Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

新鮮

2013-04-25 00:26:24 | 70s

この10年間自転車通勤をしてきたのだが

引っ越しに伴い徒歩通勤をすることに。


と言っても歩いて2、3分の距離なので

堂々と徒歩通勤というのも恥ずかしいのだが

そうは言ってもこれが意外に「新鮮」でもある。


Oscar Brown,Jr.の「Fresh」(1974)

01.Rilly?
02.Sally B. White
03.Hazel's Hips
04.Chicken Heads
05.Don't Mess With Bessie
06.Ghetto Scene
07.Granny
08.But I Was Cool
09.Let's Get Drunk (And Be Somebody)
10.Bull "Bleep"


アトランティック3部作の最終を飾る1974年作品。

シカゴ録音ということもあってか

Bluesの香りも持ち合わせたJazz Funkが繰り広げられる。


「Fresh」というタイトルを耳にすると

先ず脳裏に浮かぶのは一般的にSly Stoneのアルバムの方かも知れないが

ここ数年個人的にはこちらの作品が上位に来ている。


文字通りヒップな「Hazel's Hips」

ファンキーにスウィングする「Don't Mess With Bessie」

跳ねるリズムと彼の技巧的な唄が見事にはまった「Granny」

トーキングスタイルがクール&クレイジーな「But I Was Cool」

ディキシーの風がなんとも心地よい「Let's Get Drunk (And Be Somebody)」


アトランティック1000シリーズの4弾にラインナップされているので

迷う事無くCDにて再度購入。デジタルリマスタリングされたそのサウンドは

何年かの時を経ても未だに「Fresh(新鮮)」であることは言うまでもない。



考えて見れば、歩いて通うというのは中学生以来のこと。

当然のことながら、風も空気も乗り物を介してのそれとは異なる。

エコ&ヘルシーな、この「新鮮」な気持ちをいつも忘れてはいけない。
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パフォーマンス

2013-04-24 00:55:38 | 70s
数々の伝説をつくったある御方が僕らの元を去った。


彼が我々の元に残してくれた数々の神懸かり的な「パフォーマンス」

それらは何年経とうが

決して色褪せる事のないすべらない話ばかり。


Joe Cockerの「I can't stand a little rain」(1974)

01.Put out the Light
02.I Can Stand a Little Rain
03.I Get Mad
04.Sing Me a Song
05.Moon Is a Harsh Mistress
06.Don't Forget Me
07.You Are So Beautiful
08.It's a Sin When You Love Somebody
09.Performance
10.Guilty


頂点に上り詰めた後の低迷期を経て再びシーンへと舞い戻って来た彼が

70年代中期にリリースした所謂3部作の最初を飾るのが本作。


Randy Newman,Chuck Rainey,Nicky Hopkins,Jimmy Webb

Cornell Dupree,Jay Graydon,Jeff Porcaro,Bernard Purdie,Richard Tee など

錚々たるメンバーが鉄壁のサウンドで脇を固めていることもあり

Cockerはブランクを感じさせない円熟味の「パフォーマンス」を聴かせてくれる。


本作の見所と言えば、伴奏のピアノに寄り添うようなCockerの歌声。

「I Can Stand a Little Rain」「The Moon Is A Harsh Mistress」

「You Are So Beautiful」「Guilty」

その穏やかな歌声は、改めて真の「唄うたい」である事を伝えてくれる。



いろいろとぶつかり合う事もあったが

ほぼ10年間すぐそこに居た貴重な存在。

先日行われた送迎会では気恥ずかしくて何も言えなかったので

この場を借りていろんな意味で感謝の意を伝えたい。


最高の「パフォーマンス」をありがとう。

本当にお疲れさま。
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切り捨て

2013-04-10 09:02:46 | 70s
当たり前のことに手をつけずして

あれやこれやと策を講じていることって良くあると思う。


取り分け若い頃は当たり前のことを敢えてやらないことが

是だと考えてしまうことも多い。(実際ぼくもそうだったし。)



Brinsley Shwartzの「The New Favorites of Brinsley Shwartz」(1974)

01. (What's So Funny 'Bout) Peace Love And Understanding
02. Ever Since You're Gone
03. The Ugly Things
04. I Got The Real Thing
05. The Look Tha'ts In Your Eye Tonight
06. Now's The Time
07. Small Town, Big City
08. Trying To Live My Life Without You
09. I Like You, I Don't Love You
10. Down In The Dive


1974年リリースのラストアルバム。

バンド末期のサウンドという事で賛否両論分かれるとは思うが

よけいな物を「切り捨て」

良い曲、良いメロディにこだわった壮快な一枚。


冒頭のコードストローク一発で目が覚める

「(What's So Funny 'Bout) Peace Love And Understanding」


はやる気持ちをなだめるようにゆったりと始まる

「Ever Since You're Gone」

いつも本作を聴くと二曲目のこの曲でニヤリとしてしまう。

間奏のギターもサックスも粋な味付けである。


パブロックの雄とされる彼らの魅力満載。

酒の飲めない僕でも十分に酔いしれる事ができる

「I Got The Real Thing」「Small Town, Big City」「Down In The Dive」


カヴァーもOtis Clayの「Trying to live my life without you」と

選曲の良さにも抜かりはない。



あさはかな知恵やこだわりで考えたものなんて

良くないと思ったら自らばっさりと「切り捨て」るべき。

人からああだこうだと言われると

どうしても抵抗心が芽生えてしまうものだし。


たまには偉そうなことも言うが

ぼくらもそれを繰り返して今にたどり着いたのだから。
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