Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

続編

2011-01-31 11:25:53 | 日記
2011年に入り早くも1ヶ月が終了。

やや遅めではあるが、サッカー観戦も兼ねて

今年初の「オヤジ新年会」が先週末開催された。


昨年度の「遠足」の「続編」も約束。

ご存知の通りのザックJAPANの劇的な勝利とともに会もお開きに。


テンション上がり気味で、深夜帰宅してからもなかなか眠りにつけず。

その無理が月曜の今に響いているのが情けない所ではあるが。。。


(A to Z 企画 L編)
Leon Russellの「Leon Russell And The Shelter People」(1971)

1. Stranger In A Strange Land
2. Of Thee I Sing
3. It's A Hard Rain Gonna Fall
4. Crystal Closet Queen
5. Home Sweet Oklahoma
6. Alcatraz
7. The Ballad Of Mad Dogs And Englishmen
8. It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry
9. She Smiles Like A River
10. Sweet Emily
11. Beware Of Darkness


バック・メンバーと録音場所の多彩さを

Leon Russellが見事に自分の色に染め上げた2ndアルバム。


ロンドンにおける「フレンズ・イン・イングランド」との

「Home Sweet Oklahoma」「Alcatraz」「Beware Of Darkness」

クラプトンの粘りのあるギターに象徴される濃いめのサウンド。

とくにジョージ・ハリスンの「Beware Of Darkness」の不思議な魅力は

英国ならではのものであろう。


アメリカに戻っての

「タルサ・トップス」とのDylanナンバー「It's A Hard Rain Gonna Fall」

どっしりと腰の据わったジム・ケルトナーのドラム、ジェシ・デイヴィスのギターなど

美味しさ満載である。


「マッスル・ショールズ・スワンパーズ」との「She Smiles Like A River」

この緩さやいなたさは良い意味での箸休めの役割をしてくれている。


冠にもなっている「シェルター・ピープル」との

「Stranger In A Strange Land」「Of Thee I Sing」「Crystal Sloset Queen」

「It Takes A Lot To Laugh, It Takes A Train To Cry」「Sweet Emily」

本作の核となる楽曲群だが、ゴスペルフィーリング溢れる女性コーラスが

より一層の厚みを加えてくれるのである。


これらすべて牛耳るのはLeon Russellのピアノとギター。

彼の「リーダーシップ」なくしてこの多彩なサウンドのパズルは完成しない。


あまりリーダー役は気の進まない僕ではあるが

楽しい「オヤジLIFE」の「続編」のためにも

ここは一肌脱がねばならない。
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自然治癒

2011-01-28 10:48:38 | 日記
数日前から異常に歯が痛い。

親知らずを数年来放っておいた自分が悪いのではあるが

かなりの激痛で夜は寝られやしない。


ならば歯医者に行けばいいだけのことだが

昔から歯医者が大嫌いなもので、全く足が進まない。

あの削られる感覚といい、けずられる音といい

全く良いイメージが浮かばない。


「A to Z企画 K編」
Ken Lauberの「Contemplation」(1969)

1. When I Awake
2. Undertow
3. An Understanding Syrvey
4. Wander On
5. Far I Will Travel
6. Without Recollection
7. Disabled Veteran
8. Goodbye To You Sweet Sue
9. Mama, It’s Such A Long Ride Home
10. Rainy Day Sunday



「ナッシュビル・スカイライン」を完成させたDylanの進めにより

ナッシュビルを訪れ、録音された1969年発表の1stアルバム。


バックを勤めるのは「The Gray Speckled Bird Band」を名乗る

エリア・コード615のメンバー達。

制作時に灰色の錠剤をキメながらのレコーディングを行ったことから

ついた名前とのことである。


そのおかげと言っていいのかどうか分からないが

「タイト」かつ適度に「跳ね上がる」演奏。

(特にドラムとベースのリズム隊の跳ね具合が素晴らしい。)

そこに味のあるKen Lauberの歌声が見事に溶け込み

「土や風の香り」に満ち溢れた「自然」の極みと言えるサウンドを聴かせてくれる。


ざっくり、ゆったりと始まる「When I Awake」

文字通り「目覚め」の後にしっかりと暖気を行った後に

一転してファンキーさのアクセルが踏み込まれる「Undertow」

加速度を増すリズム、ブルージーなハープ。

冒頭二曲で完全に彼らのペースに引きずり込まれてしまう。


ワルツのリズムではあるが、各楽器の力強い音が

壮大な「自然」を思い起こさせる「An Understanding Syrvey」


耳に残るリフとマイナー調のメロディが印象的な「Goodbye To You Sweet Sue」

ただの感傷的な歌にならないのは、やはり跳ね上がるリズム隊のおかげ。

さらにピアノの転がり具合も最高である。



今日も「目覚め」から「歯の痛み」

だましだまし毎日を過ごしているが

なんとか「自然治癒」してくれることを望むばかり。。。
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美学

2011-01-26 02:24:04 | 日記
チェックのネルシャツ

ハンティングベストやダウンベスト

ダック生地のワークパンツや濃いめのデニム

ワークブーツやローテクなスニーカー


あと数日で、また一つ歳を取ることとなるが

アメリカンなものに心奪われることに、相変わらず変わりはない。



(A to Z企画 J編)
John Fogertyの「The Blue Ridge Rangers」(1973)

