Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

お預け

2011-10-30 00:22:14 | 日記
ここのところ何週か続けて日曜はなぜか雨。

先週から延期していた京都行きは結局中止に。


たまにしか休みがないのに

何もピンポイントで雨を降らせなくても。。。


Luluの「New Routes」(1970)

01. Marley Purt Drive
02. In the Morning
03. People in Love
04. After All (I Live My Life)
05. Feelin' Alright
06. Dirty Old Man
07. Oh Me Oh My (I'm a Fool for You Baby)
08. Is That You Love
09. Mr. Bojangles
10. Where's Eddie
11. Sweep Around Your Own Back Door



Dusty Springfield「Dusty In Memphis」、Cher「3614 Jackson Highway」と並び

Atlanticのレディース・スワンプ三部作の一つに数えられる本作。


バックをつとめるのはマッスルショールズの面々に

Cornell Dupree、Duane Allmanと、これ以上にない鉄壁の布陣。

南部色溢れる音にピッタリとハマる表現力豊かなLuluの歌は文句の付けようがない。


Duane Allmanのスライドギターと

ディキシーランドスタイルのピアノやホーンが何とも艶やかな「Marley Purt Drive」


ご機嫌なファンキーアレンジの「Feelin' Alright」

Trafficのオリジナルナンバーが霞んでしまうような完成度の高さは

Cornell Dupreeの鳥肌もののバッキングのおかげであろう。


粘り気のあるギターが炸裂する「Dirty Old Man」「Sweep Around Your Own Back Door」

押さえの利いた寄り添うようなギターの「Mr. Bojangles」

どちらのスタイルのDuaneも甲乙付けがたい魅力がある。



京都は「お預け」になってしまった訳だが

本作中最もお気に入りの「In the Morning」でも聴きながら

明日は身近な秋を感じるのも悪くない。
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専念

2011-10-26 23:09:35 | 日記
新体制となり二度目のスタジオ入り。

新たな風を起こしてくれそうなニューフェイスが参戦。


僕が選んだ楽曲も、彼が新たに提案してくれた曲もすべて70年代のものばかり。

ひと回り以上も歳が違うのに、共通の音楽だけで

コミュニケーションが取リ合えるということはホントに素晴らしいことだと思う。


Dakota Statonの「Madame Foo Foo」(1972)

01. Let It Be Me
02. Congratulations To Someone
03. Let Me Off Uptown
04. A House Is Not A Home
05. Blues For Tasty
06. A Losing Battle
07. Deep In A Dream
08. Confessin' The Blues
09. Candy
10. Moonglow

Bernard Purdieのドラム、Richard "Groove" Holmesのオルガン、Cornell Dupreeのギター

その他全ての楽器が彼女の歌声に寄り添うように奏でられる1972年作品。


冒頭の「Let It Be Me」「Congratulations To Someone」と繋がる

至極のしっとり感は、乾燥しがちなこの季節に適度な湿り気を与えてくれる。


静寂をかき消すかのように始まるGroovyなサウンドに

思わず圧倒されてしまう「Let Me Off Uptown」

演奏のみならずスキャットのGroovyさも印象的。


ブルージーに、クールにスウィングする

「Blues For Tasty」「Confessin' The Blues」

バッキングに「専念」するギターの理想型。

ソロはとらずともリズムを極めれば辿り着く「境地」ここにあり。




今回はニューフェイスの彼が歌ってくれるので

僕はギターにのみ「専念」出来る。

なんだかんだで歌わなくていいのは実に10年以上ぶりのこと。

歌を引き立てるバッキングに是非とも徹したいと思う。

(正直もう歌いたくないので。。。)
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浪漫

2011-10-17 23:28:38 | 日記
先日の完熟トリオのライブから早や1週間。

同行出来なかった友人のためにもレポートを。


茂さんのギターは昨年の福岡、今年の大阪の細野さんのステージで拝見済みだが

さらに種々様々なプレイを堪能。中でも「指弾き」でのバッキングの巧みさに改めて感服。


忠さんの歌を拝聴するのは今回が初めて。

60歳を超えているとは思えない声の艶やかさ。

歌が上手いのは言わずもがなであるが、歌バックでのリズムギターのテクニックも抜群。

ベースレスの編成でも違和感を感じなかったのはリズムギターが効いていたおかげであろう。

MCの際のおだやかな佇まいも、歌との対比で非常に魅力的である。


そして何より一番印象に残ったのは督夫さんのギター。

かぶりつきで見たおかげもあるが、バッキング、リードのどれを取っても無駄がない。

特にGeoff & Amosで有名な「My Carolina Sunshine Girl」は

督夫さんの人柄にもマッチして非常に素晴らしい演奏だった。


その他「People Get Ready」「Every Breath You Take」「(For What) It's Worth」と

ベタな選曲のカバーではあったが、御三方が演奏すると

原曲とはまたひと味違う魅力を感じることが出来た。


いくつになっても音楽が止むことはない。

そんな男の「浪漫」を感じられた最高の夜。


センチメンタル・シティ・ロマンスの「センチメンタル・シティ・ロマンス」(1975)

01. うちわもめ
02. うん,と僕は
03. あの娘の窓灯り
04. 庄内慕情
05. 篭時(こもりどき)
06. 暖時(くつろぎ)
07. 恋人の季節パート2
08. 小童(こわっぱ)
09. おかめひょっとこ
10. マイ・ウディ・カントリー
11. ロスアンジェルス大橋Uターン


