Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

再燃

2011-06-27 23:44:29 | 日記
なんだかんだでまたまたバンドは休止状態に。

こんな時に限って、やりたいこと試したいことが

次から次へと沸いてくる。


バンドは決して一人では出来ないので

活動休止となると、深夜帰宅後の「真夜中」に

ふと「孤独」を感じてしまうこともある。


ただどんなに炎が弱くなっても

自ら種火を消してしまっては「再燃」することは無い。


Buddy Millerの「Midnight & Lonesome」(2002)

01. The Price of Love
02. Wild Card
03. I Can't Get Over You
04. Midnight and Lonesome
05. When it Comes to You
06. Water When the Well is Dry
07. A Showman's Life
08. Little Bitty Kiss
09. Please Send Me Someone to Love
10. Oh Fait Pitii D'Amour
11. Quecreek


優れたギタリスト兼シンガーソングライターでもある彼の2002年作品。

奥方Julie Millerとの連名のアルバムも素晴らしいが

個人的には、彼のマスターピースとして長年愛聴している作品。


アメリカ音楽のルーツに根ざしつつも

古典の焼き直しに留まることなく

そこから一歩踏み出して現代の息吹を十分に感じさせてくれる所が彼の魅力である。


The Everly Brothersの「The Price Of Love」

Jesse Winchesterの「A Showman's Life」

Percy Mayfield の「Please Send Me Someone to Love」と言った秀逸なカヴァー。


哀愁や郷愁を感じずには居られない

Buddy自身や、奥方Julieのペンによる楽曲達。

「I Can't Get Over You」「Midnight and Lonesome」「When it Comes to You」

の3曲の流れは、一体どれほど奥行きのある引き出しを持っているのかと

初めて聴いた時に感服させられたのを今でも覚えている。


前述の通り「真夜中」「孤独」の身ではあるが

今宵もギターを手にしながら「種火」を燃やし続ける僕が居る。


きっと見違えるような「再燃」が待っていることだろう。

その際には、本作から一曲くらいカヴァーしたいと思う。
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Hotto Motto

2011-06-25 23:11:01 | 日記
久々の土曜日休み。

夕方ぐらいから知人宅に集まってのお好み焼きパーティー。

途中から予想を超えて華が咲いた音楽談義。


真夏でもあまり汗をかかない体質の僕であるが

今日は気持ち良く汗をかけたと思う。


Mighty Sparrowの「Hot and Sweet」(1974)

1.Sparrow Dead
2.Chinese Love Affair
3.Jane
4.Maria
5.More Cock
6.Mr. Walker
7.Hello People
8.English Diplomacy
9.Who She Go Cry For
10.Memories


カリプソ界の王者と呼ばれるSparrowが

ヴァン・ダイク・パークスをプロデュースに迎えた1974年作品の名盤。


二人のタッグは見事に功をそうし

カリプソとバーバンクサウンドを一つに束ねた

まさしく「Hot」で「Sweet」な世界が確立されている。


東洋的な響きと賑やかなリズムが出会うべくして出会った「Chinese Love Affair」


明るく柔らかにサウンドをもり立てるホーンと

和みのSparrowの唄が絶妙な一体感を見せる「Maria」


明快なメロディが耳にいつまでも張り付く「Hello People」

流れてくるすべての音には「陽気」という言葉しか似合わない。


「暑い(Hot)」時には「熱い(Hot)」食べ物。

「暑い(Hot)」時には「熱い(Hot)」音楽。


夏バテ予防として「Hotto Motto」な一日もたまには必要である。
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節電

2011-06-22 23:35:18 | 日記
今年の梅雨はホントに雨がよく降るものの

さほど湿度もなく涼しくていいなと思っていた。


が、ここ数日の30度超えで状況は一変。

ついこの間まで、ロンTを来て夜を過ごしていたのに

いきなりの短パン、Tシャツのお目見えである。


早速今年初の蚊にも刺されたし、夏はもう目の前まで来ている。


Leyonaの「One blooD」(2000)

01. The Beat Goes On
02. Lover’s soul
03. オレンジ
04. Town to Town
05. Whoa child
06. 熱い闇
07. 花びら
08. Honey
09. Thinkin’
10. 或る曲
11. うた


ソウル、ブルース、ニューオーリンズ、レゲエ etc...

どんなジャンルにでもハマる存在感たっぷりの歌声。


G.Love, 仲井戸麗市, Dr.Kyon, Black Bottom Brass Band,

Rockin Time, Little Creaturesの鈴木正人、Asa-Changらが

しっかりと脇を固めた2000年リリースの1stアルバム。


乾いたリズムで畳み掛けるG.Loveと真っ正面から渡り合う

オープニングナンバー「The Beat Goes On」

某外資系CDストアで初めて耳にしてから10年以上の月日が過ぎるが

全く色褪せることなくそのビートは今でも続いている。


感傷的なメロディと仲井戸麗市のスライドが印象的なデビューシングル「オレンジ」

オレンジ色の光を放ち、全てを包みこむ力を彼女の声は持っている。


Dr.Kyonのピアノ、 Black Bottom Brass Bandのホーン。

言うまでもなくニューオーリンズへと誘われる「Town to Town」


彼女の十八番ともいうべきレゲエナンバー「Whoa child」「熱い闇」

Rockin Timeのツボを心得た演奏が非常に素晴らしい。


Little Creaturesの鈴木正人による絶妙なアレンジが施された「花びら」

ちまたに溢れる表面だけのR&Bシンガー達とは一線を画した

抜群の気怠さを持った歌いっぷりに感服させられる。


ボトムの利いた落ち着いたG.Loveサウンドを堪能できる「Honey」「Thinkin'」

サポートに徹しながらもG.Loveらしさを失っていないところは流石の一言。


悲しい唄、やさしい唄をこれからもうたっていたいと宣言される

ジャジーなラストナンバー「うた」


実に夏の気分をもり立てるLeyonaの「うた」だが

そのハスキーでクールなボイスゆえに

「湿度」や「暑さ」をあまり感じさせないのが魅力。


「節電」が叫ばれる昨今、賢く夏の暑さとも付き合わねばならない。

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2011-06-19 22:52:47 | 日記
想定外に舞い込んで来た臨時収入。