01. Blue Ridge Mountain Blues
02. Somewhere Listening (For My Name)
03. You're The Reason
04. Jambalaya (On The Bayou)
05. She Thinks I Still Care
06. California Blues (Blue Yodel #4)
07. Workin' On A Building
08. Please Help Me, I'm Falling
09. Have Thine Own Way, Lord
10. I Ain't Never
11. Hearts Of Stone
12. Today I Started Loving You Again


C.C.R解散後の1973年にリリースされたソロ・デビュー作品。

フロントマンとして活躍した彼のソロ作品ゆえに

どうしてもバンド時代の作品と比較をしてしまうが

ここで全面的に展開されるカントリー志向のサウンドには

当時の彼の「美学」が貫き通されていると言えるだろう。


バンジョー、フィドルが気持ち良く華を添える

高らかなカントリー宣言とも言うべきオープニングナンバー

「Blue Ridge Mountain Blues」


力の程良く抜けたギターと歌が

ほのぼの感をより一層感じさせる「You're The Reason」


シングルカットされた「Jambalaya (On The Bayou)」

スマッシュヒットを放ったことが頷ける

非常にコンパクトに纏まった一曲。


多重コーラスと、ブルージーなメロディが

耳にこびりついて離れない「Workin' On A Building」

ざらついた不協和音のギターがその魅力をより一層強めてくれる。


巧みなコーラスワークで、メロディの良さが強調された「I Ain't Never」

決して難しいことはしていないが

腰の据わったその演奏は、なかなか真似の出来るものではない。



人それぞれに「美学」はことなるが

彼が本作で見せてくれた「美学」は

また一つ歳を重ねる今

まさに見習いたい姿である。
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信じる者は。。。

2011-01-24 11:16:05 | 日記
目先の楽な方向へ、一見収まりのいい方向へと

人は動きがちなものである。


そんな時こそ、自分を信じて

ホントにそれで良いのかをしっかりと考えるべきである。


無理して「しんどい方」にいく必要もないが

「楽な方」にいく必要もないとも思う。


(A to Z企画 I編)
Irma Thomasの「True Believer」(1992)

1. Trying To Catch A Cab In The Rain
2. Can't You Hear It In My Tears
3. I Never Fool Nobody But Me
4. Smoke Filled Room
5. Big Talk
6. Chains Of Love
7. Heart Full Of Rain
8. Sweet Touch Of Love
9. I'll Be Satisfied
10. True Believer



「ニューオーリンズのソウル・クイーン」と呼ばれる彼女が

それまでの「表立った」サザン・ソウル色を押さえ

程よく力の抜けた「物静かなソウル」を展開する1992年作品。


Dan Penn等による「Trying To Catch A Cab In The Rain」「Smoke Filled Room」

でのスワンプロック、カントリーテイスト。

ツボを刺激する泣きのメロディが素晴らしい。


Dr. Johnの「I Never Fool Nobody But Me 」

Tommy Lipumaと組んだ頃のDr.Johnの雰囲気を思い出させる

ゆったりとしたリズムのジャジーかつジャイブなナンバー。


Tony Joe Whiteの「Heart Full Of Rain」

異色の顔合わせのようにも感じるが

Dan Pennとの相性が良いように、Tony Joeとの相性も申し分無い。


Allen Toussaintの「Sweet Touch Of Love」

突如耳に飛び込む、甘口のファンク。

言わずもがなの御大Toussaintナンバー。



錚々たる顔ぶれの作品をさらりと歌うIrma。

それ以前と方向性は違えど

自分の歌に「信頼」を置いての「物静かなソウル」が

十分に伝わって来る。


ラストナンバー「True Believer」

従来のIrmaと、本作での新しいIrmaを繋ぎ合わせる一曲。


まさに「信じる者」だけが

最後には救われるのであろう。
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2011-01-21 01:04:29 | 日記
どんなに弾かれようとも

最後は良い音を奏でられるようにと願ってつけた息子の名。


今日は「3」回目の誕生日。


「シンプル」であるがゆえに誰からも忘れられることがない彼の名前。

僕がこの「3」年間で彼にしてあげた最もいいことは

この名前を与えてあげられたことなのかも知れない。


(A to Z企画 H編)
Harry Nilssonの「Nilsson Sings Newman」(1970)

1. Vine St.
2. Love Story
3. Yellow Man
4. Caroline
5. Cowboy
6. The Beehive State
7. I'll Be Home
8. Living Without You
9. Dayton, Ohio 1903
10. So Long Dad



ランディ・ニューマンのピアノの伴奏に乗せて

ニルソンが噛み締めるように珠玉のメロディを歌い上げる。

そんなとても分かりやすいコンセプトで作られた1970年作品。


これほど「シンプル」な作りで

これほど「感動」を与えてくれる作品は中々ない。


ニューマンから紡ぎだされたノスタルジックなメロディを

ヒューマニズム溢れるニルソンの歌声で聞ける贅沢感。

トータル30分にも満たない短さではあるが

聞き終わった後には、それを全く感じさせない充実感に満たされるのである。


「Love Story」

「Yellow Man」

「Dayton, Ohio 1903」


素晴らしすぎて1曲に絞り込めなかったので

「3」歳の記念に「3」曲のプレゼントを送りたいと思う。

(はたして気に入ってくれるかな。。。)
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