中野督夫さんが所属する、1973年結成から現在に至るまで

息長く活動を続けるバンド「センチメンタル・シティ・ロマンス」の1stアルバム。


細野晴臣プロデュースと書かれることもあるが

実際はプロデュースする余地のない「完成された音」ゆえに

「Chief Audience 細野晴臣」としてクレジットされている。


抜けるような西海岸の青空が脳裏に浮かぶ

「うちわもめ」「うん,と僕は」「暖時(くつろぎ)」

「おかめひょっとこ」「ロスアンジェルス大橋Uターン」


うって変わって夕暮れ時の空が脳裏に浮かぶ

叙情的な「あの娘の窓灯り」「庄内慕情」「恋人の季節パート2」


ノスタルジックなメロディをシンプルなサウンドで聴かせる

「篭時(こもりどき)」「小童(こわっぱ)」


名は体を表すという言葉の通りに、バンド名どおりの

都会的、感傷的、抒情的な音の詰まった「ウエスト・コースト・サウンド」

正直、以前から所有はしていたものの、その魅力を十分に分かっていなかった。

今回の督夫さんのプレイを機に、遅ればせながらその魅力にやっと追いつけたような気がする。


いくつになっても人生を楽しむ男の「浪漫」

それはきっと僕一人ではなし得ないことなので

次は是非今回行けなかった友人たちと一緒に

最高のひと時を過ごしたい。
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秋晴れ

2011-10-11 10:15:56 | 日記
一昨日は瀬戸大橋を渡り岡山へ遠征。

高速1000円が終了したせいか

連休の中日と言うのに高速道路は比較的ゆったり。


約1時間半ほどで到着後「だてそば」にてカツ丼、支那そばで腹ごしらえ。

その後取り置きをお願いしていた2枚のCDを引き取りに「キンビス」へ。

久方ぶりに店主さんとの話にも花が咲く。


シメは「完熟トリオ(小坂忠、鈴木茂、中野督夫」のライブ。

「ほうろう」「機関車」「そばかすのある少女」「砂の女」etc...と泣ける選曲。

基本ギターとドラムのみの編成ながら、まさしく「完熟」のプレイを堪能。


Jim Fordの「Harlan County」(1969)

1. Harlan County
2. I'm Gonna Make Her Love Me
3. Changin' Colors
4. Dr. Handy's Dandy Candy
5. Love On My Brain
6. Long Road Ahead
7. Under Construction
8. Workin' My Way To L.A.
9. Spoonful
10. To Make My Life Beautiful


Sly Stoneが「the baddest white man on the planet」

Bobby Womackが「one of the most creative people that I've ever met」

と評したことも十分に頷ける非凡な才能の持ち主である彼のデビュー作品。


「Harlan County」「I'm Gonna Make Her Love Me」

「Dr. Handy's Dandy Candy」「Long Road Ahead」

「Workin' My Way To L.A.」「Spoonful」

ゲストにDr.John,Jim Keltner, James Burtonを迎え

カントリー、ブルースを下地としながらもファンキーさも決して忘れていない

非常にバラエティに富んだ楽曲たち。


Donnie Frittsの「いなたさ」とTony Joe Whiteの「男臭さ」

その両方を兼ね備えていると言っても過言ではない。

一昨日ゲットしたCDのうちの1枚が本作であるが

間違いなく今後の音楽活動に影響を与えてくれること間違いなし。


「晴れの国、岡山」にて万事「秋晴れ」の一日。

快く送り出してくれた妻と息子、同行してくれた友人にも感謝である。
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~ing

2011-10-04 10:04:59 | 日記
生活(living)

仕事(working)

散歩(walking)

すべてが現在進行形「~ing」


そろそろ時候も良くなったので「Traveling」にも行きたい。

そろそろ時候も良くなったので「wearing」や「dinning」も楽しみたい。


Rob Galbraithの「Nashville Dirt」(1970)

01. Jezebel of the Morning
02. Just an Everyday Guy
03. Corner of Spit and Whittle
04. Over Compensation
05. Mr. Stanton Don't Believe It
06. Mudflap Cadillac
07. I Remember Me
08. Billy Utah
09. We've Come a Long Way
10. Saturday Night
11. Willie Was a Honkie


カナダ出身の彼が、タイトル通りにNashvilleにて録音を行った1970年作品

1stアルバムににしてSwampの名盤の一つに数えられる充実の内容。

ようやく最近CD化の運びとなった模様である。


鳥肌ものの「アコギのcutting」が堪能出来る

「Jezebel of the Morning 」「Corner of Spit and Whittle」

「Mr. Stanton Don't Believe It 」「Mudflap Cadillac」

愛すべき究極の1パターンではあるが、シンプルなバッキングに

「ギターのcutting」が乗っかってこそ、このサウンドは成立する。


力まずとも「力強さ」や「優しさ」を感じさせる彼の歌声。

「Just an Everyday Guy」「I Remember Me」「We've Come a Long Way」

いずれも2分半~3分半と決して長い曲ではないが

その中で絶えず「熟成(growing)」していくところが魅力である。


芸術の秋もいよいよ「現在進行形」

ギターの「playing」の方も「cutting」を極めたい。

バンドの「playing」の方も「growing」していきたい。
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