Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

煌き

2013-06-26 21:03:49 | 70s
空梅雨かと思いきや、先日の台風以来

なんだかんだでちょこちょこと降り続く雨。


例年よりもジメジメせず過ごしやすいのはとても有り難い。

これで心配されていた水不足もなんとかなりそう。


夏前の大仕事もなんとか今日で終了だし

あとは梅雨明けの「煌き」の太陽を待つのみ。


Aretha Franklinの「Sparkle」(1976)

1. Sparkle
2. Something He Can Feel
3. Hooked On Your Love
4. Look Into Your Heart
5. I Get High
6. Jump
7. Loving You Baby
8. Rock With Me


日本では未公開の映画『Sparkle』のサントラとして発表された1976年作品。

プロデューサーはCurtis Mayfield

シカゴ録音にてたった2日間で録音された8曲すべてがArethaのボーカル入り。

所詮サントラ盤だろうと侮ってはいけない名作。

尤もこの二人の組み合わせを聞けば、誰も侮りはしないだろうが…


流麗なピアノ&ストリングス

幾重にも重なる非常に厚みのあるコーラス

目映いばかりに「閃光」を放つCurtisワールド満載の「Sparkle」


これまたCurtisお得意のミディアムな三連のリズムの上を

表情豊かな歌声が自由に渡り歩く「Something He Can Feel」


イントロのスキャットからピースフルとしか言いようのない「Look Into Your Heart」

しかしながら改めて本当に優れたメロディーラインである。


充実のひとときを締めくくる「Rock With Me」

聴衆を引き込むコンパクトにまとまったイントロはこれ以上にない。

サビのボーカルとホーンの掛け合いも実にイカしている。


ArethaとCurtisによる最高の「煌き」アワー。



週末開催のひさびさの「音楽会」のBGMに

本作をチョイスしたい。
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似顔絵

2013-06-16 22:58:59 | 60s
息子からもらった父の日の「似顔絵」


黒々とした量の多い髪の毛

濃くて太い眉毛

お気に入りのヴィンテージのセル眼鏡

無駄に高い鼻

厚ぼったい唇

顎下のちょび髭 etc...

自分ってこんな顔してるんだと改めて思い知らされました。


Harry Nillsonの「Aerial Ballet」(1968)

01. Daddy's Song
02. Good Old Desk
03. Don't Leave Me
04. Mr. Richland's Favorite Song
05. Little Cowboy
06. Together
07. Everybody's Talkin'
08. I Said Goodbye to Me
09. Little Cowboy
10. Mr. Tinker
11. One
12. The Wailing on the Willow
13. Bath


「空中バレー」という邦題がピッタリと当てはまる

宙を駆け巡るような表現力豊かな歌唱を堪能出来る1968年作品。


「似顔絵」と思わしきジャケットの雰囲気に心を奪われ

思わずジャケ買いした想い出の一枚でもある。


ピアノとタップの賑やかな演奏に次いで

非常に軽やかに幕を開ける「Daddy's Song」

息子の目から見た父親の姿を描いたナンバー。

The Monkeesによるカバーでも有名である。


ノスタルジックな雰囲気が心の琴線を刺激する

「Don't Leave Me」「Mr. Richland's Favorite Song」「Together」

緩急の使い分け、スキャットの絶妙さ、美しいハーモニーなど

その歌の巧さには目を見張るものがある。


映画「Midnight Cowboy」のテーマ曲となり大ヒットとなった

本作中唯一のカバー(オリジナルはFred Neil)となる「Everybody's Talkin」

その後グラミー賞を獲得したことも納得出来る仕上がり。


ボサノバタッチの柔らかな手触りの「The Wailing on the Willow」

対照的にゴージャスな味わいの「Bath」

そして閉めは再びピアノとタップの賑やかな演奏へと戻る

実に洒落たエンディング。


笑えるほどに僕の特徴をとらえていた「似顔絵」

写真も何も見ずに幼稚園で書いたらしい。

しかし年少、年中、年長となるにつれ随分と腕を上げられたことで。


来年小学校に上がるとこうやって「似顔絵」をもらうこともなくなるのかな。

是非とも名作を今後とも残して欲しいものである。

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弾丸

2013-06-13 00:28:34 | 70s
台風がくるかと心配してたら思いっきりの空振り。

仕事にも影響が出そうだったので一安心してたら

「弾丸(Cannon Ball)」のようにやって来た気温上昇。


一昨日の最高気温は36.5度。

平熱の低い僕としては完全に体温越えである。


ほどほどの暑さで良いんだけどね。



Van Morrisonの「Tupelo Honey」(1971)