何を買おうか悩みに悩み

結局購入したのは帽子二つ。


ふとワードローブを確認してみると山積みになっている帽子たち。

ここ数年大物が買えなくなったせいもあり

帽子ばかりを買っている自分に気がつく。


「なぜおじさんは良く帽子を被るんだろう?」と若いころ疑問に思っていたが

自分もおじさんになって、外出時は必ずと言っていいほど帽子を着用している。


休みの日まで整髪料をつけてセットしてみても誰にアピールする訳でもない。

白髪も明らかにここ数年で倍増して、素のままで外を出歩くのもちとツラい。


そんな時、僕らをそっと「フォロー」してくれる気の利いたアイテム=「帽子」


Tom Waitsの「The Heart Of Saturday Night」(1974)

01. New Coat Of Paint
02. San Diego Serenade
03. Semi Suite
04. Shiver Me Timbers
05. Diamonds On My Windshield
06. The Heart Of Saturday Night
07. Fumblin' With The Blues
08. Please Call Me, Baby
09. Depot, Depot
10. Drunk On The Moon
11. The Ghosts Of Saturday Night


ボーンズ・ハウをプロデューサーに迎え

本来彼がやりたかったJazz色を全面に押し出した2ndアルバム。


当時25歳とは思えない人生の酸いも甘いも噛み締めたような嗄れ声。

若くして、おじさんの佇まいを持ち合わせたTomには「帽子」がよく似合う。


「San Diego Serenade」「Shiver Me Timbers」

「The Heart Of Saturday Night」「Please Call Me, Baby」

「Drunk On The Moon」

ピアノ、ベース、ドラムを基本とするシンプルな編成から紡ぎだされるジャジーな演奏。

「温かみ」「やさしさ」の宿った嗄れ声が僕ら「おじさん」をそっと「フォロー」してくれる。



今日は「土曜の夜」を一つ乗り越えた「日曜の夜」

明日からまた「帽子」を脱ぎ捨てての長い一週間が始まる。
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子守唄

2011-06-14 23:24:24 | 日記
ここ数日ろくに音楽も聴かずに疲れに任せて眠りについている。

当然翌日の目覚めも良いはずがない。


どんなに疲れていても

昔はどこかに音楽を聴く余裕があったのになと思う今日この頃。


やっぱり音楽が身体から抜けるといろんな

バランスも崩れてしまうのかもしれない。


Ry Cooderの「Chicken Skin Music」(1976)

1. The Bourgeois Blues
2. I Got Mine
3. Always Lift Him Up/Kanaka Wai Wai
4. He'll Have To Go
5. Smack Dab In The Middle
6. Stand By Me
7. Yellow Roses
8. Chloe
9. Goodnight Irene


ハワイアンとテックス・メックスを全面に取り入れた

初のセルプロデュースによる5thアルバム。

まさしく70年代のライの音楽の集大成ともいうべき作品。


オープニングはレッドベリーの「The Bourgeois Blues」

一曲目からアコーディオンとスライドギターが絶妙に絡み合い

Bluesとテックスメックスを結びつける。


ジム・ケルトナーの腰の据わったドラムの上を

独特のタイム感のギターとホーンが駆け抜ける「I Got Mine」

トーキングスタイルでボルテージがあがっていくライの歌唱も非常に素晴らしい。


梅雨のこの時期、誰もが待ち焦がれる

初夏の夕暮れ時の心地よい風を運んで来る「Always Lift Him Up」

間奏に差込まれるハワイアンナンバー「Kanaka Wai Wai」の美しさには

思わず目頭が熱くなる。


フラーコ・ヒネメスもゲストに向かえ

カントリーとテックスメックスを見事に繋ぎ合わせた「He'll Have To Go」

いつでも遠い昔にどこかで聴いたような懐かしい気持ちにさせてくれる。


最もクールなナンバー「Smack In The Middle」

ギター、コーラスともに文句の付けようのない

まさに「鳥肌」ものの格好良さがここにはある。


永遠の名曲「Stand By Me」もライにかかればこうなる。

ここでもフラーコ・ヒネメスのアコーディオンが程よい距離を保って

華を添えてくれる。


カントリーナンバーをハワイアンへと進化させた「Yellow Roses」

オールドジャズナンバーをハワイアンへと進化させた「Chloe」

どちらも穏やかにに寄せては返す波に身を任せているかのような

心地よさを感じさせるナンバー。

そういや「Chloe」は僕らのウェディングパーティーの入場曲として

使った思い出の曲でもある。


ラストは再びレッドベリーの「Goodnight Irene」

ほっこりとした気分で、快適な眠りへと誘われる「大人の子守唄」


久々に気持ちを落ち着けて聴けた「大人の子守唄」

疲れた身体の隅々にまで染み渡る優しい音。


明日の目覚めは久々に良いモノになりそうである。
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