Music from Gen-dai

お気楽色の僕らのBlue

2013-03-31 23:45:31 | 70s
引っ越しのバタバタもなんとか落ち着き束の間の休日。

いつの間にやら「桜」は満開である。

(例年より明らかに一週間早い。)


恒例の友人たちとのお花見は来週末の予定。

散り行く「桜」を見ながらの花見も

それはそれでオツなモノではあるので

なんとかそれまで持ちこたえてくれるといいのだけれど。


Gram Parsonsの「Grievous Angel」(1974)

1. Return Of The Grievous Angel
2. Hearts On Fire
3. I Can't Dance
4. Brass Buttons
5. $1000 Wedding
6. Medley Live From Northern Quebec [A] Cash On The Barrelhead [B] Hickory Wind
7. Love Hurts
8. Ooh Las Vegas
9. In My Hour Of Darkness


カントリーというカテゴリーだけに収まらない

陽気さも愁いも兼ね備えた佳曲ぞろいの2ndアルバム。


全面で聴かれるGram ParsonsとEmmylou Harrisとのデュエット。

とくに「Hearts On Fire」「$1000 Wedding」「Love Hurts」での

美しいハーモニーは素晴らしいの一言だけでは語り尽くせない。


個人的なベストトラックは

本作中ただ一曲Gram一人で歌われる「Brass Buttons」

妙に説得力のある歌声で切々と歌われる最高の一曲。


以前何かで「桜」の魅力の一つは

散り行く時の潔さだと言う事を読んだ事がある。


本作リリースがされた時点でGramは帰らぬ人となっていた訳で

そう思って聴くと「桜」と同じような魅力を感じずにはいられない。


今年は散り行く「桜」を眺めながら

ゆったりまったりと花見を楽しみたい。



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引っ越し

2013-03-26 00:03:52 | 70s
なんとかかんとか「引っ越し」も完了。

精神的にも肉体的にも結構疲れた数日間。


明日から心機一転

新しい場所で、新しい顔ぶれを迎えて

新しい年度が始まる。


早く寝ないといけないのだが

いろんな意味でなかなか寝付けそうにない。


こんな日は方苦しくない

底抜けに明るめの音楽が聴きたくなるもの。


Ringo Starrの「Ringo」(1973)

01. I'm The Greatest
02. Have You Seen My Baby?
03. Photograph
04. Sunshine Life For Me (Sail Away Raymond)
05. You're Sixteen
06. Oh My My
07. Step Lightly
08. Six O'clock
09. Devil Woman
10. You and Me (Babe)
11. It Don't Come Easy
12. Early 1970
13. Down And Out


Beatles解散後、John,Paul,Georgeの3人のみならず

The Bandの面々,Mark Bolan,Harry Nillsonまでもが集結した

1973年リリースの3rdアルバム。


これだけのメンバーが揃えられるのもRingoのみなせる技であろう。

理屈抜きでこれほどリラックスして聴けるアルバムもない。


個人的に本作でお気に入りの曲は

「Photograph(邦題:想い出のフォトグラフ)」と「Step Lightly」


明日から新しい場所で

また沢山の想い出のフォトグラフが出来る事だろう。


とにもかくにも初日は

トラブルなく足取り軽やかに(Step Lightly)行きたいところである。





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祝音

2013-03-12 23:56:52 | 70s
何か良い事ありそうな快晴の今日。


その予感は的中で、懐かしの顔が

飛切りの手土産を持ってやってきた。


これまでやってきたこと。

今やっていること。

これからやろうとしていること。

その全てをつなげてくれる最高の手土産。


今の場所からもうすぐ新しい場所に移る僕らにとって

これ以上にない最後の思い出が刻みこまれた。



Ry Cooderの「Jazz」(1978)

01. Big Bad Bill Is Sweet William Now
02. Face To Face That I Shall Meet Him
03. The Pearls/Tia Juana
04. The Dream
05. Happy Meeting In Glory
06. In A Mist
07. Flashes
08. Davenport Blues
09. Shine
10. Nobody
11. We Shall Be Happy


古き良き時代のJazzを、ライ流に蘇らせた7作目。

ライ自身は不思議な事に失敗作と語っているらしいが

世のリスナーからの支持は非常に高い一枚であり、当然僕もその支持者の一人である。


酒のまったく飲めない僕としては

最高の手土産を持って来てくれた彼のために

景気よく祝杯を上げる事も出来ないので

代わりに「祝音」として本作から僕の大好きな曲を送りたいと思う。


「Face To Face That I Shall Meet Him」

「Happy Meeting In Glory」

「We Shall Be Happy」


実は今日は今年度の集大成の日でもある。

きっと彼が放った最高の「Shine(輝き)」は

後輩の彼らにも降り注いでくれることだろう。


そのときは再び「祝音」を上げなければ。
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シティーボーイ

2013-03-01 11:52:38 | 70s
先日嫁の付き添いで行った図書館での事。


自慢ではないが、レコードコレクターズ以外に

普段全く読書をしない僕としては図書館に行っても普通は全く楽しくない。


それでも付き添い故に何にもしない訳にも行かず

仕方なしに雑誌コーナーで時間をつぶすことに。


そこで目に飛び込んできたのはPOPEYEの表紙の「シティーボーイのABC」


このご時世に「シティーボーイ?」と思いながらふと手に取ると

何やら数年ぶりの大胆なリニューアル第1弾の号だったらしい。


POPEYEに登場するモデルの外人さんは、

僕らが中高生の頃にワクワクしながら見ていた時と同じように

洒落た服を身にまといながらもどこか垢抜けない素朴な雰囲気を醸し出している。


これこそ僕が若いころに刷り込まれた「シティーボーイ」の姿。


Ronnie Lane & Slim Chanceの「One For The Road」(1976)

1. Don't Try 'n' Change My Mind
2. 32nd Street
3. Snake
4. Burnin' Summer
5. One For The Road
6. Steppin' An 'Reelin' (The Wedding)
7. Harvest Home
8. Nobody's Listenin'
9. G 'Morining


POPEYEを久々に読みながら

ふと脳裏に浮かんできたのがRonnie Laneのこと。


都会育ちの英国人ゆえに、とても洒落た出で立ちで

なんともイナたい田舎の香りのする音楽を楽しげに演奏する。

そんな彼の姿をYou Tubeで沢山見ていたからかも知れないが

僕の思う「シティーボーイ」の理想形にぴったりと彼の姿がハマった。


Slim Chanceとの共同名義で出された3作目となる本作は

カバー曲を含まない全編彼のペンによる9つの歌で埋め尽くされた

集大成とも言える一枚。


当時テントショーで色々な出し物と共に彼自身がコンサートを行っていたらしい。

その様子は本作のアルバムジャケットから感じ取れる。


この時代にタイムスリップができるとしたら

是が非ともその場へと駆けつけ

Ronnieと共に「One For The Road」と歌い

Ronnieと共に「Harvest Home」を演奏したい。


勿論お気に入りの洋服を身にまとって。
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