1. Wild Night
2. (Straight To Your Heart) Like A Cannon Ball
3. Old Old Woodstock
4. Starting A New Life
5. You're My Woman
6. Tupelo Honey
7. I Wanna Roo You (Scottish Derivative)
8. When That Evening Sun Goes Down
9. Moonshine Whiskey


Elvis Presleyの故郷であるTupeloへの想いと

恋人そして音楽への愛を重ね合わせた1971年作品。


印象的なリフに冒頭から引き込まれる「Wild Night」

90年代のJohn Mellencampのカバーでも有名。

オープニングに持って来いの疾走感あふれる一曲。


「(Straight To Your Heart) Like A Cannon Ball」

軽快なワルツに乗って全ての音が心地よく踊っている。

まさしく「弾丸」のように心を射抜かれること間違いなしのベストトラック。


名曲Cazy Loveの影が見え隠れするがそれはそれとして

タイトルナンバーとしてどっしりと本作を引き締める「Tupelo Honey」

Vanの愛情あふれる歌のみならず

間奏のバックの演奏の素晴らしさにも拍手である。


最後はカントリースタイルの3曲

「I Wanna Roo You (Scottish Derivative)」

「When That Evening Sun Goes Down」

「Moonshine Whiskey」で締めくくられる。

伸びやかなスライドギターが高揚感をより増幅する。


蜜の甘さがこれでもかと随所から感じられるが

妙に突き抜けた爽快さがあるのも本作の魅力。

人によっては、やや暑苦しいと思うだろうが

寝苦しい夜の清涼材として個人的には重宝している。



沖縄は梅雨明け。

本格的な夏もそこまで来ている。

「弾丸」のように訪れた急な暑さに負けないように

しっかりと体力作りをしなければ。
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偶然の再会

2013-06-04 00:19:03 | 70s
意識せずとも時々思い出す人々。


お互いに良い歳となった今

もう一度会って話してみたいとも思うが

どこで何をしているか全く分からない人も多い。


昔は同窓会などには全く気が向かなかったが

そろそろ参加してもいいかなと思ったりもしている。


ただ幹事役になれそうな人ともコンタクトが取れないから

結局のところはどうしようもないのだけれど。


Dave Masonの「It's Like You Never Left 邦題:忘れえぬ人」(1973)

01. Baby... Please
02. Every Woman
03. If You've Got Love
04. Maybe
05. Head Keeper
06. Misty Morning Stranger
07. Silent Partner
08. Side Tracked
09. Lonely One
10. It's Like You Never Left


前レーベル(ブルーサム)との契約問題がこじれた末のCBS移籍後第1弾となる5thアルバム。

毎年梅雨の時期になると恋しくなる永遠に「忘れえぬ」一枚。


ジム・ケルトナー、チャック・レイニー、カール・レイドル

ジム・ゴードン等による鉄壁のバック陣。

ジョージ・ハリスン(Son Of Harryと名乗って参加)

スティービー・ワンダー、グラハム・ナッシュなどの豪華ゲスト陣。

ごたごたが一段落ついたせいか、やや湿り気がありながらも

全体的にはすっきり爽快な作品に仕上がっている。


「Baby... Please」「Maybe」「Head Keeper」「It's Like You Never Left」

マイナー調でありながらも清涼感をそこなわないサウンド。

歌声はサラッと、ギターには愁いというバランスが絶妙。


ジョージ・ハリスンのスライドが華を添える「If You've Got Love」

スティービー・ワンダーのハープとの掛け合いが印象的な「Lonely One」


2分に満たない短い曲ではあるが

個人的に本作のベストトラックに挙げたい「Every Woman」

グラハム・ナッシュとの美しいコーラスはいつでも身体中に染み渡る。



僕にとっての「忘れえぬ人」たち。

きっとこういう時に今はfacebookとかなのだろうが

どうもそれは気が進まないので「偶然の再会」を待つしかないということか。。。
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