Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

探し物

2011-04-29 00:00:07 | 日記
数日前から姿が見当たらなくなった運転免許証。

休みに入ったら、きっとどこかからでてくるだろうと

安易に考えていたが、心当たりを探してみても全く見つからず。


本気で記憶を辿ってみたものの、最近の記憶は我ながら全く頼りにならない。

もうさすがに諦めモードで、再発行の手続きに行こうと決めつつも

最後の最後に念のためと確認した履き慣れないズボンのポケットに確かな感触。


今後「探し物」の際には、まずは自分の記憶を疑い

最後まで諦めずに探し続けることを悟った一日。


Lucinda Williamsの「Car Wheels on a Gravel Road」(1998)

01. Right In Time
02. Car Wheels On A Gravel Road
03. 2 Kool 2 Be 4-Gotten
04. Drunken Angel
05. Concrete And Barbed Wire
06. Lake Charles
07. Can't Let Go
08. I Lost It
09. Metal Firecracker
10. Greenville
11. Still I Long For Your Kiss
12. Joy
13. Jackson


Gurf Morlix、Steve Earle、Buddy Millerなど

オルタナ・シーンの重要人物たちが一同に会した1998年作品。

グラミー賞の最優秀コンテンポラリー・フォーク・アルバムを受賞し

オルタナ界の女王の地位を不動のものとした記念碑的作品。


アルバム・タイトルそのものの通りに

「砂利道」の上でも、軋みをものともせず転がる車輪のごとく

「Right In Time」の最初のドラムの音から

「Jackson」の最後のギターの音にいたるまで

すべての音が心の中を駆け巡る。


ここで聴かれる程よくざらつきのある様々なギタープレイは

まさに20代の終わりに僕のもとに届けられた数年来の「探し物」


明日は朝からドライブ。

当然本作を車に持ち込みたい所ではあるが

ラックの心当たりの場所には見当たらない。


今からまた「探し物」が始まる。

すぐに見つかれば良いのではあるが。。。
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ローカル

2011-04-28 01:28:49 | 日記
いよいよ明日から連休に突入。

今年は暦の関係もあってか例年よりもやや長め。


1000円高速も、もうすぐ終わりそうなので

家族には遠出をせがまれそうではあるが

数日は「ローカル」なところでのんびりと過ごしたい。


The Subdudesの「Live At Last」(1997)

01. Straight Shot
02. All The Time In The World
03. He's Got You On His Mind
04. Intro
05. Too Soon To Tell
06. Late At Night
07. Light In Your Eyes
08. Intro
09. Tell Me What's Wrong
10. Why Can't I Forget About You
11. Message Man
12. Intro
13. Sugar Pie
14. Cold Nights
15. Sarita
16. Need Somebody
17. Intro
18. Bye Bye


ブルース、カントリー、ザディコなどの

雑多なサウンドをニューオーリンズというフィルターを通して

まとめ上げた1997年のライブ作品。


それまでの4枚のスタジオ・アルバムを総括する形でのまさにベストな選曲と演奏。

90年代を代表するライブ・アルバムと言っても過言ではないハイクオリティ。


極めてシンプルにリズムの主体をなすタンバリン。

このタンバリンが実に的確にリズムを刻む。

いわゆるセカンド・ラインビートをふんだんに取り入れてはいないものの

つっかかるようにシンコペートするこの感覚は

紛れもなくニューオーリンズの「ローカル」でしか根づかないもの。


ロックバンドもニューオーリンズ流儀ではこうなる。

間違いなく僕の音楽観の幅はこの作品によって広げられた。



久々に曲作りでも知てみようかな。。。
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チェンジアップ

2011-04-21 00:06:24 | 日記
気がつけばいつの間にか職場でも最年長の立ち場に。

脂の乗り切った若手陣のように

スピードの乗った「直球勝負」はもう出来そうにない。


無理をしたらきっと肩は壊すだろうし、良いことはない。

ここは「チェンジアップ」を有効につかった緩急の使い分けが求められている。


細野晴臣の「HoSoNoVa」(2011)

1. ラモナ
2. スマイル
3. 悲しみのラッキースター
4. ローズマリー、ティートゥリー
5. ただいま
6. ロンサム・ロードムービー
7. ウォーカーズ・ブルース
8. バナナ追分
9. レイジーボーン
10. デザート・ブルース
11. カモナ・ガール
12. ラヴ・ミー


