Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

綱引き

2009-12-09 00:13:59 | 日記
毎日の生活を振り返ってみると「綱引き」によく似ている。



目一杯の力をこめて手綱を引いたり

時にはあえて力を抜いてみたり

相手の力に持ちこたえてみたり

まったくの互角の硬直状態が続いたり

仲間の助けのおかげで頑張れたり

奇襲攻撃で速攻勝ちをおさめたり



「集団VS集団の戦い」でもあり

「個人VS個人の戦い」でもあり

「強い自分VS弱い自分の戦い」であったりもする。


そんな毎日の「綱引き」を繰り返して自分自身の役割を見つけて行くのである。




Phoebe Snowの「Never letting go」(1977年作品)



見開きになっているアルバムジャケットでの

幼い女の子と子犬との「綱引き」がなんとも微笑ましく印象的な一枚。

プロデューサーPhil Ramone

Richard Tee(key)
Hugh McCracken(g)
Will Lee(b)
Steve Gadd(ds)
Michael Brecker(ts)
Phil Woods(as)

などの豪華ミュージシャンとPhoebe Snow との「音の綱引き」が随所に見られる。


Paul Simonのカバー「Something So Right」

Stephen Bishopのカバー「Never letting go」

そして彼女のオリジナル曲が程よい力の均衡を保って配置されている。





こんな鉄壁の音の「綱引き」の前では

体を預けて「引きずり込まれる」より他になす術はない。
コメント
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