Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

新学期

2011-08-31 23:37:06 | 日記
「8月31日」=「夏休みの最終日」

ツラくもあり、翌日からの学校生活を考えると

ワクワク感もある一日だったような思い出がある。


そんな訳で、学生時代を過ぎて何年も経っているのに

未だに「8月31日」には、夏の終わりを感じてしまう。


Cowboyの「5'll Getcha Ten」(1971)

01. She Carries A Child
02. Hey There Baby
03. 5'll Getcha Ten
04. The Wonder
05. Shoestrings
06. Lookin' For You
07. Seven Four Tune
08. Right On Friend
09. All My Friends
10. Innocence Song
11. Please Be With Me
12. What I Want Is You



Scott Boyer、Tommy Taltonを中心とするCowboyの2ndアルバム。

20代前半の頃、とあるレコード店の店主に本作を強くプッシュされたが

当時ピンとこなかったことが今となっては不思議で仕方がない。


所謂南部の泥臭いサウンドとはひと味異なる、儚さ漂う哀愁の南部サウンド。

野暮ったくも美しいハーモニー。

心の琴線を刺激するアコースティックギター。

「5'll Getcha Ten」「The Wonder」

Gregg Allmanが「Laid Back」でカヴァーした「All My Friends」

Eric Claptonが「461 Ocean Boulevard」でカヴァーした「Please Be With Me」

「What I Want Is You 」

あくまで個人的な意見ではあるが

「Laid Back」と言う言葉は、他ならぬ彼らのためにあるのではないだろうか。


夏の終わりに染み渡る音に包まれながら

明日からは、オヤジなりの「新学期」のスタート。


先ずはなまった身体を引き締めるべくウォーキングを始める予定。

同じくすっかりなまってしまったブログの書き込みも頑張る予定。
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One More

2011-08-23 09:21:07 | 日記
急に訪れた涼しい夜。

寝苦しさのおかげで蓄積していた夏の疲労も

少しは緩和されたようである。


Ronnie Hawkinsの「Ronnie Hawkins」(1970)

01. One More Night
02. Bitter Green
03. I May Never Get To Heaven
04. Will The Circle Be Unbroken
05. Matchbox
06. Little Bird
07. One Too Many Mornings
08. Forty Days
09. Down In The Alley
10. Who Do You Love
11. Home From The Forest



Jerry WexlerとTom Dowdのプロデュースによる

マスル・ショールズ録音の1970年作品。

晩夏に似合うRonnieの歌声。

それを支える鉄壁のメンバーによる無駄を省いたシンプルなサウンド。

涼しい夜に自然の風を身体に受けながら聴いていたいそんな一枚。


Bob Dylanの「One More Night」「One Too Many Mornings」

Gordon Lightfootの「Bitter Green」「Home From The Forest」

Jerry Jeff Walkerの「Lttle Bird」などでのSSW的味わい。


Carl Perkinsの「Matchbox」やChuck Berryの「Forty Days」でのR&R的味わい


Solomon Burkeの「Down In The Alley」

Traditionalナンバー「Will The Circle Be Unbroken」

Ellen Mcdanielの「Who Do You Love」でのSwamp的味わい


「I May Never Get To Heaven」での美しいカントリーワルツ。


当時修行中であったDuane Allmanの名演や

ブローするKing Biscuit Boyのハープの名演も合わさり

マスル・ショールズ関連の作品群の中でも屈指の仕上がりを見せてくれる。


扇風機もクーラーもいらない涼しい夜。

「One More」と願いたい所だが

天気予報ではまたまた暑さが戻って来るとのこと。


取りあえず涼しいうちに、いろいろと秋支度しておかねば。
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後戻りは。。。

2011-08-15 13:20:04 | 日記
すっかり休止状態のバンド活動ではあったが

ようやく一筋の光が射し込みつつある。


1ヶ月後にはスタジオ入りが出来る模様。

とにもかくにもギター抱えて出かけないことには

何も始まりはしない。


Bobby Womackの「Lookin' For Love Again』(1974)

01. Lookin' for a Love
02. I Don't Wanna Be Hurt by Ya Love Again
03. Doing It My Way
04. Let It Hang Out
05. Point of No Return
06. You're Welcome, Stop on By
07. You're Messing Up a Good Thing
08. Don't Let Me Down
09. Copper Kettle
10. There's One Thing That Beats Failing



Bobbyがギター抱えてマスル・ショールズに乗り込んだ1974年作品。

どこを切っても旨味が溢れ出て来るような佳曲が揃った最高な一枚。


オープニングは数年の時を経て再演となる「Lookin' for a Love 」

非常に軽快なコーラスとの掛け合いは

探し求めていた何かが見つかった時のような爽快さを感じさせてくれる。


枯れた味わいのイントロに一瞬で引き込まれる

「I Don't Wanna Be Hurt by Ya Love Again」

流麗なストリングスや揺れるエレピが心地良い「Doing It My Way」

切々と歌い上げる嗄れた声は心のひだにまで染み渡る。


唯一メンフィスで録られたという「Point Of No Return」

毛色の異なるシンプルなカントリーテイストのサウンドではあるが

これに一歩ハマると、まさしく後戻りは出来なくなる。


ニューソウルテイストのスリリングな展開がなんともクールな

「You're Welcome, Stop on By」

前曲とは対照的にハートウォーミングな空気に包まれる

「You're Messing Up a Good Thing」

シャララのコーラスと表情豊かな歌声のコントラストは

素晴らしいとしか言いようがない。


ギター抱えて渡り歩くBobbyの姿はまさに理想の形。


好きな音楽を演奏する心地よさを味わった以上

もう後戻りは出来ない(Point Of No Return)訳だし

ギター抱えて前に進むのみである。
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鈴虫

2011-08-10 23:18:54 | 日記
暑い夏はさらりと涼しい顔で過ごしたいと毎年思うのだが

性格上些細なことでヒートアップしてしまうところも

毎年変わらずである。


夏のハードワークも残すところあと一日。


今日帰って玄関を開けると

息子が毎日エサをあげていた小さな「鈴虫」が

ついにハネを震わせ、良い音でお出迎え。

数日間溜まり上げた「熱」も少しは和らいだような気がする。


Albert Kingの「New Orleans Heat」(1978)

1. Get Out Of My Life Woman
2. Born Under A Bad Sign
3. The Feeling
4. We All Wanna Boogie
5. The Very Thought Of You
6. I Got The Blues
7. I Get Evil
8. Angel Of Mercy
9. Flat Tire


タイトル通り New OrleansのSea-Saint Studioで録音された1978年作品。

プロデュースは Allen Toussaint

バックには MetersのGeorge Porter Jrと Leo Nocentelli

こんなメンツが集えば、われわれ聴き手は

言うまでもなく「Heat Up」せざるを得ない。


そんな聴衆たちをしり目にしながら

ジャケット写真のごとくサラリと汗をぬぐうAlbert Kingの佇まい。


Toussaintらしさ溢れるリズムとホーンアレンジに

あくまでペースを崩さないKingの歌とギターが噛み合った

「Get Out Of My Life Woman」「We All Wanna Boogie」「I Got The Blues」


否が応でもヒートアップさせられる楽曲の中で

熱をゆったりと冷ましてくれる「The Very Thought Of You」

この曲があるから、個人的に本作を夏に聴くことが多いのかも知れない。

「ハンカチking」ここにあり。


ハードワーク最終日の明日の帰宅時には

しっかりと「熱」をさませるよう

「鈴虫」にもう一鳴きお願いしたい。
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