A Thousandfold
08. Heaven's Door
09. All About Everything
10. Lush Life
11. Hallelujah
12. See You On the Other Side


気分を取り直して、今日の一枚は「青」のイラストが印象的なJohn Boutteの最新作。


あまりにハマりすぎて違和感を感じないAl Greenの「Take Me to the River 」

Leonard Cohenの低音とは対照的なハイトーンで歌われる「Hallelujah」

毎回楽しみなカヴァー作品は今回も絶品である。


Allen Toussaint作の「War Is All Over」

Paul Sanchez作の「A Thousandfold」

Alex McMurray作の「Heaven's Door」

本作も例にもれず、その憂いある歌声で

様々なニューオーリンズの「青(blue)」を見せてくれる。

Jon Clearyが大半の曲できっちりとサポート役に徹している点も見逃せない。


現在のニューオーリンズの音楽を堪能するのに申し分ないメンバーが集った一枚は

ハリケーンカトリーナ以来ですっかり濃くなってしまったニューオーリンズの「青(blue)」を

明るめの「青(Blue)」へと塗り替える力が収められている。




日々いろいろあるが、気持ちをリセットして

今日から「War Is All Over」で仕事に向かうとしよう。

もっとも仕事では、もう爽やかさを売りにはしてないので

濃くなりすぎない程度の、ほどよい「青」でとどめなければいけない。
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記憶

2012-10-11 10:54:10 | 日記
すごく聞き込んだ訳でもないのに

なぜか知らないうちに「記憶」に残っていて

時に鼻歌に登場するのだが、結局思い出せずに

聞きたくても聞けない曲って良くあると思う。


それが手持ちの音源ならなんとかたどり着けたりもするのだが

どこかで耳にして「記憶」にのみインプットされているような場合は

本当に厄介である。



Bobby Womackの「Home Is Whrere The Heart Is 」(1976)

1. Home Is Where the Heart Is
2. A Little Bit Salty
3. Standing in the Safety Zone
4. One More Chance on Love
5. How Long
6. I Could Never Be Satisfied
7. Something for My Head
8. Change Is Gonna Come
9. We've Only Just Begun


数作のインターバルを経て再びマッスルショールズスタジオにて録音された1976年作品。

前作までの流れと76年という時代背景のおかげか、南部作品にしては幾分小綺麗な仕上がり。

だがそこはBobbyゆえ要所での濃密さは相変わらずである。


邦題は「わが魂の故郷」と、やや重い気がしないでもないが

本作は非常に明快な「Home Is Where The Heart Is」から軽やかに幕を開ける。


一変しての重厚な歌が耳に残るEddie Hinton作の「A Little Bit Salty」

2分過ぎ辺りからのマッスルショールズの極みと言える腰の据わった演奏。

「記憶」にしっかりと刻み込まれているせいか、毎回のようにこの曲を聴くと鳥肌が立つ。


ミディアムテンポの控えめなリズムに

得意の語りや抑揚の効いた歌が乗せられる「One More Chance On Love」


二曲立て続けのFunkワールドにどっぷりと浸れる

「How Long」「I Could Never Be Satisfied」


Sam Cookeの「A Change Is Gonna Come」

Carpentersの「We've Only Just Begun」

特に後者での控えめな歌声も時には悪くない。



ここ数日あるフレーズが耳から離れないのであるが

今のところたどり着けずの状態。

不確かな「記憶」をたどるのみしかないが、果たしてたどり着けるだろうか。。。
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