1973年の1stソロアルバム「HOSONO HOUSE」以来

38年ぶりに原点に立ち返って歌う全曲ボーカル・アルバム。


タイトルから予測出来るようにボサノバ調のサウンドが随所に聴かれるが

オールドタイミーなポップス、カントリー、ブルースなども絡めた

ユルめのアコースティックなサウンドが全編に流れて来る。

相変わらずの肩肘張らずとも存在感のある歌声は

言うまでもなく癒しを与えてくれる。


「HoSoNoVa(ホソノ場)」に集結したメンバーは

最近のライブサポートでおなじみのコシミハル、高田漣、伊賀航、伊藤大地

旧知の鈴木茂、林立夫、佐藤博、徳武弘文、さらにゲストにはヴァン・ダイク・パークス

星野源、中村まり、Coccoと言った若手メンバーとの交流も

見逃せない所である。


20世紀ポップスの伝導師とご自身でおっしゃるように

「ラモナ」「スマイル」「レイジーボーン」

「デザート・ブルース」「ラヴ・ミー 」と言った名曲のカバーと

違和感なく並べられた書き下ろしのオリジナル作品。

とりわけ「悲しみのラッキースター」「ウォーカーズ・ブルース」

「バナナ追分」あたりのユルさはまさに不意をつかれた「チェンジアップ」のよう。


4月に入り何かと気忙しい毎日を過ごしているが

「ただいま」の後には、今後の「チェンジアップ」のスタンスのためのも

しばらくは本作が手放せそうにない。
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想定

2011-04-20 01:57:17 | 日記
ここのところ連日に渡って天気はぐずつき気味。

「春なのに」相変わらず続く小寒さ。


ふと思い出したのは数年前のある日の曇り空。


雲間から覗いた太陽が最後には大空を支配し

気がつけばあたたかくやさしい光に包まれていた。

曇り空もいつかは晴れるのである。


Roberta Flackの「Feel Like Makin Love」(1975)

1. Feelin' That Glow
2. I Wanted It Too
3. I Can See The Sun In Late December
4. Some Gospel According To Matthew
5. Feel Like Makin' Love
6. Mr. Magic
7. Early Ev'ry Midnite
8. Old Heartbreak Top Ten
9. She's Not Blind


甘く、優しく、時にせつなくもあるサウンドメイキング。

ジャケットの不思議なイラストと色彩がその世界観を物語っている1975年作品。


プロデューサーEugene McDaniels絡みのナンバー。

Mellowな展開に差込まれるタイトな演奏が印象的な「Feelin' That Glow」

数々の名カバーを産むこととなる稀代の名曲「Feel Like Makin' Love」

跳ねるような軽やかさを感じさせてくれる「Old Heartbreak Top Ten」


Stevie Wonderのペンによる「I Can See The Sun In Late December」

多面的な展開ではあるが、通して聴けば一つのストーリーとして

成り立っている組曲的ナンバー。


Ralph MacDonald & William Salterによる

「陽」と「陰」を巧く取り合わせた「I Wanted It Too」「Mr. Magic」


甲乙付けがたい粒ぞろいの佳曲の中には

やさしいRobertaノ歌声が隅々まで染み渡っている。


生きていれば良いことばかりではなく時に悪いことにも遭遇する。

そんなことは誰しもが「想定」していること。

それを遥かに超える「想定外」な出来事も時には起きてしまう。


ただ「人」も「地球」も「太陽」も最後にはきっとやさしく微笑んでくれる。

それは「想定」しておいていいはずである。
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Higher

2011-04-13 23:58:12 | 日記
今日は息子の入園式。


これからの人生の中で避けては通れない集団生活がついに始まる。

ここ数日それを察してかどうかは分からないがいつも以上にママにべったり。


生まれてから3年と数ヶ月。

すっと一緒の日々を過ごして来たママからの「巣立ち」


Sly & The Family Stoneの「Stand」(1969)

1. Stand!
2. Don't Call Me Nigger, Whitey
3. I Want To Take You Higher
4. Somebody's Watching You
5. Sing A Simple Song
6. Everyday People
7. Sex Machine
8. You Can Make It If You Try



魂を揺さぶるように高揚するサウンド。

ロックの中にファンクが絶妙のバランスで溶けこんだ69年作品。


以前にも書いたような気がするが

ジャケット写真での「Thinline 69」を抱えたSlyの姿にすっかりやられて

「Thinlineユーザー」の仲間入りを果たすこととなった思い出深い作品でもある。


「Stand!」「Somebody's Watching You」「Everyday People」

世に根強くはびこる人種の壁を

「明瞭なメロディ」と「先鋭的なリズム」で軽やかに飛び越えてしまう彼ら。



まだぎこちないであろう「巣立ち」後の息子の「羽ばたき」

僕に出来ることは、背後からそっと見守りつづけること。

きっと数日後には「Higher(より高く)」羽ばたけるようになることだろう。
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