年末に向け忙しくなるので、久々に髪を切りに行った。
最近ではなかなか休みの日に一人になる時間がないのだが
髪を切っている間は一人になれる貴重な時間でもある。
昔から色気づくのが早かったせいか「散髪屋」や「美容室」に行く
のがとても好きだった。
小・中学校の頃は当然近所の「散髪屋」
わざと混んでいる時を見計らって行き、ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオン
と言った週間マンガを片っ端から読みあさっていた。
それでも髪を切るときになるとあれやこれやと注文をつけて
翌日には学校に誇らしげな顔をして登校したものである。
高校、大学になると「美容室」へ。
最初の頃は「散髪屋」との違いにいろいろと戸惑いながらも
待ち時間にファッション雑誌や情報誌などを分かった風に読み
お店でかかる洒落た音楽に時折耳を傾け
出されるコーヒーを苦いなとおもいつつも飲み干し
精一杯背伸びして落ち着いた様子を装っていた。
Van Morrisonの「Moondance」(1970年作品)
タイトルチューン「Moondance」を含む前半3曲の流れは文句の付けようもない。
「And It Stoned Me」の土臭さで心をつかまれ
「 Moondance」の軽やかなスウィング感で大人のRockの世界へと引きづりこまれる。
シンコペーションの波に身を委ねながら
「 Crazy Love」の甘くせつない世界へと自然に流されて行く。
幾つ歳を重ねても、この三曲を聴くと「大人の香り」を感じずにはいられない。
たしかこのアルバムを初めて耳にしたのはどこかの「美容室」であった。
今ではもっぱら世間話と近況報告の場所なのだが
昔とは違い、妙に落ち着いた気持ちで「安らげる自分」と
昔と同様に、新しい髪型に「胸を膨らませる自分」がいる。
あの時の「Moondance」の「シンコペーション」の波はいまだに続いている。
最近ではなかなか休みの日に一人になる時間がないのだが
髪を切っている間は一人になれる貴重な時間でもある。
昔から色気づくのが早かったせいか「散髪屋」や「美容室」に行く
のがとても好きだった。
小・中学校の頃は当然近所の「散髪屋」
わざと混んでいる時を見計らって行き、ジャンプ、サンデー、マガジン、チャンピオン
と言った週間マンガを片っ端から読みあさっていた。
それでも髪を切るときになるとあれやこれやと注文をつけて
翌日には学校に誇らしげな顔をして登校したものである。
高校、大学になると「美容室」へ。
最初の頃は「散髪屋」との違いにいろいろと戸惑いながらも
待ち時間にファッション雑誌や情報誌などを分かった風に読み
お店でかかる洒落た音楽に時折耳を傾け
出されるコーヒーを苦いなとおもいつつも飲み干し
精一杯背伸びして落ち着いた様子を装っていた。
Van Morrisonの「Moondance」(1970年作品)
タイトルチューン「Moondance」を含む前半3曲の流れは文句の付けようもない。
「And It Stoned Me」の土臭さで心をつかまれ
「 Moondance」の軽やかなスウィング感で大人のRockの世界へと引きづりこまれる。
シンコペーションの波に身を委ねながら
「 Crazy Love」の甘くせつない世界へと自然に流されて行く。
幾つ歳を重ねても、この三曲を聴くと「大人の香り」を感じずにはいられない。
たしかこのアルバムを初めて耳にしたのはどこかの「美容室」であった。
今ではもっぱら世間話と近況報告の場所なのだが
昔とは違い、妙に落ち着いた気持ちで「安らげる自分」と
昔と同様に、新しい髪型に「胸を膨らませる自分」がいる。
あの時の「Moondance」の「シンコペーション」の波はいまだに続いている。